2019/05/30(木) - 09:56
「マリアビアンカを着た時点で自分のジロは大成功だったのに、グランツールでプロ初勝利を飾るなんて信じられない」とは、逃げ切りを成功させたナンス・ピーターズ(フランス、アージェードゥーゼール)。総合リードを広げたリチャル・カラパス(エクアドル、モビスター)らのコメントも紹介します。
ステージ優勝:ナンス・ピーターズ(フランス、アージェードゥーゼール)
今日は逃げグループの中にビッグネームが揃っていたので、彼らのアタックに反応しながら力をセーブして走っていた。何回もアタックするのではなく、一発のアタックで決めようと思っていたんだ。アタックのタイミングは完璧だった。ライバルたちは後方で牽制していたので、フィニッシュまでペースを調整しながら踏み続けた。マリアビアンカを着た時点で自分のジロは大成功だったのに、このステージ優勝でさらに素晴らしいものになった。グランツールでプロ初勝利を飾るなんて信じられない。
ステージ2位:エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)
2位という結果は悪くはないけど、どうしても違和感は残る。ジロが終わるまではトライしていく。とても美しく、それでいて苦しいタフなステージだった。今は自分の100%の状態ではないが、自分を信じて挑戦していかなくては意味がない。最後から2番目の山岳で遅れたものの、自信を捨てずに追走を続けた。集団に復帰してからは自分のカードを切ったんだ。当初の目標であり、ステージの最重要課題はサイモンの総合順位を落とさないようにすること。そしてミケルとハミルトン、そして僕が逃げに乗ることだった。サイモンのために戻る選択肢もあったし、ステージを狙うこともできる良い状態だった。
ステージ3位:ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
昨日がタフだっただけに今日は何ができるか分からなかった。逃げ切りにチャンスがあると分かっていたのでチームとしてトライしたんだ。結果的に自分が逃げに乗り、メイン集団に対してずっと有利なタイム差でレースを進めることができた。終盤に入ってステージ優勝のチャンスが舞い込んできたので全力でチャレンジした。最終的にピーターズを捉えることはできなかったけれど、それでも3位という結果には満足している。
マリアローザ:リチャル・カラパス(エクアドル、モビスター)
調子の良さを感じていたミケル・ランダが最終的な総合表彰台に登るためにアタック。作戦は成功したよ。彼にとっても自分にとっても良い1日になった。悪天候かつタフな昨日の影響で集団全員が疲れていたものの、僕とランダの身体はよく動いた。その差がライバルたちとの差になって結果として表れたと思っている。ランダが先行した後にロペスがアタックし、僕は彼についていこうと加速した。そこで生まれたライバルたちとの差が最後まで活きたんだ。まだ金曜日と日曜日に厳しい山岳ステージが残っているので、更なるアタックを仕掛けてタイムを奪っていきたい。チームとして良い走りができたし、マリアローザを着て過ごす素晴らしい誕生日になった。
総合2位:ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
今日は「良くない1日だった」というほか無い。今日は朝から絶好調ではなかったんだ。カラパスに対して数秒を失ったものの、ダメージは最小限に留めることができたと思う。
総合3位:プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)
今日はスロベニアからたくさんのファンが駆けつけてくれたので嬉しかった。すごく楽しむことができたよ。心身ともに健康であることは大切なことだ。まだ日曜日にクラッシュした影響が胸の周りに残っているけれど、胃の調子は良くなり始めた。まだ自分自身は楽観的だ。最後までこのジロを戦い続けるつもりだ。
総合6位:ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
アタックは僕らチームとしての作戦だったけれど、実際に今日のような展開では集団前方をキープするよりも何かを仕掛ける方が簡単だった。今日もまたチームは素晴らしい働きをし、中でもヤン・ヒルトはとても強かった。少し早めに先頭に出て、その後自分のアタックについてきたカラパスと共に逃げることができた。動きとしては良かったものの、昨日の疲れが残っているのであれ以上は無理。明日はスプリンターステージなのでリカバリーのチャンスを願っているよ。
text:So.Isobe
ステージ優勝:ナンス・ピーターズ(フランス、アージェードゥーゼール)
今日は逃げグループの中にビッグネームが揃っていたので、彼らのアタックに反応しながら力をセーブして走っていた。何回もアタックするのではなく、一発のアタックで決めようと思っていたんだ。アタックのタイミングは完璧だった。ライバルたちは後方で牽制していたので、フィニッシュまでペースを調整しながら踏み続けた。マリアビアンカを着た時点で自分のジロは大成功だったのに、このステージ優勝でさらに素晴らしいものになった。グランツールでプロ初勝利を飾るなんて信じられない。
ステージ2位:エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)
2位という結果は悪くはないけど、どうしても違和感は残る。ジロが終わるまではトライしていく。とても美しく、それでいて苦しいタフなステージだった。今は自分の100%の状態ではないが、自分を信じて挑戦していかなくては意味がない。最後から2番目の山岳で遅れたものの、自信を捨てずに追走を続けた。集団に復帰してからは自分のカードを切ったんだ。当初の目標であり、ステージの最重要課題はサイモンの総合順位を落とさないようにすること。そしてミケルとハミルトン、そして僕が逃げに乗ることだった。サイモンのために戻る選択肢もあったし、ステージを狙うこともできる良い状態だった。
ステージ3位:ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
昨日がタフだっただけに今日は何ができるか分からなかった。逃げ切りにチャンスがあると分かっていたのでチームとしてトライしたんだ。結果的に自分が逃げに乗り、メイン集団に対してずっと有利なタイム差でレースを進めることができた。終盤に入ってステージ優勝のチャンスが舞い込んできたので全力でチャレンジした。最終的にピーターズを捉えることはできなかったけれど、それでも3位という結果には満足している。
マリアローザ:リチャル・カラパス(エクアドル、モビスター)
調子の良さを感じていたミケル・ランダが最終的な総合表彰台に登るためにアタック。作戦は成功したよ。彼にとっても自分にとっても良い1日になった。悪天候かつタフな昨日の影響で集団全員が疲れていたものの、僕とランダの身体はよく動いた。その差がライバルたちとの差になって結果として表れたと思っている。ランダが先行した後にロペスがアタックし、僕は彼についていこうと加速した。そこで生まれたライバルたちとの差が最後まで活きたんだ。まだ金曜日と日曜日に厳しい山岳ステージが残っているので、更なるアタックを仕掛けてタイムを奪っていきたい。チームとして良い走りができたし、マリアローザを着て過ごす素晴らしい誕生日になった。
総合2位:ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
今日は「良くない1日だった」というほか無い。今日は朝から絶好調ではなかったんだ。カラパスに対して数秒を失ったものの、ダメージは最小限に留めることができたと思う。
総合3位:プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)
今日はスロベニアからたくさんのファンが駆けつけてくれたので嬉しかった。すごく楽しむことができたよ。心身ともに健康であることは大切なことだ。まだ日曜日にクラッシュした影響が胸の周りに残っているけれど、胃の調子は良くなり始めた。まだ自分自身は楽観的だ。最後までこのジロを戦い続けるつもりだ。
総合6位:ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
アタックは僕らチームとしての作戦だったけれど、実際に今日のような展開では集団前方をキープするよりも何かを仕掛ける方が簡単だった。今日もまたチームは素晴らしい働きをし、中でもヤン・ヒルトはとても強かった。少し早めに先頭に出て、その後自分のアタックについてきたカラパスと共に逃げることができた。動きとしては良かったものの、昨日の疲れが残っているのであれ以上は無理。明日はスプリンターステージなのでリカバリーのチャンスを願っているよ。
text:So.Isobe
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