スミスからダウンヒル向けのフルフェイスヘルメット「MAINLINE」が登場。ハニカム構造を採用した独自のコロイドシェルとMIPSという二つの衝撃吸収機構を備えることで高い安全性を確保。21個もの開口部がもたらす優れた通気性や同社のゴーグルと完全にマッチするデザインも特徴的だ。



ダウンヒル向けのフルフェイスヘルメット スミス「MAINLINE」が登場ダウンヒル向けのフルフェイスヘルメット スミス「MAINLINE」が登場 (c)フカヤ
ウインタースポーツや自転車向けの高性能なアイウェアやゴーグル、ヘルメットを手掛けているアメリカのスミス。エンデューロワールドシリーズ(EWS)にも参戦している「ロッキーマウンテン・レースフェイス・エンデューロチーム」をサポートする同社から、彼らとの共同開発によって誕生した「MAINLINE(メインライン)」が新登場した。

MAINLINEはガレた岩場などハードなオフロードをハイスピードで駆ける、ダウンヒル向けのフルフェイスヘルメット。木の枝などの顔へのヒットを防止してくれる角度調整可能なバイザーや、あごを保護するチンバーを標準装備することはもちろん、全部で21個ものベンチレーションホールによってエアフローを確保することで熱が籠もりにくい優れた通気性を実現している。

スミス MAINLINE(Rockey Mountain)スミス MAINLINE(Rockey Mountain) (c)フカヤスミス MAINLINE(Matte Sage)スミス MAINLINE(Matte Sage) (c)フカヤ

スミス MAINLINE(Matte Black)スミス MAINLINE(Matte Black) (c)フカヤスミスのMTBゴーグルと完全にマッチするデザインスミスのMTBゴーグルと完全にマッチするデザイン (c)フカヤ

スミスのヘルメットに特徴的なエアロコア構造のシェルにも注目だ。一般的なヘルメットと同じくアウターシェルを圧着させたEPSフォームを採用しつつ、帽体内側に「Koroyd(コロイド)」と呼ばれるポリマー素材のハニカム構造体を配置している。六角形状のチューブが無数に連なったコロイドは、外部から強い衝撃が加わると変形し潰れることで効率的にそのダメージを分散してくれる。コロイドを採用することで、EPSフォームのみを使用する一般的なヘルメットに比べ、衝撃吸収性が30%も向上しているという。

また、コロイドは中が空洞になっているため通気性を阻害しないのもポイント。コロイドを開口部に配置してもエアフローを阻害せず、高い強度や安全性が確保可能。その分、アウターシェルの開口部を多く取ることを可能とし、優れた通気性の実現に繋がっている。

激しいオフロードライドで役立つバイザーやチンバーを標準装備激しいオフロードライドで役立つバイザーやチンバーを標準装備 (c)フカヤベンチレーションホールが計21個空けられており、フルフェイスながら優れた通気性を実現しているベンチレーションホールが計21個空けられており、フルフェイスながら優れた通気性を実現している (c)フカヤ

ハニカム状のインナーシェル「コロイド」を採用したエアロコア構造が衝撃吸収性を向上させているハニカム状のインナーシェル「コロイド」を採用したエアロコア構造が衝撃吸収性を向上させている (c)フカヤ頭部の安全性を高める厚手のインナーパッドやMIPSを装備している頭部の安全性を高める厚手のインナーパッドやMIPSを装備している (c)フカヤ

加えて、ヘルメットの安全性を高めるシステムでお馴染みの「MIPS」も搭載されている。頭部とヘルメットとの間に配置されたシート状の構造体がスライドすることで衝撃を逃し、万が一の落車時に脳へのダメージを軽減してくれる。激しいマウンテンライディングにおいても、これら2つの衝撃吸収機構によって安心してライドを楽しめるだろう。

スミスのMTBゴーグルと完全にマッチするデザインに作られているほか、厚みの異なる2種類のインナーパッド&ネックパッド、3種類のチークパッドが付属するため好みに合わせて各所のフィッティングを調整可能だ。ダウンヒル用ヘルメットの認定規格「ASTM F1952」もクリアしているため、安全基準に関してはお墨付きと言えるだろう。

シンプルなブラック、自然に溶け込むセージの2色に加え、ロッキーマウンテンチームのレプリカカラーもラインアップ。MとLの2サイズ展開で、価格は41,000円(税抜)だ。取り扱いショップ一覧はこちらからチェックしてほしい。




スミス MAINLINE
カラー:Matte Black、Matte Sage、Rockey Mountain
サイズ:M(55-59cm)、L(59-62cm)
価格:41,000円(税抜)

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