2021/08/11(水) - 17:00
今回のプロバイクレポートは、ドゥクーニンク・クイックステップのTARMAC SL7やSHIV TTを紹介。初日にマイヨジョーヌを獲得したジュリアン・アラフィリップ(フランス)、そして何よりもツールのステージ勝利数更新に注目が集まったマイヨヴェールのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)など今ツールでも大成功を収めたチームバイクだ。
ドゥクーニンク・クイックステップのメインバイク、スペシャライズド TARMAC SL7 photo:Makoto AYANO
ほぼ全ての選手が専用ステムを使用していた photo:Makoto AYANO
サドルもスペシャライズド、カヴェンディッシュはS-Works Power with Mirrorを使用 photo:Makoto AYANO
アルカンシェルを着用しつつ、初日にステージ優勝を果たした3人目の選手となったジュリアン・アラフィリップ(フランス)や、ステージ4勝を挙げメルクスに並ぶ通算34勝を果たし、マイヨヴェールを獲得したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)によって、今年のツールでも圧倒的な存在感を示した「ウルフパック」こと、ドゥクーニンク・クイックステップ。
常勝チームの活躍を支えるのは、長年にわたってタッグを組むスペシャライズドのオールラウンドレーサー、TARMAC SL7。昨年まではエアロロードのVENGEを駆る選手の姿も見られたが、今年は全選手がTARMACで3週間を戦い抜いた。更に、タイムトライアルバイクはSHIV TT Discと、使用機材を100%ディスクブレーキ化しているチームの一つでもある。
バーテープはスパカズ、専用のアウトフロントマウントが装備される photo:Makoto AYANO
通常ケーシングのS-WORKS TURBOを使用する選手も photo:Makoto AYANO
ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)のS-WORKS TARMAC SL7 photo:Makoto AYANO
カヴェンディッシュのバイクの計測チップカバー用のラテックスチューブはグリーンのものに変更されていた photo:Makoto AYANO
他の選手は赤いラテックスチューブを使用 photo:Makoto AYANO
シマノのグローバルサポートチームでもあるドゥクーニンク・クイックステップは、油圧ディスクブレーキのDURA-ACE DI2で統一。軽量化と横風耐性を重視してか、ノーマルバイクのディスクローターにはXTRのRT-MT900を採用する選手が大半だが、TTバイクにはDURA-ACEのSM-RT900を使用している。ハンドルはスペシャライズド製品を使う選手もいれば、PRO製品を使う選手もいるが、ステムはほぼ全選手がスペシャライズドを使用している。
一方、ホイールはシマノではなく、ロヴァールを採用する。山岳ステージではALPINST、平坦ステージではRAPIDE CLXと使い分ける。必然的にタイヤはクリンチャーに。主に使用するのはスキンサイドのTURBO COTTONだが、ステージによってはブラックサイドのTURBOを使用する選手も。
TTではスペシャライズドのSHIV TT Discを使用 photo:Makoto AYANO
手首にはリシャール・ミルが photo:Makoto AYANO
シューズもスペシャライズド。新型のARESの使用率も高い。 photo:Makoto AYANO
サドルもスペシャライズドで、ROMINやPOWERなど、選手によって好みのモデルを使用する。カヴェンディッシュは3Dパッドを使用したS-Works Power with Mirrorを使用していた。加えてヘルメットやシューズなど、身体と触れるタッチポイントはスペシャライズドで統一されている。
コンピュータはワフーのElemnt Boltで、ステムのキャップに装着するスペシャライズドオリジナルのアウトフロントマウントを介して装着する。ボトルケージはタックスのDevaだ。
乗られることは無かったが、カヴェンディッシュに用意されたスペシャルペイントのバイク photo:Makoto AYANO



アルカンシェルを着用しつつ、初日にステージ優勝を果たした3人目の選手となったジュリアン・アラフィリップ(フランス)や、ステージ4勝を挙げメルクスに並ぶ通算34勝を果たし、マイヨヴェールを獲得したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)によって、今年のツールでも圧倒的な存在感を示した「ウルフパック」こと、ドゥクーニンク・クイックステップ。
常勝チームの活躍を支えるのは、長年にわたってタッグを組むスペシャライズドのオールラウンドレーサー、TARMAC SL7。昨年まではエアロロードのVENGEを駆る選手の姿も見られたが、今年は全選手がTARMACで3週間を戦い抜いた。更に、タイムトライアルバイクはSHIV TT Discと、使用機材を100%ディスクブレーキ化しているチームの一つでもある。





シマノのグローバルサポートチームでもあるドゥクーニンク・クイックステップは、油圧ディスクブレーキのDURA-ACE DI2で統一。軽量化と横風耐性を重視してか、ノーマルバイクのディスクローターにはXTRのRT-MT900を採用する選手が大半だが、TTバイクにはDURA-ACEのSM-RT900を使用している。ハンドルはスペシャライズド製品を使う選手もいれば、PRO製品を使う選手もいるが、ステムはほぼ全選手がスペシャライズドを使用している。
一方、ホイールはシマノではなく、ロヴァールを採用する。山岳ステージではALPINST、平坦ステージではRAPIDE CLXと使い分ける。必然的にタイヤはクリンチャーに。主に使用するのはスキンサイドのTURBO COTTONだが、ステージによってはブラックサイドのTURBOを使用する選手も。



サドルもスペシャライズドで、ROMINやPOWERなど、選手によって好みのモデルを使用する。カヴェンディッシュは3Dパッドを使用したS-Works Power with Mirrorを使用していた。加えてヘルメットやシューズなど、身体と触れるタッチポイントはスペシャライズドで統一されている。
コンピュータはワフーのElemnt Boltで、ステムのキャップに装着するスペシャライズドオリジナルのアウトフロントマウントを介して装着する。ボトルケージはタックスのDevaだ。

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