9月20日から27日までの8日間、スイスで開催されるはずだったロード世界選手権がキャンセルに追い込まれた。理由はスイス政府が1000人超イベントの開催禁止措置を延長したため。UCIは代替地を探していくとコメントしている。



スイスでの開催決定発表時に登壇したUCI会長のダヴィ・ラパルティアン氏スイスでの開催決定発表時に登壇したUCI会長のダヴィ・ラパルティアン氏 (c)Aigle-Martigny 2020 Worlds
「悲しみと失望に満たされている。我々は2年以上にわたって他に類を見ないコースを使った壮大なレースイベントを開催するために取り組んできた。新型コロナウイルスのパンデミックがもたらした制約の中でも情熱を持って職務に取り組み、スポーツイベントとして、そして地域アピールのためにロード世界選手権の開催にこぎつけたのにも関わらず」。2020年のロード世界選手権をオーガナイズする「Aigle-Martigny 2020 Worlds」の組織委員長は、発表の中でそのように述べている。

今年のロード世界選手権はUCIが本拠地を置くスイスのエーグルとその周辺を舞台に、2020年9月20日から27日までの8日間で開催されるはずだった。当初スイス政府は感染状況が悪化しない限り1000人を超えるイベントの開催禁止措置を8月いっぱいで撤回すると発表していたものの、再び感染者数が増加したこと、そしてリスク国・地域(45カ国)からの入国者に10日間の自己隔離を実施するなど規制を強めたことで世界選手権の開催が不可能になった。UCIも「世界トップの選手たちを我々の”ホーム”に迎え入れることができなくなったことに落胆している」と発表している。

UCIはまた「スポーツイベントとしての重要度を鑑みて、2020年のロード選手権が確実に開催されるよう動く意思を明確にしたい」とコメント。スイスで予定されていたものと難易度が共通する山岳コースを備える候補地を探し、参加を予定していた選手たちを尊重するという。

UCIが世界選手権やワールドツアーのレーススケジュールを発表する以前には中東での世界選手権開催などが噂されていたものの、様々な状況を判断するに代替地となる可能性は低い。発表によれば最終決定は遅くとも9月1日までにアナウンスされるが、開催にはここから数日で全てをクリアにし開催準備を進めることになる。その道のりは困難を極めるだろう。

text:So.Isobe

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