2020/03/21(土) - 09:39
LASを代表するロードヘルメット「VICTORY」の後継モデルとして、2019年に登場した最新のハイエンドモデル「VIRTUS」をピックアップ。丸みを帯びたコンパクトなシェル形状を採用し、軽量でエアロかつ通気性にも優れたハイパフォーマンスヘルメットに仕上がる。
1974年の創業時からイタリアンハイドメイドを貫き、高品質なヘルメットを作り続けているLAS(ラス)。現行ラインアップのトップモデルとして展開しているロードヘルメットが「VIRTUS(ビルタス)」だ。独特の有機的なフォルムと快適な被り心地から人気を博した、同社の代名詞とも言えるVICTORYの後継モデルとして生み出された製品である。
エッジの立ったシェルデザインのVICTORYからは一変した丸みを帯びた形状が特徴的。スムーズな空気の流れを生み出すセミエアロな形状を採用することで空力性能を改善している。シェルの表面には前後方向にかけて浅く溝加工が施してあり、ライド時に受ける風を効率的に後方へ受け流すための工夫も見て取れる。
加えて、通気性を向上させるべくヘルメット前方を中心に大口のベンチレーションホールを多数配置する。開口部を広く取ることで、どの速度域でも効率的に空気を取り込める設計だ。帽体内側にも空気の通り道を作ることで優れたエアフローを実現し夏場でも涼しい被り心地に仕上がる。その上で、ホール部分にはブリッジを設けることで帽体の強度を確保し、ヘルメットとして重要な安全性も犠牲にはしていない。
虫の飛来などから頭部を保護するメッシュ付きのインナーパッドを標準装備。厚手のパッドはクッション性も高く快適な被り心地に貢献している。また、あご紐にマグネットバックルを採用していることもポイント。片手でスライドさせるだけで容易に着脱できる作りになっており、グローブをしていても付け外しは簡単にできる。顎部分には肌を保護するためのレザーストラップも用いられている。
アジャスターはダイヤル式で細かな締め付けの調整ができるほか、頭部の形状や好みに合わせて上下方向にも自在に動かすことが可能だ。落ち着いた色合いのマットグレーやド派手なピンクなどを含む全7色のラインアップ。S(54~59cm)とL(57~61cm)の2サイズ展開で、価格は24,000円(税抜)。加えて、カーボンフレームで補強することによって耐衝撃性を強化した、上位モデルのVIRTUS CARBON(ビルタスカーボン)も34,000円(税抜)で販売される。取り扱いはアキボウ。
試着してみたところ、グローバルフィットながら日本人の頭にもフィットしやすい、丸形に近い帽体形状が好印象。欧州ブランドながら多くの人が不満なく被れることと思う。左右のあご紐を近づけるだけで自動でくっついてくれるマグネットバックルも使いやすくスムーズな着脱が可能だった。
実走してみて特別涼しいとか、特別エアロという感覚はなかったが、重心バランスもよくあらゆるライドで使えるオールラウンドヘルメットに仕上がっている。ハイエンドながら極端な軽量化もしておらず、シェルにも十分に厚みがあるため安全面でも心配がないところはLASヘルメットに共通の美点と言えるだろう。
LAS VIRTUS(ビルタス)
サイズ:S(54~59cm)、L(57~61cm)
カラー:マットブラック、マットブラック/レッド、マットブラック/イエロー、マットグレー/ブラック、レッド/ホワイト、ホワイト/ブラック、ピンク/ブラック
価格:24,000円(税抜)
LAS VIRTUS CARBON(ビルタスカーボン)
サイズ:S(54~59cm)、L(57~62cm)
カラー:マットブラック、ホワイト
価格:34,000円(税抜)
1974年の創業時からイタリアンハイドメイドを貫き、高品質なヘルメットを作り続けているLAS(ラス)。現行ラインアップのトップモデルとして展開しているロードヘルメットが「VIRTUS(ビルタス)」だ。独特の有機的なフォルムと快適な被り心地から人気を博した、同社の代名詞とも言えるVICTORYの後継モデルとして生み出された製品である。
エッジの立ったシェルデザインのVICTORYからは一変した丸みを帯びた形状が特徴的。スムーズな空気の流れを生み出すセミエアロな形状を採用することで空力性能を改善している。シェルの表面には前後方向にかけて浅く溝加工が施してあり、ライド時に受ける風を効率的に後方へ受け流すための工夫も見て取れる。
加えて、通気性を向上させるべくヘルメット前方を中心に大口のベンチレーションホールを多数配置する。開口部を広く取ることで、どの速度域でも効率的に空気を取り込める設計だ。帽体内側にも空気の通り道を作ることで優れたエアフローを実現し夏場でも涼しい被り心地に仕上がる。その上で、ホール部分にはブリッジを設けることで帽体の強度を確保し、ヘルメットとして重要な安全性も犠牲にはしていない。
虫の飛来などから頭部を保護するメッシュ付きのインナーパッドを標準装備。厚手のパッドはクッション性も高く快適な被り心地に貢献している。また、あご紐にマグネットバックルを採用していることもポイント。片手でスライドさせるだけで容易に着脱できる作りになっており、グローブをしていても付け外しは簡単にできる。顎部分には肌を保護するためのレザーストラップも用いられている。
アジャスターはダイヤル式で細かな締め付けの調整ができるほか、頭部の形状や好みに合わせて上下方向にも自在に動かすことが可能だ。落ち着いた色合いのマットグレーやド派手なピンクなどを含む全7色のラインアップ。S(54~59cm)とL(57~61cm)の2サイズ展開で、価格は24,000円(税抜)。加えて、カーボンフレームで補強することによって耐衝撃性を強化した、上位モデルのVIRTUS CARBON(ビルタスカーボン)も34,000円(税抜)で販売される。取り扱いはアキボウ。
試着してみたところ、グローバルフィットながら日本人の頭にもフィットしやすい、丸形に近い帽体形状が好印象。欧州ブランドながら多くの人が不満なく被れることと思う。左右のあご紐を近づけるだけで自動でくっついてくれるマグネットバックルも使いやすくスムーズな着脱が可能だった。
実走してみて特別涼しいとか、特別エアロという感覚はなかったが、重心バランスもよくあらゆるライドで使えるオールラウンドヘルメットに仕上がっている。ハイエンドながら極端な軽量化もしておらず、シェルにも十分に厚みがあるため安全面でも心配がないところはLASヘルメットに共通の美点と言えるだろう。
LAS VIRTUS(ビルタス)
サイズ:S(54~59cm)、L(57~61cm)
カラー:マットブラック、マットブラック/レッド、マットブラック/イエロー、マットグレー/ブラック、レッド/ホワイト、ホワイト/ブラック、ピンク/ブラック
価格:24,000円(税抜)
LAS VIRTUS CARBON(ビルタスカーボン)
サイズ:S(54~59cm)、L(57~62cm)
カラー:マットブラック、ホワイト
価格:34,000円(税抜)
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