チタン加工会社に端を発するイタリアのパーツブランド「Carbon Ti(カーボンチ)」より、前後合計223gのロード用ハブが登場した。軽量なホイールを組み上げたい方やハブにアクセントカラーを入れたい方におすすめのプロダクトだ。



Carbon Ti X-HUB SPハブ(赤)Carbon Ti X-HUB SPハブ(赤)
Carbon Ti X-HUB SPハブ(青)Carbon Ti X-HUB SPハブ(青) Carbon Ti X-HUB SPハブ(黒)Carbon Ti X-HUB SPハブ(黒)


軽量化の追求はロードバイクの楽しみ方の1つ。レースのためにバイク重量を削る方もいれば、極限まで自転車を軽量に仕上げたい一心の方もいるだろう。軽さを追い求める方の味方となってくれるブランドの1つが、イタリアのCarbon Tiだ。

Carbon Tiはイタリアのチタン、アルミ、カーボンを素材とするマニュファクチャラー「LLS」のいちブランド。LLSのクライアントにはドゥカティやアプリリア、ポルシェといったブランドから、ビアンキやルックなど自転車ブランドまで名前を連ねている。1990年に創業したLLSから2005年に生まれたのがCarbon Tiだ。LLSで扱う素材を使用したプレミアムなMTBパーツやレーシングバイクパーツを展開している。

シンプルな作りのフロントハブシンプルな作りのフロントハブ シマノの11速用フリーが搭載されているシマノの11速用フリーが搭載されている

ハブボディは涙型の切削が行われているハブボディは涙型の切削が行われている フリーボディ側にも切削加工が行われているフリーボディ側にも切削加工が行われている

56Tのチタンリングが備えられている56Tのチタンリングが備えられている 前後ともにストレートプルを採用している前後ともにストレートプルを採用している


今回紹介するX-Hubはロードバイク、リムブレーキ仕様の軽量ハブセット。7075アルミニウムをハブボディの素材とし、CNC加工で成型することで軽量性を獲得している。前後ともにアクスルは7075アルミニウム素材とし、テーパー形状とすることで軽量性と強度、剛性を両立。結果として重量は前60g、後ろ160g(カタログ値)を達成した。

リアのフリーボディはシマノ11速のみ展開。フリーボディのラチェットはチタン製56Tのリングと4つの爪がコンタクトする設計。軽量かつ高耐久な素材を使用したリングはハブの軽量化などに貢献している。また、3つ爪ではなく4つ爪を採用することで、優れた反応性を獲得していることもポイントだ。フリーボディとハブボディの間にはラバーリップシールが設けられているため、水分や埃の侵入を防いでくれる。SKFのシールドベアリングが使用されており、非常に摩擦損失が少なく仕上げられているという。

フロントのスポークホールは20、リアは24だ。いずれもストレートプル仕様であり、軽量かつ反応性に優れたホイールを組み上げられるだろう。カラーは黒、赤、青が用意されている。他にもゴールドやシルバー、グリーン、アシッドグリーンなど様々なカラーを注文することができるという。いずれもグロッシーな仕上げとされており、ハブの存在感を主張する。ベーシックな黒はもちろん、ハブでアクセントカラーをつけるバイクコーディネートを楽しみたい方にはぴったりだろう。価格は62,500円(税抜)。

また、Carbon Tiにはアノダイズ加工で彩られたクイックレバーやシートクランプ、ヘッドキャップのボルトなど様々なパーツも用意されている。自転車のコーディネートとしてCarbon Tiパーツで揃えるのも良さそうだ。

フロントハブの実測重量は62gフロントハブの実測重量は62g 実測161gのリアハブ実測161gのリアハブ

前後の重量合計は223g前後の重量合計は223g 10速用スペーサーやステッカーが付属する10速用スペーサーやステッカーが付属する




Carbon Ti X-HUB SPハブ
素材:7075アルミ
重量:223g(前後セット、前62g:後ろ161g)
カラー:黒、赤、青、金、銀、緑、 薄緑
価 格:62,500円(税抜、前後セット)


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