ヴィクトリアパークで開催されたサントスフェスティバル最終日のクリテリウムで豪チャンピオンが勝利。ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)が初日のリードそのままに総合優勝を収めた。



レースをコントロールするバイクエクスチェンジレースをコントロールするバイクエクスチェンジ (c)Team BikeExchange
ツアー・ダウンアンダーの代替イベントとして開催された、サントス・フェスティバル・オブ・サイクリングはメルボルン郊外にあるヴィクトリアパークで開催された第4ステージで幕を閉じた。ド平坦の1.1kmコースを周回する1時間+1周形式のクリテリウムであり、レースは7名の逃げを、唯一のUCIワールドチームとして参加したバイクエクスチェンジがコントロールする展開で進んだ。

残り5周回で全ての逃げメンバーが捉えられ、残り1周でカーデン・グローブス(オーストラリア)を従えたバイクエクスチェンジのリードアウトトレインが発進する。豪ロードチャンピオンのキャメロン・マイヤーが、続いて最終発射台のアレクサンダー・エドモンソン(オーストラリア)がグローブスを解き放ったが、豪クリテリウムチャンピオンであるサム・ウェルズフォード(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム)が曲がりくねったゴール前で有利な状況に持ち込み、勝利した。

豪クリテリウム王者、サム・ウェルズフォード(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム)が勝利豪クリテリウム王者、サム・ウェルズフォード(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム)が勝利 (c)www.tourdownunder.com.au
総合優勝を射止めたルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)総合優勝を射止めたルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) (c)Team BikeExchange
総合首位ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)は、初日の大逃げで得たリードを危なげなく維持して総合優勝を達成。最強布陣で乗り込んだオーストラリアのトップチームが、母国レースで欧州シーズン開幕への弾みとなる勝利を掴んだ。

「本当に本当に特別で、本当の本当に嬉しい。僕たちにとって素晴らしい日々だった」と、優勝を喜ぶダーブリッジは、持ち前のスピードでルーラーとして活躍し、クラシックレースも得意とする29歳。「自分の立ち位置に本当に満足しているよ。オフシーズンに十分準備を重ねてきたことが実った。(新型コロナウイルスの押さえ込みに成功している)オーストラリアに帰り、普通の生活ができたことが嬉しい。これから本格化するシーズンが楽しみだし、この好調ぶりをヨーロッパに持ち込み、大きな結果につなげたいと思う」と、"ターボ・ダーボ"は語っている。
サントス・フェスティバル・オブ・サイクリング2021第4ステージ結果
1位 サム・ウェルズフォード(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) 59:41
2位 カーデン・グローブス(オーストラリア、バイクエクスチェンジ)
3位 イェンセン・プローライト(オーストラリア、チームブリッジレーン)
4位 エリオット・シュルツ(オーストラリア、メイヨCCNプロサイクリング)
5位 ケランド・オブライエン(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム)
個人総合成績
1位 ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ) 8:10:59
2位 ルーク・プラップ(オーストラリア、オーストラリアナショナルチーム) +2:00
3位 クリス・ハーパー(オーストラリア、サーヴェロ・トンズリーヴィレッジ) +2:31
4位 ラファエル・フレイエンステン(ドイツ、インフォームTMインサイトメイク) +3:06
5位 ベン・メットカルフェ(オーストラリア、チームブリッジレーン) +3:08
text:So.Isobe

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