フレームからタイヤまで様々な自転車用品を手掛けるリッチー。今回紹介するのはシマノDI2のケーブルe-tubeのフル内装に役立つヘッドセットと、グラベル/アドベンチャーライド用に設計されたドロップハンドルWCS BUTANOだ。



リッチー WCS BUTANO
リッチー WCS BUTANOリッチー WCS BUTANO (c)東京サンエス
リッチー WCS BUTANOリッチー WCS BUTANO (c)東京サンエスハンドルバーやステム、シートポストなども積極的に開発を続けるリッチーが、WCS EVOMAXの後継モデルとしてBUTANOというハンドルバーをリリースする。BUTANOとはトム・リッチー宅の裏にあるトレイルの名前であり、リッチー氏がMTB草創期に走り回った場所だという。そんな名前を持つBUTANOは、グラベルロードやアドベンチャーライドなどにぴったりなドロップハンドルだ。

ハンドルクランプ部からフラット部分は4°後退するスイープ、ドロップ部が12°外側に広がるフレア設計が施されていることが特徴。これは前身モデルのEVOMAXと共通するデザインであるが、今回のBUTANOではドロップ部の形状が変更され、さらにリーチが73mm、ドロップが118mmとさらにコンパクトとなった。この新設計により、BUTANOは悪路でのコントロール性能が向上。オフロードでの安定感を高めてくれるだろう。

このハンドルは完全内装に対応しているわけではないが、シマノDI2のバーエンドジャンクションのための穴開き加工が施されている。素材は7050アロイで、重量は275g(420mm)。サイズは400、420の2種類。価格は14,000円(税抜)。

リッチー WCS BUTANO
素材:7050アロイ
バックスイープ:4°
フレア:12°
ドロップ/リーチ:118mm/73mm
クランプ径:31.8mm
重量:275g(420mm)
サイズ:400mm(400/400)、420mm(420/460)
価格:14,000円(税抜)



リッチー Logic-E Upper
リッチー Logic-E Upperリッチー Logic-E Upper (c)東京サンエスリッチー Logic-E Upper(プレスフィット)リッチー Logic-E Upper(プレスフィット) (c)東京サンエスリッチー Logic-E Upper(ドロップイン)リッチー Logic-E Upper(ドロップイン) (c)東京サンエス


リッチーの「Logic-E Upper」は、シマノDI2やSTEPSのケーブルの内装に対応していないフレームの内部にケーブルを収めるための上側ヘッドセット。これを使用することで、フレームに新しい穴をあけたり、外装テープを使うことなく、シマノの電動コンポーネントを使用することが可能となる。

Logic-Eはヘッドキャップに穴が開けられており、ここからDI2ケーブルをヘッドチューブの内側に挿入する。時代の古いフレーム、ハンドメイドのオーダーフレームなど、電動コンポーネントのケーブルを内側に収められないフレームで自転車を楽しんでいる方は、Logic-Eの登場によってDI2の導入を検討することができるはずだ。ラインアップはドロップインタイプとプレスフィットタイプの2種類だ。

リッチー Logic-E
プレスフィット:1-1/8”(ZS44/28.6)、6,200円(税抜)
ドロップイン:1-1/8”(IS42/28.6)、6,800円(税抜)

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