ツール・ド・おきなわ市民50kmフィフティーに優勝した寺崎嘉彦(バルバレーシングクラブ)さんによるレポート。層が厚くレベルも高い50歳代エイジクラスのスプリントを制しての優勝。シマノ鈴鹿などでも常勝のスプリンターは強い意志を持っておきなわに臨んだ。



寺崎嘉彦(バルバレーシングクラブ)寺崎嘉彦(バルバレーシングクラブ) photo:Makoto.AYANO沖縄優勝までの道のり
・沖縄で勝ちたい!その思いが込み上げてきたのは鈴鹿ロードレースのオーバー50に参加し、ボロ負けした時からだった。いつもの鈴鹿なら必ずと言って良いほど上位に喰い込み、表彰台に立って笑顔でレースを終えていたのだが、今回の鈴鹿はまともにゴールスプリントすら出来ない散々たる結果に終わった。この結果を踏まえ、このままでシーズンを終わらせる訳にはいかない、表彰台に立ちたい、全てはこの悔しい思いからのスタートだった。

練習計画
・沖縄まで残り2カ月。何をどうすれば私は沖縄に優勝出来るのか?過去の経験、現在の身体の状態を考慮し自問自答した。答えはシンプルだった。
①50キロコースに対応するスタミナ
②少しでも楽に走る為のウエイト
③途中で逃げる為のスピード
④最後のゴールスプリント力
以上の4項目を踏まえて練習メニューを考えた。基本的なLSD、L4、L3を練習のメインにおき、4000m、1000m、200mを練習の最後に入れた。

レース当日までの準備 
主な機材準備

・フレーム/ トレック・マドンSLR
・ホイール/ ロバールCLX50
・コンポーネント/ シマノ9170 DI2ディスク
・タイヤ/ コンチネンタルスーパーソニック700×23
・インナーチューブ/ ブリヂストン・エクステンザ軽量チューブ
・ディスクローター/ 160ミリ→140ミリに変更(ブレーキの効きよりもコントロール優先)

補給準備
・話題のモルテン(コレは相当良い、空腹感全く無し)
・マグオン
・経口補水液

ウェア類準備
・エアロ効果と着心地の良い長袖ワンピース
・手のひらのパッドが最適なグローブ
・汗止め効果の高いインナーキャップ
・ボアダイアルをいくら締め込んでも痛くならないソックス
・パワーロスの最も少ないシマノRC-9シューズ

前日試走
・レース前日の土曜日8:00〜11:00までチームメイトと一緒にフルコース+ホテルの行き帰り計70Kmを試走、美ら海水族館の登りの斜度や長さ、その後のアップダウン、そしていつも心臓が痛くなる2番目の坂のギヤ選定などを考えながら最後のイオン坂、その後の下りからのラスト500mを集団がどんな動きになるのかを想像しながら試走終了。

自分の心にプレッシャー
・沖縄前々日に到着後、ホテル到着後にチームメイト全員でウエルカムパーティを開催。その最後の挨拶にチームメイト全員の前で「日曜日は絶対に勝つ」と偉そうに言い切って自分自身にプレッシャーを…。

市民50kmフィフティーの選手たちがスタート前に恒例の「チバリヨー!」市民50kmフィフティーの選手たちがスタート前に恒例の「チバリヨー!」 photo:Makoto.AYANO
スタートを待つ寺崎嘉彦(バルバレーシングクラブ)スタートを待つ寺崎嘉彦(バルバレーシングクラブ) photo:Makoto.AYANO
レースの朝
・起床4:30。目覚めと共にお約束のR1を飲み、その後朝食(塩おにぎり2個、餅)、ボヤーっとしてから巷で話題のマッサージスプレーを足と腰に散布しすり込む。「なんかいける気がするわ」と独りごとを言いながら丹念にストレッチ。その後6:00にホテルを出て、アップがてら会場に向かった。途中、ハムストリングスや腹筋を使う事を意識しながら30分、最後に高回転で心臓を上げてアップ終了。その後オーバー50の先頭に同じチームメイトの顔があったので横に並ばせて貰った。(昨年11位なのでシード権)

スタート迫る市民50kmフィフティースタート迫る市民50kmフィフティー photo:Makoto.AYANO2018年に市民50kmフィフティーで優勝を飾った優勝候補の山倉幹丈(AQULS内房レーシング)2018年に市民50kmフィフティーで優勝を飾った優勝候補の山倉幹丈(AQULS内房レーシング) photo:Makoto.AYANO


レース展開
スタート前、最前列の左から2番目に並ぶ事ができ、周りを見回した。隣はチームメイトの内山さん、だいぶウエイトも絞れている感じで仕上がりが良さそうだ。そして私が今回のレースで1番マークしているのが右端にいる昨年優勝の内房レーシングの山倉さん。足を見たら良い感じで仕上がっているな、と…。そんなこんなを考えていたらスタート1分前に、気を引き締めてサドルにまたがり、スタート。

市民50kmオープンの大集団が本部半島の海岸沿いを行く市民50kmオープンの大集団が本部半島の海岸沿いを行く photo:Satoru Kato
レース前半は昨年優勝の山倉幹丈さん(AQULS内房レーシング)がスタートから先頭を引き、パインヒルズの小野さん、ARCCレーシングの重田さんらが前方に…。私もご多分に漏れず先頭集団の10〜15番目あたりをキープ、坦々とレースが進んだ。やっぱり美ら海前の登りで動くんだろうなと思っていたら案の定、美ら海前の登りでペースが上がった。いつもならここで喘ぐのだが、不思議とイケる。気づいたら10番目ぐらいで下りに入った。その後のアップダウン、山倉さんを中心にペースが上がり、一列棒状で私の嫌いな2番目の坂に突入した。

市民50kmフィフティーの集団市民50kmフィフティーの集団 photo:Satoru Kato
レースの後半のポイント、2番目の坂をどう登り切るか?、そしてその後をどう走るか?、試走で考えたギヤやポジション、腹筋を使い全身全霊で登った。やっぱりパインの小野さんが先頭で行った。先頭集団にいたのは10人くらい、頂上付近で10〜15m離される、ヤバイ!、と思ったら頭の中に色んな人の顔が…。負けられない!。どこからともなく力が湧いた。気づいたら先頭集団15番手ぐらいで下っていた。ふぅ〜なんとか越えた。その後海沿いを走りいよいよイオン坂の手前に…。

羽地湾を行く市民50kmフィフティーの集団羽地湾を行く市民50kmフィフティーの集団 photo:Makoto.AYANO
本部半島を行く市民50kmフィフティーの集団本部半島を行く市民50kmフィフティーの集団 photo:Makoto.AYANO
やはりイオン坂手前からアタックがかかりスピードアップ。先頭でガンガン行ってる内房の山倉さん、その他のメンバーも入れ替わり立ち替わりみんな前に行く。あれよあれよという間に500m手前に、私も先頭から3〜5番目をキープ、そして残り300mで右端からスピードアップ、それに反応して前に出たのがチームキッズの西口さん。

ピッタリと番手について残り150m、「よし、ここだ!」と思い右からまくり、そのままゴール。今までにない必死のゴールスプリントだった。

市民50kmフィフティーのゴールスプリントを制した寺崎嘉彦(バルバレーシングクラブ)市民50kmフィフティーのゴールスプリントを制した寺崎嘉彦(バルバレーシングクラブ) photo:Satoru Kato
優勝して強く感じたのは、今回の優勝は自分の力だけでは到底なし得なかったと…。会社のスタッフ、一緒に参加したチームメイトのお陰だどつくづく思うし、本当に感謝している。だから当然の様に思うことは、来年も勝ちたい、勝って皆んなに喜んで貰いたい。勝ってゴール後に皆んなからおめでとうと言われたい、感動を味わいたい。心からそう思った。

チームメイトの「何かやって」コールに応えて勝利のポーズチームメイトの「何かやって」コールに応えて勝利のポーズ photo:Makoto.AYANO
来年への意気込み
今年の沖縄には過去一緒に戦ったライバル、ロゼコローレの巴君が出る予定だったが、諸事情があり不参加だった。その彼が来年は必ず来ると思うし、今年40オーバーで3位だったコレまた僕のライバル、スペードエースの岡野君が50オーバーに参加する予定だ。その他チームメイト内山さん、パインヒルズの小野さんなど、オーバー50には侮れない人達が来年も出るだろう。しかし来年も万全の構えでこれらのライバルたちに勝つと心に誓う!  (寺崎嘉彦 バルバレーシングクラブ)

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