多数のワールドツアーレースが中止に追い込まれる中、スイスで予定されている世界選手権は当初の予定通り開催される方向であることが分かった。主催者がSNSなどで発表した。



スイス開催のロード世界選手権は予定通り開催へスイス開催のロード世界選手権は予定通り開催へ photo:A.S.O.
「スイス政府が課した健康対策と制限を調査した結果、組織委員会はUCI(国際自転車競技連合)、ヴォー州とヴァレー州、およびエーグルとマルティニーの各自治体と協議し、予定通り世界選手権の開催に向けて動いていくこととなった」2020年のロード世界選手権をオーガナイズする「Aigle-Martigny 2020 Worlds」は発表の中でそのように述べている。

UCIが本拠地を置くスイスのエーグルとその周辺を舞台に、2020年9月20日から27日までの8日間で開催されるロード世界選手権。当初スイスでは1000人を超えるイベントの開催が禁じられたため開催に黄色信号が灯ったものの、6月19日に感染状況が悪化しないことを条件に9月1日から実施可能に。中東に場所を移して開催する噂も流れたものの、現在は当初の予定通り、感染対策を十分に施した上で開催される見込みだ。

ツール・ド・フランス最終日と同じ9月20日(日)に男子エリート個人TTで幕開け、27日(日)に距離244km/獲得標高4384mの男子エリートロードレースで締めくくられるロード世界選手権。およそ1ヶ月前にあたる8月22日には予行演習を兼ねたスイスナショナル選手権が開催される予定だ。

text:So.Isobe

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