2020年から「バーレーン・マクラーレンチーム」へとチーム名を改めるバーレーン・メリダ。チーム発足から4年間サブスポンサーとなり、機材供給を行ってきたメリダが継続して機材供給を行うことが決定している。以下、メリダからのプレスリリースを紹介する。



2017年の初めに発足したバーレーン・メリダ・プロサイクリングチームにメリダは 単なる機材スポンサーとしてではなく、主要なパートナーとして参加しました。4年間のサブタイトルスポンサーとしてランプレ・メリダで活躍し、その後3年間のバーレーン・メリダでの驚異的な活躍を経て、メリダが選んだのは、バーレーンが新たに発足させるワールドツアーチームに主要なスポンサーとして最高の機材を供給するサプライヤー及びテクニカルパートナーとなる事です。

2018年のミラノ〜サンレモを制したヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ))2018年のミラノ〜サンレモを制したヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)) photo:LaPresse - D'Alberto / Ferrari / Alpozzi
2017年、チームが発足した最初の年から、ヴィンツェンツォ・ニバリをキャプテンとして数多くの成功を収めてきました。2017年には2つのグランツールでの表彰台とイル・ロンバルディアでの勝利。ヴィンツェンツォは2018年のミラノ〜サンレモで勝利し、2019年のジロ・ディ・イタリアでも総合2位に入りました。バーレーン・メリダ・プロサイクリングチームは、チーム発足の年にグランツールで2度表彰台に上った史上初のチームです。

しかし、私達のチームは”メッシーナのサメ”(ヴィンツェンツォの愛称)の単なるサポーターではありません。それぞれの選手が、チームの象徴であるブルーとレッド、そしてゴールドの存在を世界中のあらゆるレースで、様々な形で魅せて来ました。その中でも印象的なのはソニー・コルブレッリのブラバンツ・ペイルでの勝利、ツール・ド・スイスとパリ〜ニースでのステージ優勝を含む11の勝利でしょう。2018年のドイツ・ツアーとビンク・バンク・ツアーでのマテイ・モホリッチの勝利も同様です。そしてディラン・トゥーンスの2019年のツール・ド・フランスでのステージ優勝や、ブエルタ・ア・エスパーニャとクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでのリーダージャージの着用もあります。

両2019年のツール・ド・フランスでステージ優勝を挙げたディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーン・メリダ)両2019年のツール・ド・フランスでステージ優勝を挙げたディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーン・メリダ) photo:Luca Bettiniビンク・バンク・ツアー2018で総合優勝したマテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・メリダ)ビンク・バンク・ツアー2018で総合優勝したマテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・メリダ) photo:CorVos

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを走る新城幸也(バーレーン・メリダ)ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを走る新城幸也(バーレーン・メリダ) photo:Kei Tsuji
「3年間のチームの活動での表彰台は199回に上り、勝利の数は53回となりました。「私達は過去3年間に成し遂げたことに表現しようのない誇りを感じています。チームが作られるごく始めから関わり、その最初の年にグランツールで2度表彰台に立つことは最高のチームを予感させるものでした。バーレーンのワールドツアーチームとの関わりを持ち続けたいと思うことは当然です。このプロトンの中で最も成功したチームの一つであるこのチームに責任を持ち続けられることは光栄以外の何者でもありません。」アンドレアス・ロッター メリダ・スポーツマーケティングディレクター

バーレーン・メリダ・プロサイクリングチームの発足からチームを支えてきたヨーガン・ファルケ率いるメリダのR&Dチーム。ロードレースの最先端を行くテクノロジーと素材を使用した機材をライダーに供給してきました。オールラウンドロードバイクのMERIDA SCULTURA、エアロロードバイクのMERIDA REACTO、そしてTTバイクのMERIDA TIME-WARP TTがチームの機材として用いられました。これらのバイクは、最先端のテクノロジーと技術革新を用いてチームを支えるだけではなく、そのデザインでもチームを彩りました。

ユーロバイクに展示されたバーレーン・メリダ仕様のSCULTURAユーロバイクに展示されたバーレーン・メリダ仕様のSCULTURA
「ランプレ・メリダでの活動を通じて私達は多くの知見を蓄え、それはバーレーン・メリダ・プロサイクリングチームへの仕事に多大な貢献をしました。多くの根本的な革新や、積み重ねによる向上で、チームが最高のレベルで戦えることを支えてきました。2020年、新たな、そしてエキサイティングな次章の始まりです。マクラーレンと共同でチームを最高の体制でサポートしていける事は楽しみ以外の何物でもありません。自転車のデザインと開発において新しいスタンダードを共に創り出す事が出来ると信じてチームと共に動いています。」 ヨーガン・ファルケ

「メリダとパートナーシップを組める事を大変光栄に思い、チームにとって重要なパートをメリダが担ってくれる事を楽しみにしています。メリダのテクノロジーを用いて開発する私達の主力機材は、3年間のチームのパートナーシップ活動で成し遂げた勝利がそのアプローチの正しさを証明しています。私達が輝かしい未来を共に築いていける事を確信しています。」 ジョン・アラート マクラーレン プロサイクリング マネージング・ディレクター

メリダは、バーレーンの新たなワールドツアーチーム「バーレーン・マクラーレン」を、エキサイティングな2020シーズンのプロトンで最も成功するチームとするべく全力の体制でサポート出来ることを楽しみにしています。
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