CX世界選手権初日にオランダ連勝　ブラントが初のアルカンシエル獲得

ベルギーのオステンドでシクロクロス世界選手権が開幕した。女子エリートではルシンダ・ブラント（オランダ）が悲願のアルカンシエル獲得。男子U23ではピム・ロンハール（オランダ）が勝利を飾った。

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アンマリー・ワースト（オランダ）を従えてフィニッシュするルシンダ・ブラント（オランダ） (c)CorVos
自身初のアルカンシエルを射止めたルシンダ・ブラント（オランダ） (c)CorVos
雨と砂のアルカンシエルを決める大一番。女子エリートレース連覇を狙ったセイリン・アルバラード（オランダ）は第1コーナーでの落車からリズム取り戻せず遅れ、その後2周半を独走したデニセ・ベッツィマ（オランダ）もルシンダ・ブラント（オランダ）とアンマリー・ワースト（オランダ）に捉えられる。ブラントとワーストによる激しい一騎打ちは、最終周回に軽い接触でワーストが転倒したことで決着した。

諦めず追走するワーストを下し、ブラントが喜びを爆発させながらフィニッシュ。今季絶好調のまま臨んだ世界選手権で悲願のアルカンシエルを獲得した。

男子U23 ピム・ロンハール（オランダ）が勝利 (c)CorVos
また、ベルギーとオランダの総力戦と化した男子U23レースではピム・ロンハール（オランダ）がベルギー2名による追走を寄せ付けずに優勝。現在世界ナンバーワンの戦力を誇るオランダが、シクロクロス世界選手権初日で全勝優勝している。