自転車用ライトのリーディングカンパニーであるキャットアイより、新型フロントライト「AMPP500」がリリースされている。定番のVOLTシリーズとは異なるスペックを採用することで、コストパフォーマンスを向上させたモデルだ。



キャットアイ AMPP500キャットアイ AMPP500
キャットアイのフロントライトと言えばVOLTシリーズが定番だ。6000ルーメンの圧倒的ハイパワーモデルから、100ルーメンという馴染みやすいモデルまで幅広くラインアップされ、数多くのサイクリストが手に取りやすい充電式シリーズとして展開され続けてきた。

今回、充電式ライトシリーズにAMPP(アンプ)という新しいシリーズが加わることとなった。日本で発売されるのは最大500ルーメンの「AMPP500」というモデルだ。明るさという面ではSync Coreと同様だが、AMPPの機能はシンプル。VOLT800、VOLT400の合間を埋める光量としつつ、新設計を採用することでコストパフォーマンスを高めていることが特徴だ。

交換可能バッテリーを採用したVOLTシリーズとは異なり、AMPPは本体一体型バッテリーを採用している。載せられている電池は3.6V、2200mAhというスペックで、AMPP500のランタイムはハイ(500ルーメン)で約1.5時間、ロー(250ルーメン)で約3時間となっている。

キャットアイが誇るオプティキューブテクノロジーを採用しているキャットアイが誇るオプティキューブテクノロジーを採用している ライトのサイドがクリアパーツとされているライトのサイドがクリアパーツとされている

キャットアイが誇るフレックスタイトを採用するキャットアイが誇るフレックスタイトを採用する 充電はMicroUSBで行う充電はMicroUSBで行う


他にもハイとローの点灯モードに加え、他にもデイタイムハイパーコンスタントとフラッシュモードが搭載されている。デイタイムハイパーコンスタントは、常時250ルーメンの明るさを点灯しながら、500ルーメンの明るさで点滅するというもの。非常に被視認性に優れるモードであり、日中でも存在感を示すことができることが特徴。

電源をオフにしたモードから点灯再開するモードメモリ機能や、ダブルクリックでハイモードに移行する機能などVOLTに採用されているものをそのまま踏襲している。ダブルクリックをするとどのモードからでもハイモードになる機能は、ローモードなど使用時に、路面の状況など周囲の状況を素早く確認したくなったときに活躍。この機能は消灯時にも効果を発揮してくれる。通常の長押しよりも容易な操作で電源をオンにすることが可能だ。

円筒状が特徴のVOLTシリーズに対し、AMPPは角張った形状を採用する円筒状が特徴のVOLTシリーズに対し、AMPPは角張った形状を採用する
キャットアイが誇るオプティキューブテクノロジーによるワイド配光によって高い安心感を実現。最も明るい光は、VOLTよりも若干横に広がる設計となっており、足元の視認性が高くなっている。ボディのサイドにはクリアパーツを用いることで、側方から接近する車もサイクリストの存在に気が付きやすいはずだ。

自転車へのマウントもキャットアイが誇るフレックスタイトブラケットを採用。オプションのヘルメットブラケットとセンターフォークブラケットにも対応している。

あらゆる面でVOLT400とほぼ遜色のない内容としている一方で、VOLT400が8,000円(税抜)で、AMPP500が6,000円(税抜)と手の届きやすい価格を実現。同スペックのバッテリーを使用するVOLT400よりもランタイムは短め、かつバッテリーを交換できないという割り切った仕様によるものだろう。AMPP500は、明るいライトを多くのサイクリストに届けるためのハイ・コストパフォーマンスなフロントライトだ。

中央部に強い光を照射するAMPP500中央部に強い光を照射するAMPP500
足元まで光は広がる足元まで光は広がる サイドからも光が照射されるサイドからも光が照射される




キャットアイ AMPP500
サイズ:100×34×37mm
重量:117g
使用電池:リチウムイオン電池 3.6V 2200mAh
充電時間:約4~8時間
価格:6,000円(税抜)

モード:ランタイム
点灯(ハイ):約1.5時間(500ルーメン)
点灯(ロー):約3時間(250ルーメン)
デイタイムハイパーコンスタント:約5時間(500/250ルーメン)
点滅:約50時間(250ルーメン)
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