ミッチェルトン・スコットがスペインのマヌエラ財団を新タイトルスポンサーに迎え、早くも今年から「チームマヌエラ・フンダシオン」として活動することを発表。ダークブルーとピンクの新ジャージデザインも発表されている。



チームマヌエラ・フンダシオンのジャージデザインチームマヌエラ・フンダシオンのジャージデザイン (c)www.greenedgecycling.com
「今回の長期的合意はレース中止や延期、失業、給与削減など、サイクリングはもちろんNFLやオリンピックも含め、世界中のスポーツ業界にとって困難な時期に歓迎すべきもの」。ミッチェルトン・スコットは6月12日付のチームニュースで新タイトルスポンサーをこのように迎えている。

リリースによれば、スペインのマヌエラ財団とは、グラナダを拠点とし、フランシスコ・フエルタス氏と妻のマリア・アンガスティアス・ゴンサレス氏が運営するスペインの非営利団体。10月4日に正式に立ち上がり、活動は全て自己資金で賄われるという。契約期間は明らかにされていないが、2020年シーズン再開から始動し、下のコメントにあるように2021年以降もタイトルスポンサーとして存続するものとみられる。詳細は7月1日に発表される予定という。

イェーツ兄弟(イギリス)やエステバン・チャベス(コロンビア)らを擁するミッチェルトン・スコットは、ゲリー・ライアン氏の出資によって2012年に立ち上がったワールドチーム。オリカ社のスポンサー終了後はライアン氏所有のワイン製造会社であるミッチェルトンがタイトルスポンサーを務めていた。

「不安定で不確実な数ヶ月間を過ごした後だけに、2021年とそれ以降の未来を保証するフランシスコ・フエルタス氏とマヌエラ財団のサポートにわくわくしている。組織としてのマヌエラ財団のストーリーに感動し、支援​​的な世界の構築を支援するという彼らの目的をサポートすることを楽しみにしている」とライアン氏はリリースの中で話している。

これまで一貫してオーストラリア人選手中心のオーストラリア拠点チームを貫いてきたミッチェルトン・スコットにとって、海外タイトルスポンサーを迎えるのは初のこと。来年以降のチーム体制、ビジョンなどは追って明らかとなるだろう。

text:So.Isobe

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