フィニッシュ直前の2つの山岳がスプリンターたちを振り落としたジロ第13ステージ。総合上位陣に競り勝ちステージ2勝目を上げたウリッシや、惜しくも敗れたアルメイダ、明日の個人TTへの意欲を語るニバリらのコメントを紹介します。



ステージ優勝 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)

スプマンテを振り回すディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)スプマンテを振り回すディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
スプリンターを振り払い、小集団でフィニッシュにたどり着くという作戦通りの走りができた。もし彼らを引き離すことができればスプリントでチャンスがあると分かっていたんだ。完璧なシナリオ通りの走りを見せてくれたチームに感謝したい。何よりも(ヴァレリオ)コンティに、そしてスプリントをお膳立てしてくれた(ブランドン)マクナルティに感謝だ。シーズン再スタートから非常に調子がよく、このジロで2勝もできたことを嬉しく思う。



ステージ2位&マリアローザ&新人賞 ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)

ステージ優勝までわずかに届かなかったホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)ステージ優勝までわずかに届かなかったホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:CorVos
まずはチームメイトに多大な感謝を伝えたい。彼らはこの2週間と同じように素晴らしい働きをしてくれた。最後の下りを過ぎると集団はかなり小さくなり、僕にはチームメイトが3人いたのでステージを獲る計画を立てたんだ。彼らは最後の数kmを全力で走ってくれた。勝ちたかったが、ある1人の選手の方が速かった。

全体的には良いステージだったし、満足もしている。またトップ3に入ることができ、ボーナスの秒数も稼ぐことができた。そしてチームの素晴らしいスピリットを示すことができた。マリアローザを11日連続で着用できることは信じられないほど素晴らしいし、週末に向けて自信がついた。



ステージ3位 パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)

昨日の非常に厳しいステージを走った直後のレースで、僕らには2つの選択肢があった。もしペテル(サガン)が最後2つの難しい登りを良い位置で通過することができれば、彼で勝利を狙う。そうじゃなければラファウ(マイカ)と僕が、いかなるアタックにも反応し総合勢の集団をかき乱す作戦だ。

最後の下りやその後の平坦でのペースは速く、総合勢によるスプリント勝負になった。良い位置と脚があり接戦になった。3位になりボーナスの秒数も4秒獲得できたので、全体的には満足している。第5ステージに続く表彰台だ。



ヤン・バラク監督(ボーラ・ハンスグローエ)

スタートを待つペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)スタートを待つペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:RCS Sport
今日はレースのコントロールが難しくなることは分っていた。ペテル(サガン)で勝ちたかったが、そのためには非常に厳しい登りを2つクリアしなければならなかった。7人よる逃げを容認し、チェザーレ(ベネデッティ)とマチェイ(ボドナル)がペースをコントロールした。逃げとのタイム差を約2分に保ち、最初の山岳の前に1分差まで縮めた。逃げの吸収は明らかで、そこからが本当のレースの開始だった。

パトリック(コンラッド)とラファウ(マイカ)は常に総合上位陣のいる集団にいることができた。ペテルは最初の登りで(その集団に)ついていき、2つ目も粘って8秒差で登り切ることができた。しかしドゥクーニンク・クイックステップによる懸命な牽引によって、残念ながら彼が先頭集団に追いつくことはできなかった。力を尽くしが叶わなかった。パトリックがスプリントし3位に入り、ラファウは集団内でフィニッシュすることができた。そういう意味では良い一日になったと思う。



ステージ9位&総合5位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)

楽しげなヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)やディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)たち楽しげなヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)やディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)たち photo:RCS Sport
パレルモ(第1ステージ)でのタイムトライアルは風の影響で複雑だったが、明日のヴァルドッビアーデネでのタイムトライアルは大きく異るだろう。マリアローザをアルメイダから奪えるか、また自分の順位を守れるか明言するのは難しい。彼はいまのところ(マリアローザ)をとても上手く守っている。彼をサポートするチームには力があり、ドゥクーニンク(クイックステップ)がタイムトライアルでどれだけ活躍しているかも知っている。明日、彼が良いレースをしてくれることを期待しているし、集団内で最も輝いている(ウィルコ)ケルデルマンにも期待している。



ステージ52位&ポイント賞 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)

マリアチクラミーノを守ったアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)マリアチクラミーノを守ったアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ) photo:CorVos
もしペースがもう少しだけ遅ければ、サガンが勝利を掴んでいただろう。でも今回はそれが叶わたなかった。彼が僕より登れる選手だということは分っていたし、彼が総合勢の集団と共にあの丘を越えてスプリントを狙えたことも分っていた。僕たちはベストを尽くしたが、このようなシナリオは想定内だった。



ステージ116位 新城幸也(バーレーン・マクラーレン)

前日のステージのチーム総合で表彰台に上がる新城幸也(日本、バーレーン・マクラーレン)前日のステージのチーム総合で表彰台に上がる新城幸也(日本、バーレーン・マクラーレン) photo:CorVos
ジャケット着込んで走る新城幸也(日本、バーレーン・マクラーレン)ジャケット着込んで走る新城幸也(日本、バーレーン・マクラーレン) photo:CorVos
今年のジロのステージは必ずコースに何かしら入れてきますね。今日も激坂を2つも終盤に用意してきました。20人しか先頭集団に残らず、山岳ステージさながら(苦笑)。今日も風があり、横風分裂があるといけないので、終始集団前方で位置取りをし、ペイヨ(ビルバオ)に良いポジションで登りに入ってもらい、グルペットでゴールした。明日は総合に大事な個人タイムトライアル!

text:Sotaro.Arakawa

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