2019/12/11(水) - 08:01
12月10日にUCI(国際自転車競技連合)が2020年から向こう3年間のUCIワールドツアー/UCIプロチーム/UCIウィメンズワールドチームのリストを発表した。コフィディスやイスラエルサイクリングアカデミーがワールドチーム昇格を果たし、アレ・BTC・リュブリャナなど7の女子チームが初めて設定されたUCIウィメンズワールドチーム入りしている。
19チームが来季以降のワールドチームとして走る photo:Kei Tsuji
今回発表されたのは、UCIとライセンス委員会の承認を得て、2020年から2023年までUCIワールドツアー、UCIプロチーム(プロコンチネンタルチームから改称)、そしてUCIウィメンズワールドチームとして活動する権利を得たチームのリスト。予定通りコフィディスがワールドチーム返り咲きを叶え、吸収合併するカチューシャ・アルペシンのライセンスを引き継ぐ形でイスラエルサイクリングアカデミーが実質的な昇格を射止めた。
これによってUCIワールドチームは昨年から1増の合計19チームに。グランツールの招待枠常連だったコフィディスは昇格を見据えてエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)やギヨーム・マルタン(フランス)など大規模な戦力補強を叶えており、それらが11年ぶりのトップカテゴリー復帰として実を結んだ。一方ナイロ・キンタナやウィネル・アナコナ(共にコロンビア)やディエゴ・ローザ(イタリア)を獲得しながらも昇格ならなかったアルケア・サムシックはUCIプロチームとして登録を済ませている。審議中のミッチェルトン・スコットに対しても近日中に承認が降りる見通しだ。
ワールドチーム復活を叶えたコフィディス photo:CorVos
カチューシャのライセンスを引き継ぐ形で昇格を決めたイスラエルサイクリングアカデミー photo:CorVos
また、UCIプロコンチネンタルチーム改めUCIプロチーム登録を済ませたのはNIPPO・デルコ・プロヴァンス(フランス)など18チーム。フンダシオン・オルベア(スペイン、かつてのエウスカルテル・エウスカディ)とウノX・ノルウェージャンデヴェロップメント(ノルウェー)が新規登録を済ませたほか、ビンゴール・WB(ベルギー)も登録を予定しているが、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネやエウスカディ・バスクカントリー、ルームポット・シャルルの解散などにより昨年から6チームも減じている。
なおUCIは来季から新しい施策を投じることが発表済み。ワールドランキング中、プロコンチネンタル勢最上位の16位となったトタル・ディレクトエネルジー(フランス)は来季の全ワールドツアーレースへの出場権を叶え、続いたワンティ・グループゴベール(ベルギー、来年はサーカス・ワンティゴベール)がワンデーレースを束ねた「UCIクラシックシリーズ」への全戦出場権を確保したこともアナウンスされている。ただし出場は義務ではなく、トタル・ディレクトエネルジーは来年ジロ・デ・イタリアのスキップを表明済み。
女子では7チームが新設されたUCIウィメンズワールドチームとして登録された photo:Kei Tsuji
大きく変化するのが女子チームだ。従来はただ1つのカテゴリー「UCIチーム」に46チームが登録を行なっていたが、2020年からファーストディヴィジョンの「UCIウィメンズワールドチーム」が正式設定され、最低給与など条件をクリアした7チームに承認が降りた。與那嶺恵理が所属するアレ・BTC・リュブリャナもその中の一つであり、審議中のミッチェルトン・スコット(オーストラリア)も間も無く登録される見込み。
ここ数年間世界王者を輩出し続けているブールス・ドルマンスは、2020年いっぱいでメイン・サブスポンサーの降板が決定しているため、UCIウィメンズワールドチームへの登録条件である「4年間のスポンサーシップ保証」を満たせないとして申請を取り下げている。UCIは向こう3年間で登録チーム数を増加させ、最低賃金の底上げなどを図っていくと発表している。

今回発表されたのは、UCIとライセンス委員会の承認を得て、2020年から2023年までUCIワールドツアー、UCIプロチーム(プロコンチネンタルチームから改称)、そしてUCIウィメンズワールドチームとして活動する権利を得たチームのリスト。予定通りコフィディスがワールドチーム返り咲きを叶え、吸収合併するカチューシャ・アルペシンのライセンスを引き継ぐ形でイスラエルサイクリングアカデミーが実質的な昇格を射止めた。
これによってUCIワールドチームは昨年から1増の合計19チームに。グランツールの招待枠常連だったコフィディスは昇格を見据えてエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)やギヨーム・マルタン(フランス)など大規模な戦力補強を叶えており、それらが11年ぶりのトップカテゴリー復帰として実を結んだ。一方ナイロ・キンタナやウィネル・アナコナ(共にコロンビア)やディエゴ・ローザ(イタリア)を獲得しながらも昇格ならなかったアルケア・サムシックはUCIプロチームとして登録を済ませている。審議中のミッチェルトン・スコットに対しても近日中に承認が降りる見通しだ。


また、UCIプロコンチネンタルチーム改めUCIプロチーム登録を済ませたのはNIPPO・デルコ・プロヴァンス(フランス)など18チーム。フンダシオン・オルベア(スペイン、かつてのエウスカルテル・エウスカディ)とウノX・ノルウェージャンデヴェロップメント(ノルウェー)が新規登録を済ませたほか、ビンゴール・WB(ベルギー)も登録を予定しているが、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネやエウスカディ・バスクカントリー、ルームポット・シャルルの解散などにより昨年から6チームも減じている。
なおUCIは来季から新しい施策を投じることが発表済み。ワールドランキング中、プロコンチネンタル勢最上位の16位となったトタル・ディレクトエネルジー(フランス)は来季の全ワールドツアーレースへの出場権を叶え、続いたワンティ・グループゴベール(ベルギー、来年はサーカス・ワンティゴベール)がワンデーレースを束ねた「UCIクラシックシリーズ」への全戦出場権を確保したこともアナウンスされている。ただし出場は義務ではなく、トタル・ディレクトエネルジーは来年ジロ・デ・イタリアのスキップを表明済み。

大きく変化するのが女子チームだ。従来はただ1つのカテゴリー「UCIチーム」に46チームが登録を行なっていたが、2020年からファーストディヴィジョンの「UCIウィメンズワールドチーム」が正式設定され、最低給与など条件をクリアした7チームに承認が降りた。與那嶺恵理が所属するアレ・BTC・リュブリャナもその中の一つであり、審議中のミッチェルトン・スコット(オーストラリア)も間も無く登録される見込み。
ここ数年間世界王者を輩出し続けているブールス・ドルマンスは、2020年いっぱいでメイン・サブスポンサーの降板が決定しているため、UCIウィメンズワールドチームへの登録条件である「4年間のスポンサーシップ保証」を満たせないとして申請を取り下げている。UCIは向こう3年間で登録チーム数を増加させ、最低賃金の底上げなどを図っていくと発表している。
UCIワールドチーム(2020-2023年)
UCIプロチーム(2020-2023年)
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア) |
バルディアーニ・CSF・ファイザネ(イタリア) |
カハルーラル・セグロスRGA(スペイン) |
サーカス・ワンティゴベール(ベルギー) |
ファンダシオン・オルベア(スペイン、新規) |
ガスプロム・ルスヴェロ(ロシア) |
ラリーサイクリング(アメリカ) |
リワル・レディーネス(デンマーク) |
スポートフラーンデレン・バロワーズ |
アルケア・サムシック(フランス) |
ノボ ノルディスク(アメリカ) |
トタル・ディレクトエネルジー(フランス) |
ウノX・ノルウェージャンデヴェロップメント(ノルウェー、新規) |
B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト(フランス) |
ブルゴス・BH(スペイン) |
コレンドン(ベルギー) |
NIPPO・デルコ・プロヴァンス(フランス) |
ヴィノ・ザブ・KTM(イタリア) |
審議中 |
ビンゴール・WB(ベルギー) |
UCIウィメンズワールドチーム(2020-2023年)
アレ・BTC・リュブリャナ(イタリア) |
キャニオン・スラムレーシング(ドイツ) |
CCC・リブ(ポーランド) |
FDJヌーヴィルアキテーヌ・フュチュロスコープ(フランス) |
モビスター(スペイン) |
サンウェブ(ドイツ) |
トレック・セガフレード(アメリカ) |
審議中 |
ミッチェルトン・スコット(オーストラリア) |
text:So.Isobe
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