来季「バーレーン・ヴィクトリアス」として活動する中東チームがチームキットを発表した。バーレーンのナショナルカラーをメインに据えたデザインで「勝利」を目指すとしている。



バーレーン・ヴィクトリアスのチームキットバーレーン・ヴィクトリアスのチームキット (c)Team Bahrain McLaren
新城幸也が契約更新を行い、来季ジャック・ヘイグ(オーストラリア)やジーノ・マーダー(スイス)が加入する中東チームの来季チーム名は「バーレーン・ヴィクトリアス」。

新型コロナウイルス感染拡大による業績不振を受けたマクラーレンが1年限りでタイトルスポンサーを降りたことで、バーレーンの単一スポンサー体制に(その内訳は経済開発委員会や銀行、石油会社など複数の国営企業)。発表によれば「バーレーン王国の野心と楽観主義を世界に示すというビジョンを促進する、エキサイティングな新しい章」を示すものであり、「オンオフ問わず、最高レベルの成功を達成するという目標」を思い起こさせる名称だという。

チーム創設者のナセル・ビン・ハマド・アル・カリファ王子はリリースの中で「自転車競技は、献身、規律、忍耐力を必要とする最もチャレンジングなスポーツの1つ。持久力スポーツに取り組むために必要なこれらの価値観は、人々により良いライフスタイルを促進することに繋がる。チームは最高の舞台で戦い、勝利することを目的としたパフォーマンス第一主義のチームを構築するという私たちのビジョンを反映するものだ」とコメントしている。

マクラーレンのコーポレートカラーのオレンジだったチームキットは、バーレーンのナショナルカラーである赤にチェンジ。ジャージはイギリスのル・コルからイタリアのナリーニへと変更されるなど、マーク・カヴェンディッシュの離脱も含めてイギリス色が薄れている。

バイクはチーム創設時と同じメリダで変わらず、FSA/ヴィジョン、シマノ、コンチネンタル、プロロゴ、エリートといった陣容も共通だ。

text:So Isobe

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