トレック・セガフレードが2021シーズンに向けた、サンティーニ製の男女チームキットを発表した。男子用キットが小変更に留まった一方、女子用キットは水色ベースのデザインにカラーチェンジされている。



新チームキットを着用したエリザ・ロンゴボルギーニとニコラ・コンチ(共にイタリア)新チームキットを着用したエリザ・ロンゴボルギーニとニコラ・コンチ(共にイタリア) (c)Trek-Segafredo
女子チーム用キットは水色ベースに変更女子チーム用キットは水色ベースに変更 (c)Trek-Segafredo落車時のダメージを軽減するサイドパネルを採用落車時のダメージを軽減するサイドパネルを採用 (c)Trek-Segafredo


新デザインのチームキット姿を披露したのは、今年のジロ・ローザを総合3位(うち区間2勝)で終え、イタリアナショナル選手権でロード&個人TT2冠、そのほかビッグレースでシングルリザルトを連発したエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)と、若手クライマーとして頭角を現しているニコラ・コンチ(イタリア)の二人だ。

トレック・セガフレードの女子チームは2021年のUCIワールドツアーランキングでチーム総合成績首位で終え、GPプルエーを筆頭にラ・クルスbyツール・ド・フランスなどワンデーレースで勝ち星を挙げたエリザベス・ダイグナン(イギリス)が個人ランキングで優勝と活躍を見せた。従来白だった胴部分が水色に変更され、グラデーションを使ったデザインや、袖とパンツの紺色は引き継がれている。男子チームのキットはロゴ配置など小変更に留まった。

「このキットデザインはここ数年間の進化系ですが、2014年のトレック・ファクトリーレーシングのピンストライプ付き白黒デザインは今でもミニマルで美しいものでした。今現在でも、そのクリーンで、ミニマルで、そして時代に囚われないアイディアは引き継がれています。サイクリングスポーツにおいて、集団内ですぐ認識できるということは、非常に重要だと考えています」と、サンティーニのリードデザイナーであるブライアン・リンドストローム氏は話している。

被視認性を高め、安全に配慮したトレーニングキット被視認性を高め、安全に配慮したトレーニングキット (c)Trek-Segafredo
チームキットは環境に配慮したリサイクル素材で作られており、落車時のダメージを軽減するサイドパネルを配置する。また、ここ数年用意されている、被視認性を高める蛍光イエローのトレーニング用キットも継続される。