A.S.O.がパリ〜ルーベ2021年大会の延期を発表した。男子レースは10月3日に、初開催となる女子レースは10月2日(世界選手権の翌週)に日程が変更されている。



朝にかけて冷え込んだコンピエーニュをスタート朝にかけて冷え込んだコンピエーニュをスタート photo:CorVos
再度増加傾向にあるフランス国内の新型コロナウイルス感染者数を受け、主催者A.S.O.(アモリ・スポル・オルガニザシオン)は、コースとなるオー・ド・フランス地域圏の要請を受諾する形で第119回パリ〜ルーベ、そして第1回女子パリ〜ルーベの延期を決定した。

フランスでは24時間の感染数が6万人に迫るなど3次流行が蔓延しており、現在19の地域に対して施行している封鎖措置は4月3日からフランス全土に拡大する。これによって地域間の移動が制限され、6時から19時の間は住居地から半径10キロメートル圏外に出る際は移動確認書を所持する必要があるという。パリ〜ルーベの延期によって、今後は他のレースも延期または中止に追い込まれる可能性が高くなる。

昨年は延期から中止となり、再び延期決定が下された「クラシックの女王」。延期日程の10月第1週末はロード世界選手権(ベルギー)とイル・ロンバルディア(イタリア)に挟まれた日取りに。感染状況が改善し、再び開催されることを祈るばかりだ。

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