スペシャライズドのE-BIKEライン”TURBO”が日本国内へ本格的に導入される。ライダーファーストな理想の一台を実現するため、アシストユニットを自社開発したE-BIKEが発表された。



2020モデルとして発表されたスペシャライズド TURBO CREOシリーズ (左がCOMP、右がS-WORKS)2020モデルとして発表されたスペシャライズド TURBO CREOシリーズ (左がCOMP、右がS-WORKS)
世界的に大きな潮流となっているE-BIKE。ここ数年で日本にもローカライズされたモデルがいくつも導入され、新たなカテゴリーとしてのE-BIKEという存在が徐々に認知されてきている。とはいえ、これまでのスポーツバイクユーザーにとっては、どこか対岸の出来事のように感じている方が大多数ではないだろうか。

それはもちろん、「自分の脚で苦しんでこそ」「まだまだ自力で走りたい」というストイックなメンタリティが大きなウェイトを占める一方で、E-BIKEそのものに対する不満もあるだろう。嵩む重量、野暮ったいルックス、登りはともかく平地では物足りない走行性能etc……。

そんなサイクリストたちの不満を一蹴するべく、スペシャライズドが満を持して投入するのが新型のTURBO SLシリーズだ。今回、2020モデルとして本格的なE-ロードバイク”TURBO CREO”、そしてE-MTB”LEVO SL”が日本へと導入されることになった。

各メディアを集め、TURBOSLシリーズの発表会が行われた各メディアを集め、TURBOSLシリーズの発表会が行われた
今年導入されるTURBOシリーズの最も大きな特徴は、E-BIKEの心臓部とも言えるドライブトレインに自社開発の”SL”ユニットを搭載すること。一般的なE-BIKEメーカーはシマノやボッシュといったサプライヤーのアシストユニットを組み合わせている。一方で、スペシャライズドは理想を追求するためにオリジナルのアシストユニットを作り上げた。

2012モデルで初のE-BIKEとなるTURBO Sを発表して以来、多くのモデルを手掛けてきたスペシャライズドは、長年E-BIKEユーザーに関するデータを蓄積してきた。その中で、多くのユーザーがアシスト量が最大となるハイモードを選択せず、より穏やかなアシストモードで走っているという事実を発見するに至ったのだという。

手前が新型のSLユニット、奥がこれまでのTURBOシリーズ(※国内未展開)に装着されていたパワーユニットだ手前が新型のSLユニット、奥がこれまでのTURBOシリーズ(※国内未展開)に装着されていたパワーユニットだ
つまり、これまでは「大トルク、高出力」至上主義で各ユニットブランドが開発競争を繰り広げてきたが、実際は過剰な性能を持て余すシーンが多いということ。現実のライディングシーンで必要とされる範囲の出力に絞り、これまで二の次とされていた軽量性やコンパクトさといった要素の優先度を高めることで、スポーツバイク本来の乗り味を損なうことなく必要十分なアシストを実現するのが新型のSLユニットだという。

数値スペックで見てみよう。ライバルブランドは定格出力250W、最大トルク70Nm程度のところ、SLユニットは定格出力が240W、最大トルクが35Nmとなる。一方で重量面を比較すると、3kg前後に収まるライバルたちに対し、SLユニットは1.95kgまで軽量化されており、大きさも非常にコンパクトに仕上がる。バッテリーを含めたシステム全体としてみれば、その差は更に広がるはずだ。

「TURBOシリーズは他社のE-BIKEの2年先を行っています」と豪語するスペシャライズドジャパン小松代表「TURBOシリーズは他社のE-BIKEの2年先を行っています」と豪語するスペシャライズドジャパン小松代表
「TURBOシリーズは他社のE-BIKEの2年先を行っています」。スペシャライズドジャパンの小松代表が口にした言葉は、決して大言壮語の類ではない。自転車全体として理想とする性能を実現するために、E-BIKEの核となるアシストユニットを含めたトータルデザインを行っているのは、スペシャライズドただ一社だけだからだ。

E-BIKEはバイク全体のキャラクターがアシストユニットの設計に大きく依存する。多くのブランドはサプライヤーが用意するユニットから搭載モデルを選択するしかないが、スペシャライズドはスポーツバイクとしてサイクリストが満足できる性能を実現するために、独自の要求性能を持ったアシストユニットが必要不可欠だと考え、そのために自社開発に踏み切った。

その結果として生み出されたのが、本格的なE-ロードバイクとなるTURBO CREOであり、フルサスE-MTBのTURBO LEVO SLだ。それぞれのモデルの詳細はプロダクト記事(CREOLEVO SL)に譲るとして、どちらのバイクにも共通するのは、ずば抜けた軽さを誇るということ。CREOは12.2kg、LEVO SLが17.35kgと、E-BIKEの枠を超えた数値をマークする。

非常にコンパクトなSLユニット 近年のマッシブなカーボンフレームを見慣れた目からすれば違和感はほぼない非常にコンパクトなSLユニット 近年のマッシブなカーボンフレームを見慣れた目からすれば違和感はほぼない
スペシャライズドのパヴェレーサー、ROUBAIXに搭載されるヘッドコラム内蔵型サスペンション”フューチャーショック2.0”が搭載されるスペシャライズドのパヴェレーサー、ROUBAIXに搭載されるヘッドコラム内蔵型サスペンション”フューチャーショック2.0”が搭載される 電源のオンオフ、モード切替はトップチューブに内蔵されたTCU(コントロールユニット)によって行う。電池残量も確認できる電源のオンオフ、モード切替はトップチューブに内蔵されたTCU(コントロールユニット)によって行う。電池残量も確認できる


クランク側から見ればE-BIKEということに気づかないほどクランク側から見ればE-BIKEということに気づかないほど
TURBO SLシリーズのバイクが目指したのは、サイクリングの垣根を取りはらうこと。速い人でも遅い人でも、男性でも女性でも、若い人も年老いた人も。サイクリングを有意義で楽しいアクティビティとして楽しむためのツールとしてE-BIKEを広めるためのフラッグシップとなることが、TURBOに与えられた使命だ。

「恰好良くて、速い乗り物。EVの火付け役となったテスラのモデル3もその要素を満たしていました。E-BIKEにも同じことが言えるはずです」と語ったのはスペシャライズドジャパンのマーケティングディレクターである松岡氏。その言葉通り、TURBO SLシリーズは日本のE-BIKE時代の開拓者となるのか。次回、ロードモデルであるTURBO CREOに試乗したインプレッションをお伝えしよう。

宮ケ瀬湖へと舞台を移し、テストライドに臨んだ 次回、インプレッションをお届けしよう宮ケ瀬湖へと舞台を移し、テストライドに臨んだ 次回、インプレッションをお届けしよう
スペシャライズド E-BIKEラインアップ一覧
E-ロードバイク / CREO
S-WORKS TURBO CREO SL
TURBO CREO SL EXPERT
TURBO CREO SL EXPERT EVO
TURBO CREO SL COMP CARBON
TURBO CREO SL COMP CARBON EVO
E-MTB / LEVO SL
S-WORKS LEVO SL FOUNDER'S EDITION
S-WORKS TURBO LEVO SL
LEVO SL EXPERT CARBON
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text:Naoki Yasuoka
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