2020/11/24(火) - 18:01
スコットのエンデューロ/オールマウンテン系MTBを電動アシスト化した"GENIUS eRIDE"。日本のルールに則ったアシストユニットが載せられた日本仕様E-MTBの2021年モデルは、アシストトルクの向上とパーツアセンブルがアップデートされた。
スコット GENIUS eRIDE 2 - JAPAN SPEC LIMITED (c)スコットジャパン
2020年モデルで満を持して国内展開が開始されたスコットのE-BIKE。6月の販売開始前より注目されたスコットのE-BIKEは数多くの予約が入り、発売からまもなく完売となってしまったほどだという。そのE-BIKEラインアップに用意された"GENIUS eRIDE"が2021年モデルとなり更にアップデートされた。
GENIUS eRIDEはスコットのエンデューロ/オールマウンテン系モデル"GENIUS"にボッシュ製のアシストユニットを載せたモデル。GENIUSは下り向けの設計が行われており、激しいダウンヒルでも荷重移動が行いやすくゲレンデのダウンヒルコースからトレイルライドまでアグレッシブに下りを楽しめる高い性能と、登りの走破性を兼ね備えた1台として人気の高いマウンテンバイクだ。
そこに電動アシストを加えることで、舗装の有無に関わらず登りでスイスイと登れるパワーを獲得。登りをモーターの力を借りてこなし、より下りにフォーカスして楽しむことができるはずだ。また、アシストがあることで失速しづらく、トレイルの登りでのスキル練習やフィジカル面での練習にも貢献してくれる。
トラニオンマウントかつショックを上下反転させる設計により、サスペンションの性能発揮と低重心化を果たした (c)スコットジャパン
今作からサスペンションはフォックス製と改められた (c)スコットジャパン
マットなメタル調のカラーリングで無骨な雰囲気を演出している (c)スコットジャパン
フォックスのサスペンションと相性が良いシンクロスのフェンダーが装備されている (c)スコットジャパン
今回搭載されるユニットは引き続きボッシュのPERFORMANCE LINE CX GEN4だが、最大アシストトルクが75Nmから85Nmへと引き上げられている。バッテリーも500Whから625Whへと大容量化しており、これまでよりも長距離/長時間のライドが可能となった。自宅からトレイルまで自走で向かう方や、いくつものトレイルをつないで走るような方には有り難いアップデートだろう。
パワフルかつロングランタイムとなったユニットは、E-MTBのエンデューロレースを視野に入れ、コーナーの立ち上がりでのレスポンスが良くなるようにプログラミングが改善されているという。PERFORMANCE LINE CX GEN4には路面状況に合わせてアシストパワーを自動的に調整してくれる"E-MTBモード"が用意されているが、更にきめ細やかな反応性を実現しているという。
203mm径のローターを採用することで、ダウンヒルバイク級の制動力を獲得した (c)スコットジャパン
最大アシストトルクが75Nmから85Nmへと引き上げられたPERFORMANCE LINE CX GEN4 (c)スコットジャパン
加えて前後のサスペンションが今作からフォックス製に切り替えられていることもポイントだ。フロントのFOX 36 Rhythm 、リアのFLOAT EVOL PERFORMANCEともにE-BIKE用にチューニングが施されており、車重のあるフルサスE-MTBとして最適なサスペンションの効果を得られるようになっている。
GENIUS eRIDEのリアショックはトラニオンマウント式かつショックを上下反転させてフレームに載せるため、低重心化とフレーム下部の剛性向上が果たされている。ショックを逆転させることでリンク接合部を簡素・軽量に作ることができ、サスペンションの反応性を高められるという。
また今作からシマノのコンポーネントがアセンブルされる。リアディレイラーのXTを筆頭に、4ピストンのディスクブレーキ、203mmのローターなどが搭載されており、確かなシフト操作とDHバイク並みのストッピングパワーを実現した。クランクはFSAのE-BIKE用モデル。サイズはS、M、L。価格は638,000円（税抜）。前回同様、数量限定の発売となるため、気になる方は早めにチェックしたほうが良さそうだ。
スコット GENIUS eRIDE 2 - JAPAN SPEC LIMITED (c)スコットジャパン
スコット GENIUS eRIDE 2 - JAPAN SPEC LIMITED
フレーム：Alloy Frame Virtual 4 link kinematic VLK 27.5" and 29 compatible geo
フォーク：FOX 36 Rhythm Air.Grip3
リアショック：FOX Float EVOL performance Trunnion
リモートシステム：SCOTT TwinLoc Suspension System 3 modes front and rear integ Grip clamp
パワーユニット：Bosch Performance CX GEN4 JAPAN SPEC
バッテリー：Bosch PowerTube 625 Battery / Charger
ディスプレイ：Bosch Purion Display
リアディレイラー：Shimano XT 12 Speed Shifters Shimano SL-M6100
シフター：Shimano SL-M2000
ブレーキ：Shimano BR-MT420 4 Piston Disc 203mm CL rotor F:SM-RT30 R: RT-EM300
クランクセット：FSA CK-745 165mm
チェーンリング：FSA WB345 / 34T DM STEEL
カセット：Shimano CS-M6100 10-51T
シートポスト：Syncros Duncan Dropper 2.5 Remote 31.6mm S size 100mm M 125mm L & XL 150mm
タイヤ（前）： Schwalbe MagicMary 29x2.6" Snake Skin TL-Easy Apex Addix Soft
タイヤ（後）：Schwalbe Hans Dampf 29x2.6" Snake Skin TL-Easy Apex Addix Speedgrip
サイズ：S、M、L
価格：638,000円（税抜）
スコット GENIUS eRIDE 2 - JAPAN SPEC LIMITED (c)スコットジャパン2020年モデルで満を持して国内展開が開始されたスコットのE-BIKE。6月の販売開始前より注目されたスコットのE-BIKEは数多くの予約が入り、発売からまもなく完売となってしまったほどだという。そのE-BIKEラインアップに用意された"GENIUS eRIDE"が2021年モデルとなり更にアップデートされた。
GENIUS eRIDEはスコットのエンデューロ/オールマウンテン系モデル"GENIUS"にボッシュ製のアシストユニットを載せたモデル。GENIUSは下り向けの設計が行われており、激しいダウンヒルでも荷重移動が行いやすくゲレンデのダウンヒルコースからトレイルライドまでアグレッシブに下りを楽しめる高い性能と、登りの走破性を兼ね備えた1台として人気の高いマウンテンバイクだ。
そこに電動アシストを加えることで、舗装の有無に関わらず登りでスイスイと登れるパワーを獲得。登りをモーターの力を借りてこなし、より下りにフォーカスして楽しむことができるはずだ。また、アシストがあることで失速しづらく、トレイルの登りでのスキル練習やフィジカル面での練習にも貢献してくれる。
トラニオンマウントかつショックを上下反転させる設計により、サスペンションの性能発揮と低重心化を果たした (c)スコットジャパン今作からサスペンションはフォックス製と改められた (c)スコットジャパンマットなメタル調のカラーリングで無骨な雰囲気を演出している (c)スコットジャパンフォックスのサスペンションと相性が良いシンクロスのフェンダーが装備されている (c)スコットジャパン今回搭載されるユニットは引き続きボッシュのPERFORMANCE LINE CX GEN4だが、最大アシストトルクが75Nmから85Nmへと引き上げられている。バッテリーも500Whから625Whへと大容量化しており、これまでよりも長距離/長時間のライドが可能となった。自宅からトレイルまで自走で向かう方や、いくつものトレイルをつないで走るような方には有り難いアップデートだろう。
パワフルかつロングランタイムとなったユニットは、E-MTBのエンデューロレースを視野に入れ、コーナーの立ち上がりでのレスポンスが良くなるようにプログラミングが改善されているという。PERFORMANCE LINE CX GEN4には路面状況に合わせてアシストパワーを自動的に調整してくれる"E-MTBモード"が用意されているが、更にきめ細やかな反応性を実現しているという。
203mm径のローターを採用することで、ダウンヒルバイク級の制動力を獲得した (c)スコットジャパン最大アシストトルクが75Nmから85Nmへと引き上げられたPERFORMANCE LINE CX GEN4 (c)スコットジャパン加えて前後のサスペンションが今作からフォックス製に切り替えられていることもポイントだ。フロントのFOX 36 Rhythm 、リアのFLOAT EVOL PERFORMANCEともにE-BIKE用にチューニングが施されており、車重のあるフルサスE-MTBとして最適なサスペンションの効果を得られるようになっている。
GENIUS eRIDEのリアショックはトラニオンマウント式かつショックを上下反転させてフレームに載せるため、低重心化とフレーム下部の剛性向上が果たされている。ショックを逆転させることでリンク接合部を簡素・軽量に作ることができ、サスペンションの反応性を高められるという。
また今作からシマノのコンポーネントがアセンブルされる。リアディレイラーのXTを筆頭に、4ピストンのディスクブレーキ、203mmのローターなどが搭載されており、確かなシフト操作とDHバイク並みのストッピングパワーを実現した。クランクはFSAのE-BIKE用モデル。サイズはS、M、L。価格は638,000円（税抜）。前回同様、数量限定の発売となるため、気になる方は早めにチェックしたほうが良さそうだ。
スコット GENIUS eRIDE 2 - JAPAN SPEC LIMITED (c)スコットジャパンスコット GENIUS eRIDE 2 - JAPAN SPEC LIMITED
フレーム：Alloy Frame Virtual 4 link kinematic VLK 27.5" and 29 compatible geo
フォーク：FOX 36 Rhythm Air.Grip3
リアショック：FOX Float EVOL performance Trunnion
リモートシステム：SCOTT TwinLoc Suspension System 3 modes front and rear integ Grip clamp
パワーユニット：Bosch Performance CX GEN4 JAPAN SPEC
バッテリー：Bosch PowerTube 625 Battery / Charger
ディスプレイ：Bosch Purion Display
リアディレイラー：Shimano XT 12 Speed Shifters Shimano SL-M6100
シフター：Shimano SL-M2000
ブレーキ：Shimano BR-MT420 4 Piston Disc 203mm CL rotor F:SM-RT30 R: RT-EM300
クランクセット：FSA CK-745 165mm
チェーンリング：FSA WB345 / 34T DM STEEL
カセット：Shimano CS-M6100 10-51T
シートポスト：Syncros Duncan Dropper 2.5 Remote 31.6mm S size 100mm M 125mm L & XL 150mm
タイヤ（前）： Schwalbe MagicMary 29x2.6" Snake Skin TL-Easy Apex Addix Soft
タイヤ（後）：Schwalbe Hans Dampf 29x2.6" Snake Skin TL-Easy Apex Addix Speedgrip
サイズ：S、M、L
価格：638,000円（税抜）
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