2019/08/27(火) - 13:26
8月26日まで長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で開催されたインカレのトラック競技。3日目はスプリント、1kmタイムトライアル、女子オムニアム、チームパーシュートの決勝が行われた。1kmタイムトライアルでは、中央大学の山根将太が学連新記録で優勝。女子オムニアムは鹿屋体育大学の橋本優弥が優勝して3冠を達成。チームパーシュートは中央大学が優勝し、トラック種目で総合首位に立った。
女子オムニアム 橋本優弥が太郎田水桜との競合いを制して優勝
11名が出走した女子オムニアム。第1種目のスクラッチは橋本優弥(鹿屋体育大学)が1位。第2種目のテンポレースは太郎田水桜(法政大学)が逃げてポイントを稼ぎ1位。第3種目のエリミネイションは橋本と太郎田の勝負を橋本が制し、橋本118ポイント、太郎田110ポイントとして最終種目のポイントレースへ。
序盤から橋本は太郎田の動きをマークし、チームメイトの石上夢乃の連携もあって太郎田に有効なポイントを取らせない。その一方、中富尚子(京都産業大学)、五味田奈穂(順天堂大学)、池上あかり(早稲田大学)らが飛び出してポイントを取りに行く。中でも池上はレース中盤以降何度も飛び出してポイントを重ね、総合で6位から4位に浮上する。
ポイントが倍になるフィニッシュが迫ると、橋本が一気にペースアップ。太郎田、池上、石上らが追従して最後はスプリント勝負となり、石上を先頭にフィニッシュ。橋本が太郎田を抑えて2位となり、オムニアム優勝を決めた。
女子オムニアム 橋本優弥が太郎田水桜との競合いを制して優勝
11名が出走した女子オムニアム。第1種目のスクラッチは橋本優弥(鹿屋体育大学)が1位。第2種目のテンポレースは太郎田水桜(法政大学)が逃げてポイントを稼ぎ1位。第3種目のエリミネイションは橋本と太郎田の勝負を橋本が制し、橋本118ポイント、太郎田110ポイントとして最終種目のポイントレースへ。
序盤から橋本は太郎田の動きをマークし、チームメイトの石上夢乃の連携もあって太郎田に有効なポイントを取らせない。その一方、中富尚子(京都産業大学)、五味田奈穂(順天堂大学)、池上あかり(早稲田大学)らが飛び出してポイントを取りに行く。中でも池上はレース中盤以降何度も飛び出してポイントを重ね、総合で6位から4位に浮上する。
ポイントが倍になるフィニッシュが迫ると、橋本が一気にペースアップ。太郎田、池上、石上らが追従して最後はスプリント勝負となり、石上を先頭にフィニッシュ。橋本が太郎田を抑えて2位となり、オムニアム優勝を決めた。
女子オムニアム 結果
1位 | 橋本優弥(鹿屋体育大学) | 142p |
2位 | 石上夢乃(鹿屋体育大学) | 124p |
3位 | 太郎田水桜(法政大学) | 119p |
4位 | 池上あかり(早稲田大学) | 114p |
5位 | 中富尚子(京都産業大学) | 111p |
6位 | 中村愛花(日本体育大学) | 109p |
男子1kmタイムトライアル 山根将太が学連新記録で優勝
333mトラック3周のタイムアタックをする1kmタイムトライアルは上位4名が学連記録を上回り、昨年の優勝タイム1分3秒台では表彰台にも立てないハイレベルな争いとなった。
前日のチームスプリントで日本記録を出した中央大学チームのメンバーでもある山根将太が、1分1秒390の学連新記録を出して優勝。2位以下に1秒差をつけて圧勝した。
山根将太 コメント
「練習では1分1秒8前後を出せていたが、1kmTTの前にスプリント(1/2決勝)を3本走って足が相当疲れていたので、新記録が出せるとは思っていなかった。プリントの決勝も勝って中央大の総合優勝を決められるようにしたい」
男子1kmタイムトライアル 結果
1位 | 山根将太(中央大学) | 1分1秒390(学連新) |
2位 | 村田祐樹(日本体育大学) | 1分2秒533(学連新) |
3位 | 荒川 仁(明治大学) | 1分2秒689(学連新) |
4位 | 治田知也(日本大学) | 1分2秒873(学連新) |
5位 | 福田健太(中央大学) | 1分3秒249 |
6位 | 中野慎詞(早稲田大学) | 1分3秒254 |
スプリント 結果
男子 | 女子 | タンデムスプリント | |
---|---|---|---|
1位 | 山根将太(中央大学) | 松本詩乃(日本体育大大学) | 明治大学 |
2位 | 上杉嘉槻(朝日大学) | 岩元杏奈(日本体育大学) | 中央大学 |
3位 | 梶原海斗(中央大学) | 小泉夢菜(早稲田大学) | 朝日大学 |
4位 | 谷口力也(明治大学) | 内村風羽香(鹿屋体育大学) | 日本体育大学 |
チームパーシュート 中央大学が日本大学を下す
トラック種目最後に行われたのはチームパーシュート。決勝は初日の予選で4分11秒台をマークした2校、中央大学と日本大学が対戦した。
中央大学は、予選を走った馬越裕之に代えて前日までジャパントラックカップに出場していた今村駿介を加えた。一方日本大学は、予選でチームの牽引役となった沢田桂太郎に代えてインディヴィデュアルパーシュート2位の兒島直樹を加えた。
序盤から中央大学がややリード。後半に入り、両校共にほぼ同じタイミングで3人となると、中央大学のリードが一気に広がり、ストレートで日本大学の背中が見える位置まで迫る。最終周回で中央大学は隊列を乱してバラバラにフィニッシュしたものの、リードした分の貯金で日本大学を下して優勝。4分8秒822の学連新記録もマークした。
中央大学チーム 今村駿介コメント
「ジャパントラックカップを走って疲れもあったが、団抜き(チームパーシュート)だけだったので気分的には楽だった。日大との差が開いたのが見えて余裕が出来て少し長めに引いたが、僕がペースを上げすぎてしまったのがキツかったようで、最後はバラけてしまった。でも勝てたのでホッとしている。
ロードが残っているが、ツアー・オブ・ジャパンを走ったメンバー2人もいるので、強みを生かして総合優勝を目指したい」
男子4kmチームパーシュート 結果
1位 | 中央大学(橋本、山本、青木、今村) | 4分8秒822(学連新) |
2位 | 日本大学(兒島、貝原、中山、高橋) | 4分9秒995(学連新) |
3位 | 明治大学(梅本、小林、青木、齋藤) | 4分16秒182 |
4位 | 京都産業大学(谷内、小出、石川、吉岡) | 4分17秒041 |
5位 | 日本体育大学(安彦、關根、平安山、川田) | 4分17秒564(予選時) |
6位 | 法政大学(上野、矢部、松崎、中津川) | 4分20秒593(予選時) |
トラック総合成績 男子は中央大学、女子は日本体育大学が首位
3日間のトラック種目を終え、男子は中央大学、女子は日本体育大学が首位となった。
中央大学は配点の高いチームスプリントとチームパーシュートの団体種目で優勝。個人種目でも短距離と中距離で万遍なくポイントを加算し、2位の明治大学に17点差をつけた。一方、昨年総合優勝の日本大学は23点差をつけられて4位。ロードレースでの巻き返しなるか。
女子は日本体育大学の松本詩乃と岩元杏奈が短距離種目で1位と2位を占めてリード。しかし2位鹿屋体育大学との差は3点しかなく、ロードレースの結果が総合成績に直結しそうだ。
インカレのロードレースは9月1日、長野県大町市で行われる。
トラック総合成績
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 中央大学 | 80p | 日本体育大学 | 43p |
2位 | 明治大学 | 63p | 鹿屋体育大学 | 40p |
3位 | 日本体育大学 | 59p | 早稲田大学 | 24p |
4位 | 日本大学 | 57p | 順天堂大学 | 16p |
5位 | 早稲田大学 | 41p | 法政大学 | 12p |
6位 | 朝日大学 | 31p | 八戸学院大学 | 3p |
text&photo:Satoru Kato
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