ロット・スーダルはレース再開を見据え、選手やスタッフを3つのグループに分けて活動するプランを公表。新型コロナウイルスのクラスター発生を可能な限り抑えるため、とチームドクターは話している。



ロット・スーダル(写真は2019年末のチームキャンプ)ロット・スーダル(写真は2019年末のチームキャンプ) (c)CorVos
ロット・スーダルのチームドクター、イェンス・デッケル氏がベルギーの複数メディアに話したところによれば、プランは選手やスタッフを含めてチームを3つに分散させ、接触機会を減らしてチーム全体の感染リスクを下げるというもの。

このプランは例年よりも開催時期の近い、あるいは重なる3大グランツール(ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャ)の出場メンバーをベースに組み立てられ、可能な限り1ヶ国に留まってレース活動を行う見通しであるという。これに則るとジロとツールの連戦出場は不可能だ。

グループ間に選手の入れ替えが発生する場合は事前に健康診断やテストを行い、健康を維持していることを厳しくチェックする。現在UCI(世界自転車競技連合)とレース再開に向けて協議が進められているほか、各チーム間でも様々な情報交換が行われている、とデッケル医師は話している。

text:So.Isobe

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