ピナレロのグラベルロード"GREVIL"シリーズに、カンパニョーロの新型グラベルコンポ"EKAR"を搭載した完成車が登場。世界最軽量かつ1x13ドライブトレインを採用する新型コンポーネントのコラボレーションにより最高のライドエクスペリエンスを発揮する一台だ。



ピナレロ GREVIL カンパニョーロ EKAR 完成車(バーガンディ)ピナレロ GREVIL カンパニョーロ EKAR 完成車(バーガンディ) (c)ピナレロジャパン
先日発表されたばかりのカンパニョーロ初となるグラベルコンポーネント"EKAR(エカル)"。トータル2,385gという世界最軽量のグラベルコンポーネントとして、そしてトップ9Tを採用する1x13ドライブトレインという最先端のスペックを持つコンポーネントとして注目を集めている。

荒れた不整地をメインフィールドとするため、チェーン暴れを抑えるダンパーが設けられたリアディレイラーや、新設計となるディスクキャリパー、トップ9Tを実現するための新型"N3W"フリーボディーなど、多くの新機軸が投入された意欲作だ。

グラベル専用設計のカンパニョーロ EKARを搭載するグラベル専用設計のカンパニョーロ EKARを搭載する (c)ピナレロジャパン
そんなEKARを新たに搭載した完成車が同郷のピナレロより発売される。用意されるのは"GREVIL+"と"GREVIL"の2車種。ピナレロが持つノウハウとテクノロジーをグラベルライドのために注ぎ込んだハイパフォーマンスマシンの実力を更に引き出す組み合わせとなっている。

GREVILシリーズの特徴はピナレロらしいイタリアンデザイン。ピナレロが得意とする左右非対称デザインがフレーム全体に用いられており、ハイエンドロードであるDOGMAのエッセンスを受け継ぎつつ、より複雑なラインを描くフレームワークはオフロードライドでの高い走破性をイメージさせる。

新たに引かれたグラベル専用ジオメトリー、650B×2.1インチと700×42Cまで対応するタイヤクリアランス、接触面積を42%増やすことでより高い固定力を備えたFSCクランプなど、アスファルトからグラベルまであらゆるシーンを軽やかに走り抜けるための様々な工夫がなされている。

フロントシングルとなり、FD台座も取り払われた状態となるフロントシングルとなり、FD台座も取り払われた状態となる (c)ピナレロジャパン
"GREVIL+"と"GREVIL"の違いは使用されるカーボン素材。"GREVIL+"には自転車業界でピナレロだけが使用できる東レのT1100Kカーボンが使用されている。"GREVIL"はT700UDカーボン製となる。

フレームサイズは44~59までの6種類。アセンブルされるギアはフロント40Txリア9-42Tという汎用性の高い仕様で、ホイールはフルクラムのRAPID RED500 DB、またはRAPID RED 650B DBとなる。価格はGREVIL+が950,000円、GREVILが650,000円(共に税抜)。



ピナレロ GREVIL+ カンパニョーロ EKAR 完成車
メインコンポ:Campagnolo EKAR 1x13 コンポーネント(フロントシングル40T x リア9-42T)
ホイール:FULCRUM RAPID RED 500 DB または FULCRUM RAPID RED 650B DB
サイズ:44, 47, 50, 53, 56, 59(C-C)
カラー:A305/カーボングレー、A306/カーボンフラッシュスカイ、294/BOB、508/カーボン・ペトロール、268/カーボンバーティゴブルー
価格:950,000円(税抜)

ピナレロ GREVIL カンパニョーロ EKAR 完成車
メインコンポ:Campagnolo EKAR 1x13 コンポーネント(フロントシングル40T x リア9-42T)
ホイール:FULCRUM RAPID RED 500 DB または FULCRUM RAPID RED 650B DB
サイズ:44, 47, 50, 53, 56, 59(C-C)
カラー:A303/バーガンディ、A302/アステロイド、A301/BOB、505/BOB、506/ペトロールマット、507/バーティゴブルー
価格:650,000円(税抜)

リンク