愛三工業レーシングチームはチーム公式サイトで2020年体制を発表。NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネから復帰する伊藤雅和と當原隼人、貝原涼太の3名が新たに加入し、10名体制とする。また、新ジャージのデザインもあわせて発表した。


発表されたメンバーは以下の通り。既に発表されている通り、渡邊翔太郎が移籍し、引退した早川朋宏はスタッフとしてチームに残る。
愛三工業レーシングチーム 2020年体制
選手(出身地・前年所属チーム)
住吉宏太(熊本県)
岡本 隼(京都府)
草場啓吾(愛知県)
大前 翔(東京都)
中川 拳(北海道)
ダミアン・モニエ(フランス)
ジェイソン・クリスティ(ニュージーランド)
伊藤雅和(神奈川県・NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ)
當原隼人(沖縄県・日本体育大学)
貝原涼太(福岡県・日本大学)
スタッフ
別府 匠 チームマネージャー
西谷 泰治 テクニカルディレクター
小松 定俊 チーフメカニック
渡会 菜々 チームアシスタント
早川 朋宏 チームスタッフ
中澤 秀嘉 チームドクター
中根 賢二 プロジェクトマネージャー
鷲見 成起 ゼネラルマネージャー
2019年ツール・ド・北海道で集団コントロールの集団牽引をする伊藤雅和2019年ツール・ド・北海道で集団コントロールの集団牽引をする伊藤雅和 photo:Satoru Kato
2019年ツール・ド・おきなわ U23賞を獲得した當原隼人2019年ツール・ド・おきなわ U23賞を獲得した當原隼人 photo:Satoru Kato2018年インカレで4kmインディヴィデュアルパーシュートなど3種目で優勝した貝原涼太(写真中央)2018年インカレで4kmインディヴィデュアルパーシュートなど3種目で優勝した貝原涼太(写真中央) photo:Satoru Kato

NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネから移籍の伊藤雅和は2016年以来の復帰。日本体育大学を来春卒業する當原隼人は、2019年ツール・ド・おきなわでU23賞を獲得するなどロードレースで強さを見せる。日本大学を卒業する貝原涼太は、2018年のインカレ・トラック競技で3冠を達成した経験をもつ。

2019年から継続する7名の選手とあわせて10名体制とし、引き続きUCIコンチネンタルチームとして14年目のシーズンを迎える。「グローバルな環境で活躍できる日本人の育成」という基本理念を柱に、UCIチームランキングと個人ランキングを上げるためのUCIポイント獲得を目指し、5月のツアー・オブ・ジャパン、6月の全日本選手権優勝を最大の目標とする。また、Jプロツアーにも参戦し、国内の自転車ロードレースファンの拡大と、国内レースのレベルアップに貢献するとしている。

愛三工業レーシングチームの新ジャージデザイン愛三工業レーシングチームの新ジャージデザイン ©️愛三工業レーシングチーム
また、新しいチームジャージのデザインもあわせて発表された。ブルーのチームカラーはそのままに、自動車関連企業をアピールするデザインにしたという。一方、使用機材は2019年に引き続きデローザとなる。

愛三工業レーシングチームは1月15日からのニュージーランド・サイクル・クラシック(UCI2.2)で2020年シーズンをスタートさせる。

text:Satoru Kato