ミゲルアンヘル・ロペスのツール総合6位とステージ2勝で見せ場を作ったアスタナのバイクをピックアップ。今季からバイクサプライヤーがウィリエールへと切り替わっており、軽量オールラウンドモデルのZeroSLRと、TTバイクのTURBINEを使用している。



アスタナの走りを支えたウィリエール ZeroSLRアスタナの走りを支えたウィリエール ZeroSLR photo:Makoto.AYANO
第6ステージでアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)が、第17ステージでミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)がともに登りゴールを制して、チームとしてステージ2勝を挙げたアスタナ。エースナンバーを付けたロペスは第20ステージのタイムトライアルで順位を落としたものの、総合成績は6位とトップ10に食い込む走りで存在感を示した。

そんなアスタナは昨年までのアルゴン18からバイクをスイッチしており、今季はウィリエールを使用。メンバー全員が軽量オールラウンドモデルの「ZeroSLR」を駆った。美しいメタリックブルーのフレームが目を引くほか、スペインチャンピオンのルイスレオン・サンチェスと、カザフスタンチャンピオンのアレクセイ・ルツェンコの2名は特別カラーのバイクを投入している。

ルイスレオン・サンチェスはスペイン王者カラーのバイクを駆るルイスレオン・サンチェスはスペイン王者カラーのバイクを駆る photo:Makoto.AYANO
カザフスタンカラーのスペシャルバイクを投入したアレクセイ・ルツェンコカザフスタンカラーのスペシャルバイクを投入したアレクセイ・ルツェンコ photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはシマノDURA-ACE DI2で、パワーメーターもクランク型のFC-R9100-Pを使用。対して、ペダルはルックをチョイスしているほか、メインバイクは全てセラミックスピードのビッグプーリー「OSPW」でカスタムしている点も大きな特徴だ。

サドルはほとんどの選手がプロロゴの最新モデルである「スクラッチM5」を使用していたが、ルイスレオン・サンチェスのみショートノーズの「ディメンション」を選択。また、ZeroSLR専用品であるステム一体型ハンドルバーを基本としているものの、ユーゴ・ウル(カナダ)のみ別体式の「ステンマ・バッラ」をチョイスしていた。

山岳ステージなどで活躍したハイトの低めな軽量ホイール「WS32」山岳ステージなどで活躍したハイトの低めな軽量ホイール「WS32」 photo:Makoto.AYANO
ルイスレオン・サンチェスはエアロ性能に優れた「WS47」ホイールを多用したルイスレオン・サンチェスはエアロ性能に優れた「WS47」ホイールを多用した photo:Makoto.AYANO
ここぞというステージでは極太のカーボンスポークが目を引く「MCC WS+ DX」を使用したここぞというステージでは極太のカーボンスポークが目を引く「MCC WS+ DX」を使用した photo:Makoto.AYANO
ホイールはコリマを継続して使用しており、WS32とWS47というハイトの異なる2つのモデルをステージによって使い分ける。コリマのホイールと言えば、サポート外であるにも関わらずユンボ・ヴィスマが密かにレース投入したことでも話題を呼んだ。加えて、アスタナはカーボンスポーク採用のフラッグシップ「MCC WS+ DX」も用意しており、ここぞという重要なステージで使用していたようだ。タイヤはウルフパックのチューブラーを使用する。

タイムトライアルバイクは「TURBINE」を使用しており、レース機材を全てディスクブレーキで統一している数少ないチームでもある。ホイールはフラッグシップモデルである「WS TT DX」グレードの3スポーク&ディスクホイールをアセンブルしており、迫力ある足回りがさらに戦闘機らしさを際立たせていた。

セラミックスピードのオーバーサイズプーリーで駆動系をカスタムしているセラミックスピードのオーバーサイズプーリーで駆動系をカスタムしている photo:Makoto.AYANO
パワーメーターはシマノのFC-R9100-Pを使用パワーメーターはシマノのFC-R9100-Pを使用 photo:Makoto.AYANO
迫力あるコリマのホイールが目立つTTバイクのTURBINE迫力あるコリマのホイールが目立つTTバイクのTURBINE photo:Hidetaka.Kozuma

text:Yuto.Murata
photo:Makoto.AYANO
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