タイから5ヶ月ぶりの日本帰国を経て、シーズン再開後初戦のストラーデ・ビアンケに向かう新城幸也(バーレーン・マクラーレン)がコメントを発表。「タイでしっかりトレーニングができていたので、レース再開については何も不安はない」と自信を覗かせている。ブエルタ・ア・エスパーニャ参戦予定であることも発表された。



シーズン後半戦に挑む新城幸也(バーレーン・マクラーレン)シーズン後半戦に挑む新城幸也(バーレーン・マクラーレン) photo:Kei Tsuji
新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンを受け、3月からタイ北部に滞在していた新城幸也(バーレーン・マクラーレン)。先ごろ5ヶ月ぶりに日本へ一時帰国しており、今月末にはフランスの拠点へと戻って初戦となるストラーデ・ビアンケに向かう。

プレスリリースには「新城が滞在していたタイ北部は幸いコロナウイルスの影響が少なく、トレーニングを続けることができており、長いレース停止期間は、再開の目途などチームとスケジュールを話し合いをしながら、コンディション調整を行っておりました。7月に入り各国の入国制限措置が緩和されたことにより新城の渡仏も可能となり、8月1日にイタリアで開催されるワールドツアー再開初戦のストラーダビアンケに出場する新城もシーズン再開となります」と記されている。

今後、新城はチェコツアー(UCI2.1)などを経て、フレーシュ・ワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、アムステルゴールドレースとアルデンヌクラシックを連戦。シーズン後半にはブエルタ・ア・エスパーニャに出場を予定しているという。以下は新城のコメントだ。



「全日本選手権をはじめ、ジャパンカップやさいたまクリテリウムも中止が発表され、自分が日本で走るレースは全くなくなりました。主催者の皆さま方も苦渋の決断だったと思いますが、来年に繋げるための中止だと理解し、英断を支持したいというのが自分の考えです。多くのファンの皆さんが落胆していると思いますが、だからこそ、ヨーロッパのレースでの良い結果を皆さんに伝えられるように!と、気合が入っています。

世界中で多くの方が命を落とし、仕事を失う方もたくさんいる中、好きな仕事を続けられること、元気に走れること、支えてくれる人がいるという環境に感謝し、自分の姿勢で勇気や元気をお届けできるように、プロとしての仕事を全うしていきます!

タイでしっかりトレーニングができていたので、レース再開については何も不安はありません。レーススケジュールについても、自分向きのレースが多いので、楽しみでしかないですが、まだまだ油断することなく万全の注意を払い、凝縮されたシーズンを11月までしっかり走り切ります。皆さんもヨーロッパのレース再開を楽しんで、日本から応援してくださいね!」
新城幸也参戦スケジュール
・8月1日 ストラーデ・ビアンケ(イタリア、UCIワールドツアー)
・8月6日~9日 チェコツアー(チェコ、UCI2.1)
・8月16日~19日 ツール・ド・ワロニー(ベルギー、UCI2.Pro)
・8月25日 ブルターニュクラシック・ウエストフランス(フランス、UCIワールドツアー)
・8月27日~30日 ポワトゥー・シャラント(フランス、UCI2.1)
・9月30日 フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー、 UCIワールドツアー)
・10月4日 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー、UCIワールドツアー)
・10月7日 ブラバンツ・ペイル(ベルギー、UCI1.Pro)
・10月10日 アムステルゴールドレース(オランダ、UCIワールドツアー)
・10月20日~11月8日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン、UCIワールドツアー)