再び新城幸也(バーレーン・マクラーレン)が逃げたイタリア山岳レースで、イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が集団スプリントを制す。トラック競技を出自にする期待の新生がプロキャリア初勝利を掴んだ。



新城幸也やエンリーコ・バッタリーン(イタリア)を揃えたバーレーン・マクラーレン新城幸也やエンリーコ・バッタリーン(イタリア)を揃えたバーレーン・マクラーレン photo:CorVos
ニバリ兄弟やジャンルーカ・ブランビッラらで構成されたイタリアナショナルチームニバリ兄弟やジャンルーカ・ブランビッラらで構成されたイタリアナショナルチーム photo:CorVos
イタリア中部リグリア海に接するリグーリア州を舞台にするジロ・デッラッペンニーノ(UCI1.1)は、内陸のノービ・リグレをスタートし、リグーリア州の州都で港湾都市であるジェノバにゴールする今年81回目開催という歴史ある山岳ワンデーレースだ。後半に連なる厳しい登坂区間に対応できるパンチャー/クライマー系選手が近年の上位を占めている。

ツール・ド・フランス、ツール・ド・ルクセンブルク、ツール・ド・スロバキアなど多数のレースと重複開催されたレースには7のワールドチーム(アスタナ、バーレーン、ミッチェルトン、モビスター、NTT、イネオス、UAE)と、アンドローニジョカトリ・シデルメクなどイタリアを代表するプロチームなど合計24チームが参加。イタリアナショナルチームはニバリ兄弟やジャンルーカ・ブランビッラなど、7名中4名をトレック・セガフレードの一軍メンバーで固めたほか、イタリアレースを連戦中の好調新城幸也(バーレーン・マクラーレン)も顔を揃えた。

合計5つの山岳区間を含む189.5kmコースに向けて、10時47分に曇り空のノービ・リグレをスタートした選手たち。先行したメンバーの中には、2日前のコッパ・サバティーニに続く2レース連続逃げとなる新城も入った。

逃げグループを率いる新城幸也(バーレーン・マクラーレン)逃げグループを率いる新城幸也(バーレーン・マクラーレン) photo:CorVos
集団前方で山岳区間を走るヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、イタリアナショナルチーム)集団前方で山岳区間を走るヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、イタリアナショナルチーム) photo:CorVos
新城と一緒に逃げたのは、サバティーニでも逃げメイトだったムルー・ハイルミカエル(エチオピア、NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス)や、セバスチャン・モラ(スペイン、モビスター)、オドクリスティアン・エイキング(ノルウェー、サーカス・ワンティゴベール)といった7名。メイン集団ではトスカーナ3位、サバティーニ9位と好調のイーサン・ヘイター(イギリス)をエースに据えるイネオス・グレナディアーズがコントロールを担った。

メイン集団に動きが生まれたのは19%という急勾配区間を持つ3つ目の山岳「パッソ・デッラ・ボッチェッタ(登坂距離8.2km/平均7.7%)」だった。イネオスに代わったイタリアナショナルチームがペースアップを行い、ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア)のアタックに繋げる。不発に終わった動きだったものの、この攻撃をきっかけに各チームが次々とアタックを繰り出した。

メイン集団が断続的なペースアップを繰り返したことで新城グループを捉え、ジャンプしたジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、イタリアナショナルチーム)とニバリ、カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)、トスカーナ2位のロバート・スタナード(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)、ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ヴィーニザブKTM)、逃げから生き残ったハイルミカエルらが抜け出す形でボチェッタ山頂をクリアした。

その後の山岳区間で抜け出したブランビッラが単独で最後のカテゴリー山岳を越え、下りと平坦区間に入ったものの、50名程度まで体制を立て直した集団が海を目指す平坦路で吸収。ハイルミカエルとスガブ・グルマイ(ミッチェルトン・スコット)のエチオピアコンビが残り2.5kmまで集団を牽き倒して、勝負は2014年以来の集団スプリントに持ち込まれた。

50名弱の集団スプリントを制したイーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)50名弱の集団スプリントを制したイーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
鉄壁トレインを築いたミッチェルトン・スコットを崩すべくジャンニ・モスコン(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)がアタックするも飲み込まれ、オーストラリアチーム主導で緩斜面の登りスプリントが始まる。マウリス・ラメルティンク(オランダ、サーカス・ワンティゴベール)が真っ先に踏み込んだが、左側からラメルティンクたちを交わし、センターライン上を突き進んだのはヘイター。今年イネオス・グレナディアーズに加入した22歳が嬉しいプロキャリア初勝利を掴み取った。

2018年にチームスカイの研修生として走り、2019年はイギリスナショナルチームでベビージロやUCI2クラスのレース、そしてツール・ド・ラヴニールで勝ち星を重ねたことでステップアップに繋げたヘイター。迎えたプロ初年度はメモリアル・マルコ・パンターニで2位、コッピバルタリステージ2位と5位、トスカーナ3位、サバティーニ9位と、パンチ力が求められるレースで抜群の相性を見せてきた。

プロ初勝利を挙げたイーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)プロ初勝利を挙げたイーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
「(5位になった)コッピバルタリ3日目が今日と似たレイアウトだったので、ここ数日のイタリアレース連戦に自信を持って臨み、レースを走るたびに調子を上げられた。カルロス(ロドリゲス)がアタックに加わり、セバスティアン(クネース)とジャンニ(モスコン)が逃げを引き戻してアタックを封じ込めてくれた。フィニッシュ前も僕の思った通りのポジションまで引き上げてくれた彼らには感謝しかない。ここ数日結果を出していただけにプレッシャーを感じていたけれど、今回の勝利でほっとした気分だ」と言うヘイター。トラック中長距離で何度もナショナル選手権やヨーロッパ選手権を制し、2018年にはイギリスチームの一員としてアルカンシエルも掴んだ逸材が早くも結果を出している。

また、エースのエンリーコ・バッタリーン(イタリア、バーレーン・マクラーレン)に勝負を託した新城自身もスプリントに加わり、15位でフィニッシュしている。

新城はチームユキヤ通信にて以下のように語った。

「今日も逃げに乗ることが1つの目的だったのだが、なかなか逃げが決まらなかった。何度、動いたか分からないぐらい動いた。結局、60km地点の最初の山岳ポイントでやっと決まった。

このレースは120km地点から始まる8kmの登りが鍵となる。登り口から勾配がキツイ。3分差で登り始めたが、5kmぐらい登ったところでメイン集団からアタックがかかり、そこで逃げは吸収、それからが追い込んだ(笑)登りで遅れては、下りで追い付いての繰り返しで、40人程の先頭集団に残った。

そして、最後はバッタリンのスプリントに向けて、位置取りをしてスプリント勝負になった。逃げていたので、脚は残っておらず15位だったが、ゴールまで全力で頑張る事が出来て良かった。次戦の世界選手権に向け、良い感触を掴む事が出来て良かった」

ジロ・デッラッペンニーノ2020結果
1位イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)4:35:38
2位アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
3位ロバート・スタナード(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)
4位ジャコポ・モスカ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
5位ゴッツォン・マルティン(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)
6位マウリス・ラメルティンク(オランダ、サーカス・ワンティゴベール)
7位マルコ・カノラ(イタリア、ガスプロム・ルスヴェロ)
8位エンリーコ・バッタリーン(イタリア、バーレーン・マクラーレン)
9位ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ヴィーニザブKTM)
10位マルコ・ティッツァ(イタリア、アモーレ&ヴィータ・プロディール)
15位新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
text:So Isobe
photo:CorVos
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