11月7日にトレック・セガフレードがプレスリリースを出し、今年限りで別府史之との契約を解消すると発表した。6年間所属したチームを離れる別府は「簡単な判断ではなかったが、自分にとって新しい道、新しいチャレンジに向かう時」と語っている。なお、現時点で来期の所属先は明らかにされていない。



別府史之(トレック・セガフレード)別府史之(トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANO
別府史之は昨年トレック・セガフレードと2020年までの2年延長を行なっていたが、1年を残してチームを離れることとなる。新しい所属先はまだ発表されていない。

別府は2014年のトレックファクトリーレーシング(現トレック・セガフレード)立ち上げ時からメンバーとして加入し、その中で全日本選手権TT優勝(2014年)、ブエルタ・ア・エスパーニャ出場・完走による日本人初の3大グランツール出場・完走を果たした。2015年と2016年にはジャパンカップクリテリウムで2連覇を飾っている。

別府は「トレック・セガフレードが自分に与えてくれたチャンスにとても感謝しています。この6年間どれだけ感謝しても足りません。立ち上げ当初からトレックファミリーに所属したため、チーム離脱の判断は簡単なものではありませんでした。しかし今は自分にとって新しい道、新しいチャレンジに向かう時。チームの全員、スタッフ、チームメイト、そして数年間自分を支えてくれた全てのスポンサーに感謝します。キャリアの中でも特別で、決して忘れられないものとなりました」(プレスリリース)、

「2019年を持ちましてトレック・セガフレードを離れることになりました。トレック・ファクトリーレーシングから6年間。プロデビューしたディスカバリーチャンネル、チームレディオシャックとトレックとともにたくさんのレースを戦い、思い出もたくさん作ることができました。ただ感謝しかありません」(自身の公式Facebookページ)と語っている。

トレック・セガフレードのルカ・グエルチレーナGMは「フミは常に公平で、忠実なチームメイトとして走ってくれた。そのことに感謝したい。彼の新しい挑戦に明るい未来が待っていることを願っている」とメッセージを残している。

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