「スプリンター向けのクラシック」クールネ〜ブリュッセル〜クールネ。逃げたマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)は残り1.6kmで捉えられ、30名の集団フィニッシュでマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)が勝利した。



アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ) (c)CorVosマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス) (c)CorVos

フランドルの丘陵地帯を駆け巡るフランドルの丘陵地帯を駆け巡る (c)CorVos
オンループ・ヘットニュースブラッド(UCIワールドツアー)の翌日日曜日に開催されるのがクールネ〜ブリュッセル〜クールネ(UCI1.Pro)だ。その名の通りクールネを発着するクラシックレースで、かつては首都ブリュッセルまで行って戻ってくる往復コースが設定されていた。しかし、ブリュッセルの都市化に伴って1960年代に主催者はコースを変更。現在はブリュッセルの手前でUターンし、オースト=フランデレン州のいわゆる「フレミッシュ・アルデンヌ」を駆け巡るコースが設定されている。

オウデクワレモントやクルイスベルグなどの急坂を12箇所、石畳を5箇所含むフランドルらしさ溢れるコースだが、前日のオンループと比べると終盤は平坦基調。スプリンター向きのクラシックレースとして親しまれるが、ここ2年間は単独逃げ切りが決まるなど、誰にとってもチャンスがある。レースカテゴリーはUCIワールドツアーの下のUCIプロシリーズだが、モビスターとユンボ・ヴィズマを除く17のUCIワールドチームが集結。オンループをスキップしたオランダ王者、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)の出場も注目を集めた。

逃げグループを牽引するマチェイ・ボドナル(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)逃げグループを牽引するマチェイ・ボドナル(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos
急坂が12箇所、石畳が5箇所含まれたコース急坂が12箇所、石畳が5箇所含まれたコース (c)CorVos
この日はマチェイ・ボドナル(ポーランド)とパトリック・ガンパー(オーストリア)のボーラ・ハンスグローエコンビや、ルドウィク・デウィンター(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)、アルチョム・ザハロフ(カザフスタン、アスタナ・プレミアテック)を含む6名がエスケープ。メイン集団は3分半のリードを与えてフランドルの丘を進んでいたが、フィニッシュまで84kmを残してファンデルプールが猛然とアタック。「レースの流れを見て反射的にアタックした。これからやってくるレースに備える最良の選択だと思った」と飛び出したオランダ王者には、ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)が同調した。

ハイテンポを刻んだファンデルプールとナルバエスは、悪名高きオウデクワレモント(距離2,200m/平均4%/最大11.6%)を越えたタイミングで逃げグループにジョイン。2分後方のメイン集団でもヤスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)のペースアップにカスパー・アスグリーン(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ)やジョン・デゲンコルプ(ドイツ、ロット・スーダル)、グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2Rシトロエン)、ティシュ・ベノート(ベルギー、チームDSM)といった強者揃いの集団が抜け出す形に。

残り84km地点でアタックしたマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)とジョナタン・ナルバエス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)残り84km地点でアタックしたマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)とジョナタン・ナルバエス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ) (c)CorVos
ファンデルプールとナルバエスが先頭グループに合流して逃げるファンデルプールとナルバエスが先頭グループに合流して逃げる (c)CorVos
追走グループを率いるマッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)追走グループを率いるマッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ) (c)CorVos
最後の急坂クルイスベルグをクリアし、50kmに及ぶ平坦区間に入った時点で先頭グループと追走グループの差はおよそ45秒。その差はしばらく増減を繰り返しながら均衡を保っていたものの、20kmを切って大集団が追走グループに合流したことで勢いを増すことに。

一度フィニッシュラインを通過(残り15.9km地点)したタイミングでのタイム差は13秒、残り10kmのタイム差は15秒。「タイム差を維持できたので逃げ切りを信じ続けた。うまく協調できていたので自らアタックすることはなかった。一人で逃げるよりペースは良かったと思う」と言うファンデルポールだったが、フィニッシュまで3kmを切るとタイム差は急降下。残り1.6kmで、集団スプリントに目標を切り替えた大集団がついに逃げグループを捉えた。

同大会3年ぶりとなる集団スプリントに参加したのは30名。ファンデルポールが後方に埋もれる一方、先頭ではストゥイヴェンが残り200mで前世界王者マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)を発射する。トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)とアントニー・テュルジス(フランス、トタル・ディレクトエネルジー)がもがくその前で、力強いスプリントで突き進んだピーダスンが右手を、そして両手を広げ勝利をアピールした。

集団スプリントを制したマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)集団スプリントを制したマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) (c)CorVos
クールネ~ブリュッセル~クールネ2021表彰台 2位テュルジス、1位ピーダスン、3位ピドコッククールネ~ブリュッセル~クールネ2021表彰台 2位テュルジス、1位ピーダスン、3位ピドコック
絶好のリードアウトを担ったストゥイヴェンと抱き合い、今シーズン初勝利を喜んだピーダスンは「最悪な結果に終わった昨日と違って最高の気分だ。昨日はボコボコにやられてしまったので、我がチームここにありということを示せて良かった。こういう時は言い訳を探るんじゃなく、自らの結果で示すほうが良い」とリベンジ達成を喜ぶ。トレックは前日のオンループで第一集団に絡めず、アレックス・キルシュ(ルクセンブルク)の2分44秒遅れ63位がやっとだった。

「マチューがアタックした時は彼の後ろにいたけれど、フィニッシュまであまりにも遠かったので集団に留まったんだ。クワレモントでの位置取りはOKだったけれど、実際ペースには遅れがち。そこからジャスパーが追走グループに入った。彼はスプリントに強いので、彼が前、僕が後ろにいるという状況は理想的だった。最終ストレート前に横風区間があると知っていたのでジャスパーは後ろではなく、かといって前過ぎることもない絶妙な位置取りをしてくれたんだ。タイミングを待ちに待ち、彼が絶妙なタイミングでリードアウト。彼は今日最高だったよ」と振り返るピーダスン。表彰台でロバの人形を受け取ったピーダスンは、「このロバをライアン(ミューレン)って名付けることにするよ」と話し、戻ったチームバスの中で"ライアン"をストゥイヴェンに手渡した。
クールネ~ブリュッセル~クールネ2021結果
1位マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)4:37:04
2位アントニー・テュルジス(フランス、トタル・ディレクトエネルジー)
3位トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
4位マッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)
5位イエンセ・ビエルマンス(ベルギー、イスラエル・スタートアップネイション)
6位ソンニ・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
7位ニルス・ポリッツ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
8位グレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2Rシトロエン)
9位ベルト・ファンレルベルフ(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)
10位エリック・レッセル(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリング チーム)
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