120年以上の歴史を持つサドルブランドのセッレイタリア。地元ジロ・デ・イタリアに加え、ツール・ド・フランスの公式スポンサーも務める同社は毎年大会デザインの限定モデルをリリースしている。今年は新型のFLITE BOOSTにジロとツールデザインが登場した。



セッレイタリア FLITE BOOST(TDF)セッレイタリア FLITE BOOST(TDF) (c)日直商会
創業から120年以上の歴史を持つセッレイタリアは近年、SLRなど中核モデルのショートノーズ化に積極的に取り組んでいる。2020年のミッドシーズンモデルとして、名作FLITEのショートノーズバージョン「FLITE BOOST」をリリースした。

BOOSTモデルは全長が248mm、通常版が275mmとされているため、27mmもノーズが切り詰められた設計とされている。ショートノーズサドルはUCI規定に反することなく、サドルを前進させられることがメリット。前乗りポジションでハイパワーを発揮し続けるシチュエーションにおいて活躍してくれるはずだ。

セッレイタリア FLITE BOOST(GIRO)セッレイタリア FLITE BOOST(GIRO) (c)日直商会
BOOSTモデルはFLITEらしさを残しつつ、座面形状のブラッシュアップを行い現代的なルックスを獲得。また、SP-01やSLR BOOSTのように座面のパッドを固定する方法が、従来のホチキス留からシェルに接着される方式に変更されている。この方式によって座面の表皮をシェル裏側までに引っ張る必要がなくなり、クッションが持つ本来の性能を100%発揮できるようになる。

そんなリリースされたばかりのFLITE BOOSTにツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアのデザインが加えられた限定エディションが登場する。それぞれのロゴとテーマカラーをあしらったモデルとされており、大会史上初の開催時期をスライドさせた2020年の特別デザインとなっている。

ベースとなるのはマンガネーゼレールを採用したモデルで、SとLの2サイズで展開される。価格は16,000円(税抜)。販売は9月から、現在予約を受付中だ。



セッレイタリア FLITE BOOST
カラー:GIRO、TDF
レール素材:マンガネーゼ
サイズ:S、L
価格:16,000円(税抜)

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