欧州各国に広がる新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響は4月のロードレースにも。ロンド・ファン・フラーンデレンやパリ〜ルーベ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュなどのモニュメントをはじめ、ツール・ド・ロマンディやイツリア・バスクカントリーの開催延期も決まった。


2019年パリ〜ルーベ 先頭を走るフィリップ・ジルベール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)とワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)2019年パリ〜ルーベ 先頭を走るフィリップ・ジルベール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)とワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
UCI(国際自転車競技連合)が要請した新型コロナウイルス感染拡大地域でのUCIレース中止の期限は4月3日まで。しかし欧州各国での同ウイルス感染拡大は止まらず、4月や5月のレースも相次いで中止もしくは延期されることが決まった。

フランスのレース主催者ASOは3月17日にプレスリリースを出し、4月12日のパリ〜ルーベ、4月22日のラ・フレーシュ・ワロンヌ、4月26日のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュの開催延期を発表した。1896年初開催のパリ〜ルーベと1892年初開催のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュはいずれも世界大戦による2度の中断期間を経験しているが、1940年代以降は毎年欠かさず開催されている。

ベルギーのロンド・ファン・フラーンデレンも同様に新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期が決定。レース主催者フランドルクラシックは「ベルギー政府はCOVID-19対策を追加し、(イベント開催の禁止が)4月5日まで延長された。これによりロンド・ファン・フラーンデレンの予定通りの開催が不可能になった。現在はロードレースよりも優先されるべきことがある」との声明を出している。1913年初開催のロンドは1915年から1918年まで中断されたものの、2つの世界大戦期間中も開催されている。これにより2020年シーズンの『モニュメント(世界五大クラシック)』のうち10月のイル・ロンバルディアを除く4レースの延期が決まった。

また、4月6日にスペインで開幕するイツリア・バスクカントリーや、4月28日にスイスで開幕するツール・ド・ロマンディの延期も決定。3月から4月にかけてのUCIワールドツアーレースの中で開催中止が決まっていないのは4月19日のアムステルゴールドレースのみ。UCIワールドツアー以外のビッグレースとしては、イタリアのツアー・オブ・アルプスやイギリスのツール・ド・ヨークシャーも開催延期を発表済みだ。

いずれのレースもUCIに新しい開催日程の調整を要請済みだが、シーズン後半のスケジュールが一層過密化するため、2020年の開催を完全に取りやめるレースも多く出てくると見られる。

3月14日に1日前倒しで閉幕したパリ〜ニースをもって沈黙期間に入ったロードレースシーズン。同レースで活躍したナイロ・キンタナ(アルケア・サムシック)とセルジオ・イギータ(EFプロサイクリング)はコロンビアへの帰国後に14日間の検疫措置を受けている。スペインのテネリフェ島などで高地トレーニングを行なっていた選手たちは全員帰国済みで、外出禁止措置が取られている欧州各国では多くの選手たちが野外でのトレーニングができない状態にある。

text:Kei Tsuji
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