イタリアに拠点を構える新進気鋭サドルブランドのレペンテ。ブランドの特徴づける、サドルベースとクッションを着脱できる"RLSシステム"を採用したグラベル向けモデル"Artax GL"がリリースされた。RLS非対応のフラット座面モデル"QUASAR"と合わせて紹介しよう。



レペンテ Artax GLレペンテ Artax GL (c)トライスポーツ
"Cycling is an art(サイクリングは芸術だ)"をモットーにイタリアでデザイン、製作するサドルブランドのレペンテ。新進気鋭の彼らが軽量化と快適性という相反する性能の両立を目指し、生み出したのがRLS(Repente Locking System)というシステムだった。これはサドルベースとクッションが別体のモジュラーシステムであり、RLS対応モデルであれば別モデルのトップクッションを載せられることが特徴だ。

様々なロードバイク向けモデルが用意されていたラインアップに、グラベル向けモデル"Artax GL"が加わる。オフロードでトラクションを掛ける時に多用される、脚を垂直に踏み降ろすペダリングを考慮し、PrimeやAleenaなどよりも厚めのパッドが採用されていることがポイント。もちろんガレた路面での快適性も確保されている。

レペンテ Artax GLレペンテ Artax GL (c)トライスポーツ
ノーズ部分は丸みを帯びたデザインかつ、やや太めの形状とされているため、サドル先端に座りやすくシームレスに通常の着座位置に戻りやすい。サドル中央部は大きなホールが開けられた仕様だ。サドルトップには滑り止め機能を備えた素材を使用しているため、雨天時でも滑りにくくなっている。

ベースはLCFという長いカーボンファイバー繊維を樹脂に加え、強度を高めた仕様。レールもUDカーボン製が使用されている。サイズは275×132mm、重量は165g。価格は15,500円(税抜)。

レペンテ QUASARレペンテ QUASAR (c)トライスポーツ
今回はArtax GLと合わせてQUASAR(クエーサー)というモデルも登場した。こちらはサドルトップを交換できるRLSには非対応となる、一般的なスタイルのサドルだ。特徴は142mmという幅広で、フラットな座面とされていること。前後の長さは260mmとLCFシリーズとショートノーズのLATUSとの中間。

ノーズ部分にも座りやすいため、平坦では座面に荷重を掛けて座り、ヒルクライムなどでは着座位置を前にずらしたい方などに適しているはずだ。サドル中央には溝とホールを組み合わせることで、深い前傾姿勢を取った時の快適性を確保している。

ベースはLCFシリーズと同様のロングカーボンファイバーを使用したLCFのカーボン仕様。サドルレールはステンレススチール製だ。重量は170g。価格は13,200円(税抜)。

レペンテ QUASARレペンテ QUASAR (c)トライスポーツ


レペンテ Artax GL
サイズ:275x132mm
カーボンレール:9x7mm
推奨最大締め付けトルク:8Nm
重量:165g
色: 黒
価格:15,500円(税抜)

レペンテ QUASAR
サイズ:260x142mm
ステンレススチールレール:7x7mm
重量:170g
色: 黒
価格:13,200円(税抜)


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