UCIワールドツアーチームのアスタナが3年間に渡るアルゴン18との契約を終了し、新たにウィリエールとのパートナーシップを締結した。鮮やかなブルーメタリックにペイントされたオールラウンドモデル、ZERO SLRをメインバイクに据えワールドツアーを戦う。



ウィリエールがアスタナの新たなパートナーに

来季アスタナが使用するウィリエール ZERO SLR来季アスタナが使用するウィリエール ZERO SLR (c)Wilier Triestina
12月2日付けでウィリエールがUCIワールドツアーチームのアスタナとのパートナーシップ締結を発表した。ウィリエールは近年、トタル・ディレクトエネルジーやウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリアなどのプロコンチネンタルチームへバイクサポートを行ってきたが、ワールドチームとの関わりはランプレに機材供給していた2012年以降途絶えていた。実に8年ぶりとなるワールドツアーへの参戦だ。

カザフスタン籍のワールドチーム、アスタナはヤコブ・フグルサングやミゲルアンヘル・ロペス、アレクセイ・ルツェンコらを中心に2019シーズンは37勝もの勝利を挙げてきた。チームは来季からウィリエールの軽量オールラウンドモデル「ZERO SLR」をメインバイクに据えレースを走る。また、タイムトライアルバイクは同社の「TURBINE」を駆る。これらアスタナチームカラーモデルは一般発売もされる予定だという。

鮮やかなブルーメタリックが目を引くデザイン鮮やかなブルーメタリックが目を引くデザイン (c)Wilier Triestinaフレームと同色にペイントされたハンドルバーフレームと同色にペイントされたハンドルバー (c)Wilier Triestina

フォーク裏にも模様が入る、各所にイエローのアクセントもフォーク裏にも模様が入る、各所にイエローのアクセントも (c)Wilier TriestinaコンポーネントはシマノDURA-ACE DI2、ホイールはコリマコンポーネントはシマノDURA-ACE DI2、ホイールはコリマ (c)Wilier Triestina

バイクはカザフスタン国旗のカラーであるブルーにイエローのアクセントを加えたデザインで、全体的にメタリック調にペイントされる。コンポーネントはシマノDURA-ACE DI2、ホイールはコリマを引き続き使用する模様。

アスタナに加えて、UCIウィメンズツアー参戦のアスタナウィメンズチーム、コンチネンタルチームのヴィノ・アスタナモータースとアスタナシティにもバイクサポートを行う。

来季アスタナが使用するウィリエール TURBINE来季アスタナが使用するウィリエール TURBINE (c)Wilier Triestina
アンドレア・ガスタルデッロ氏(ウィリエールトリエスティーナCEO)
ウィリエールの今後の成長にも繋がる今回の契約を大変嬉しく思う。アスタナとは世界のトップレースで勝利を挙げるという目標を共有しており、ウィリエールブランドの価値をさらに高める革新的な製品の開発に貢献してくれることだろう。アスタナは今季素晴らしい成功でシーズンを終えており、来季からもエキサイティングな勝利をともに祝うことを楽しみしている。

アレクサンドル・ヴィノクロフ氏(アスタナプロチームGM)
輝かしい歴史を持つウィリエールと契約をスタートできたことを嬉しく思う。お互いに家族のように親密な関係を築き、世界最高峰のレースシーンで15シーズン目もさらなる勝利を目指していく、このメンタリティはアスタナのライダーとスタッフに完全にフィットしている。ウィリエールバイクは我々の水準を更に高めてくれると確信している。ロードバイクとTTバイクをテストしたが、どちらも優れたマシンであることは間違いない。このバイクが来季チームに多くの勝利をもたらしてくれることを願っている。

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