EFプロサイクリングが中根英登(現NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス)の獲得を発表した。愛三工業とNIPPOでキャリアを築き上げてきた30歳がワールドチームへのステップアップを果たす。



中根英登(NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス)中根英登(NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス) photo:Satoru Kato
EFプロサイクリングへ移籍することとなった中根英登は、自身のInstagramにて以下のように発表と感謝を綴っている。

「素晴らしいチーム、EFプロサイクリングへの移籍が叶い、とても嬉しく思います。4年間プロチームカテゴリーでチャレンジさせてくれたNIPPO DELKO One Provence、NIPPO VINIFANTINI、多くのアジアツアーを経験させてくれたAisan Racing team。これまでに所属したチームでの経験は今の自分に無くてはならない大切な時間で、そして多くの方々に応援・サポートして貰えて今回のトップカテゴリーチームへの移籍に繋がりました。とても感謝しています。ワールドチームでの仕事は簡単では無いですが、自分が出来る事に全力を尽くしてチームメイトの勝利に携われるように頑張ります!」。

2019年ジャパンカップで6位に入った中根英登(当時NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ)2019年ジャパンカップで6位に入った中根英登(当時NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ) photo:Satoru Kato
中根は1990年5月2日生まれの30歳。コンチネンタルチーム時代のNIPPOで2012年にキャリアをスタートさせ、愛三工業レーシング(2014〜16年)を経て2017年にNIPPOヴィーニファンティーニへ。チーム消滅に伴いNIPPOデルコ・ワンプロヴァンスに移籍した今年2月にはツール・ド・ランカウイ第6ステージで逃げ切りプロ初勝利を挙げていた。

プレスリリースによれば、中根がチーム代表ジョナサン・ヴォーターズ氏の目に留まったのは6位に入ったジャパンカップだった。「先頭グループで登っている姿を見て彼の存在を認識した。中根は多様な我々選手とスタッフのメンバーにとって素晴らしい加入となり、彼の存在をアピールしてくれるはずだ」と、ヴォーターズGMは期待を寄せている。

text:So Isobe