トライスポーツが新たに取り扱いを開始しているイタリアのサドルブランドのレペンテ。ベース部分とサドルトップが分離するユニークな構造を採用したサドルラインアップから、ALEENA 4.0とPrimeをピックアップして紹介しよう。



レペンテ ALEENA 4.0レペンテ ALEENA 4.0 (c)トライスポーツ
自転車関連企業が集まるイタリア北部を拠点とする新興サドルブランドのレペンテ。軽量性と快適性という相反する性能の両立を目指し、パッドを搭載してなお軽量なサドルの開発に力を注ぐブランドだ。アナトミカルシェイプや、場所によって密度を変化させるパッドなどの開発を経て、レペンテが辿り着いたのは、ベースとトップクッションを別体とするシステム。

RLS(レペンテロッキングシステム)という構造を採用することで、ベースをシートポストにクランプしたまま、シートの部分だけを着脱することを可能とした。ニーズに合わせてサドルトップを交換することができるため、パッド形状が合わないときや、落車などでパッドが破損したときなども、サドルごと交換を行う必要が無くなった。

また、これまでのサドルはベースの上に配置したクッション素材を覆うように表皮を張るため、その性能を活かしきれていない部分もあった。一方で、なんらかの方法でクッションをサドルの上に乗せるだけで固定する方法は、クッションの性能を活かしやすくなるというメリットがある。レペンテの場合は接着ではなく、RLSというピンで固定する方法を採用し、快適性を向上させたのだろう。

パッドとベースが分離するRLSというシステムを採用しているパッドとベースが分離するRLSというシステムを採用している (c)トライスポーツ
今回紹介するALEENA 4.0はレペンテがサポートするカハルーラル・セグロスRGAの選手たちも使用するモデル。サドルには大きく穴が開けられており、デリケートな場所への圧迫を防ぐとともに、走行中は骨盤の揺れに合わせてしなってくれるという。ノーズは太めの設定とされているため、前乗りポジションでもライダーの体重を支えてくれそうだ。

その上に軽量なEVAフォームが載せられるため、長距離走行できる快適性を確保している。それでいて重量は130gと軽量に仕上がる。サイズは275×132mm。価格は29,000円(税抜)。

レペンテ Prime - 160gレペンテ Prime - 160g (c)トライスポーツ
Primeもサドル中央に大きく穴が開けられたモデル。デリケートゾーンへの圧迫を低減しながらも、ベースにはTepex DYNALITEカーボンという軽量かつ高強度の素材を使用することで、高い剛性と160gという重量を実現している。パッドはポリウレタン製。サイズは275×132mm。価格は22,000円(税抜)。



レペンテ ALEENA 4.0
サイズ:275 mm x 132 mm
パッド:Super lightweight EVA
ベース:Unidirectional T700 – 1K
レール:カーボン
重量:130g
カラー:黒
価格:29,000円(税抜)

レペンテ Prime - 160g
サイズ:275 mm x 132 mm
パッド:ポリウレタンフォーム
ベース:Tepex®DYNALITEカーボン
レール:カーボン
重量:160g
カラー:黒
価格:22,000円(税抜)


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