ジロ・デ・イタリアの各リーダージャージを供給するカステリが2021年大会に向けたマリアローザを発表。総合優勝者に手渡される「トロフェオ・センツァフィーネ」を落とし込んだデザインに生まれ変わった。



ジロ・デ・イタリア2021年大会のマリアローザが発表されるジロ・デ・イタリア2021年大会のマリアローザが発表される (c)CASTELLI
「2021年マリアローザのインスピレーションは、テイオ・ゲイガンハートが最終ステージのミラノで総合首位に浮上し、表彰台に上ったことから生まれています。ジロを象徴するこのジャージを得た選手はサイクリング界の歴史に名を残すと掃除に、トロフェオ・センツァフィーネ(=終わりなきトロフィー)をオマージュした、過去の優勝者たちの名を身に纏うこととなります」。

イタリアのサイクリングアパレルブランド、カステリは2021年ジロ・デ・イタリアに用いられる新デザインをそのように説明している。

マリアローザ90周年を祝うジャージはピンクの濃淡でトロフェオ・センツァフィーネが描かれ、その中には過去マリアローザを勝ち取ってきた選手の名前が刻まれる。トップスポンサーである電力会社エネル社が記されるほか、背中と後ろ首、そしてジッパーにも金色のトロフェオ・センツァフィーネが配さた高級感ある仕上がりだ。

「このジャージは過去の歴史を祝うのみならず、軽量で通気性に優れ、さらにエアロダイナミクスにも注力すべく風洞実験を重ねたハイパフォーマンスモデルです。生地サプライヤーのSitip社と協力の上100%リサイクル素材を使い、過去だけでなく未来の地球環境も見据えたモデルです」と加えられている。


Giro d'Italia 2021 | Maglia Rosa from Castelli Cycling on Vimeo.


カステリによれば、このマリアローザを含めた2021年ジロの各リーダージャージは4月末に店舗、そして公式オンラインショップで販売されるという。

第104回ジロ・デ・イタリアは5月8日(土)にトリノでの個人タイムトライアルで開幕し、30日(日)にミラノでの個人タイムトライアルで閉幕する。