5月19日から、日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催される。各ステージの見どころと、出場チーム・選手をプレビュー。



新緑が美しい季節のツアー・オブ・ジャパン(写真は昨年の京都ステージ)新緑が美しい季節のツアー・オブ・ジャパン(写真は昨年の京都ステージ) photo:Satoru Kato
UCI2.1のステージレースとして開催される「ツアー・オブ・ジャパン」。国内開催のステージレースでは最上位の「1クラス」のステージレースであると同時に、大阪から東京まで8日間8ステージを走る国内最大規模のレースだ。開催地と日程は以下の通り。
ツアー・オブ・ジャパン2019 開催日程
開催日ステージ距離
5月19日(日)第1ステージ:堺(大仙公園周回コース・個人タイムトライアル)2.6km
5月20日(月)第2ステージ:京都(普賢寺ふれあいの駅ーけいはんなプラザ周回コース105km
5月21日(火)第3ステージ:いなべ(阿下喜駅前→いなべ市梅林公園周回コース)127km
5月22日(水)第4ステージ:美濃(旧今井家住宅前→美濃和紙の里会館前周回コース)139.4km
5月23日(木)第5ステージ:南信州(飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動公園前)123.6km
5月24日(金)第6ステージ:富士山(須走商店街→富士スピードウェイ周回コース→ふじあざみライン)36km
5月25日(土)第7ステージ:伊豆(日本サイクルスポーツセンター周回コース)122km
5月26日(日)第8ステージ:東京(大井埠頭周回コース)112km
昨年の堺ステージ優勝はイアン・ビビー(JLTコンドール)3分12秒00昨年の堺ステージ優勝はイアン・ビビー(JLTコンドール)3分12秒00 photo:Satoru Kato京都ステージ 登りのヘアピンカーブは絶好の観戦スポット京都ステージ 登りのヘアピンカーブは絶好の観戦スポット photo:Satoru Kato

第1ステージは個人タイムトライアル。ユネスコの世界遺産登録を目指す「百舌鳥・古市古墳群」の百舌鳥エリアのど真ん中に設定された1周2.6kmのコースを使用して、最初のリーダージャージ着用者を決める。スタートは13時35分だが、午前中には同じコースを使用して「堺国際クリテリウム」が行われる。レース距離は10周27km。併催でJBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)主催の「JBCF堺クリテリウム」も開催される。

第2ステージは京都。普賢寺ふれあいの駅をパレードスタートして、1周16.8kmのけいはんなプラザ周辺の周回コースを6周する。ハードなコースではあるものの、これまではスプリント勝負や残り数kmでの飛び出しなど、最終盤にレースが決まる展開が多い。昨年は雨澤毅明がステージ優勝したが、今年は?

いなべステージ 田植えが済んだ田園地帯で長く伸びる集団いなべステージ 田植えが済んだ田園地帯で長く伸びる集団 photo:Satoru Kato美濃ステージ「うだつの上が町並み」に揃った選手達美濃ステージ「うだつの上が町並み」に揃った選手達 photo:Satoru Kato

第3ステージは三重県のいなべ市。阿下喜駅前をパレードスタートし、いなべ市梅林公園をフィニッシュとする14.8kmの周回コースを8周。「いなベルグ」と名付けられた激坂を含むハードなコースで、最初のリーダージャージの入れ替わりが起きるか。今年は雨の予報となっていることも気になる。

第4ステージは岐阜県の美濃市。「うだつの上がる町並み」旧今井家住宅前からパレードスタートし、長良川沿いを走る1周21.3kmを6周する。周回コース途中に1ヶ所だけ山岳賞ポイントに指定される登りがあるものの、集団でのスプリントフィニッシュになることが定番南信州ステージ 下りヘアピンコーナー「TOJコーナー」南信州ステージ 下りヘアピンコーナー「TOJコーナー」 photo:Satoru Katoのステージ。ラスト1kmからフィニッシュまで一直線のストレートで繰り広げられるスプリントは見ものだ。

第5ステージは長野県飯田市を舞台とする南信州。JR飯田駅前をパレードスタートし、1周12.2kmのコースを10周。獲得標高差2580mは、ツアー・オブ・ジャパンで2番目の数字。最後の1.6kmの平坦区間が逃げ切りを難しくしており、ハードなコースの割には集団フィニッシュとなることも多い。総合上位を狙う選手は確実に先頭集団に残っておきたいステージだ。


伊豆ステージは従来通りのコース 東京ステージはコースと会場に変更あり

富士山ステージ 単独で頂上に現れたマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)が勝負を決めた昨年大会富士山ステージ 単独で頂上に現れたマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)が勝負を決めた昨年大会
第6ステージは、ツアー・オブ・ジャパンのクイーンステージとなる富士山。今年は麓の須走商店街をパレードスタートし、全日本選手権の会場にもなる富士スピードウェイ西ゲート前でリアルスタート。外周道路を2周したのち、ふじあざみラインの頂上にフィニッシュする36kmだ。実質的な勝負はふじあざみラインに入ってからの約12kmになると思われ、ここで優勝した者が個人総合優勝に大きく近づく。

下りカーブを一列棒状で集団が通過していく 奥にベロドロームが見える下りカーブを一列棒状で集団が通過していく 奥にベロドロームが見える photo:Satoru Kato昨年の東京ステージのフィニッシュ。今年はこの600m奥がスタート/フィニッシュとなる昨年の東京ステージのフィニッシュ。今年はこの600m奥がスタート/フィニッシュとなる photo:Satoru Kato

第7ステージは伊豆。日本サイクルスポーツセンターに設定される12.2kmの周回コースを10周するレースだ。昨年は修善寺駅からのパレードがあったが、今年はパレードなし。東京オリンピックに向けて改修工事が行われるため、当初は短い周回を使用することも検討されたが、例年通りのコースを使用する。獲得標高は3750mと、富士山の標高よりも高くまで登る計算。もちろんツアー・オブ・ジャパン最大の獲得標高だ。個人総合優勝争い最後のステージとなるが、ここを終えて誰がリーダージャージを着るのか?

最終ステージは東京。今年は要人来日のため日比谷シティ前からのパレードは無く、大井埠頭の周回コースのみで行われる。スタート・フィニッシュ地点と表彰式会場が昨年までの「みなとが丘ふ頭公園」ではなく、600mほど奥に移動しているので、観戦の際はご注意を。

レースは1周7kmを16周。生き残ったスプリンター達の最後の舞台となる。ポイント賞争いが拮抗していれば、中間スプリント争いも白熱するだろう。フィニッシュ地点が移動したことが、スプリント勝負にも影響しそうだ。



出場チーム・選手

今年は国内外16チームが出場する。チームは以下の通り。
ツアー・オブ・ジャパン2019 出場チーム
海外チーム国内チーム
NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ(イタリア)キナンサイクリングチーム
トレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム(マレーシア)チーム右京
チーム・ブリッジレーン(オーストラリア)インタープロ・サイクリング・アカデミー
HKSIプロ・サイクリング・チーム(香港)マトリックスパワータグ
リュブリャナ・グスト・サンティック(スロベニア)チームブリヂストンサイクリング
ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー(ルーマニア)宇都宮ブリッツェン
チーム・ザワーランド・NRW・P/B・SKS・ジャーマニーシマノレーシングチーム
愛三工業レーシングチーム
日本ナショナルチーム
昨年出場した(写真右から)初山翔、中根英登、伊藤雅和昨年出場した(写真右から)初山翔、中根英登、伊藤雅和 photo:Satoru Kato
昨年の京都ステージで優勝した雨澤毅明昨年の京都ステージで優勝した雨澤毅明 photo:Satoru Kato昨年大会で新人賞を獲得したクリス・ハーパーはチーム・ブリッジレーンから出場昨年大会で新人賞を獲得したクリス・ハーパーはチーム・ブリッジレーンから出場 photo: Yuichiro Hosoda

唯一のプロコンチネンタルチームとなるNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネからは、中根英登、伊藤雅和、吉田隼人ら3人の日本人選手が出場。ジロ・デ・イタリア出場中の初山翔に負けない活躍を期待したいところ。

昨年京都ステージで優勝した雨澤毅明は、今年から所属するリュブリャナ・グスト・サンティックのメンバーとして日本初レースを走る。同じく、今年からジョッティ・ヴィクトリア・パロマーに所属する小林海も出場する。

海外7チームの中で注目はチーム・ブリッジレーンだろう。昨年大会の新人賞を獲得し、伊豆ステージ2位、個人総合4位のクリス・ハーパーが出場予定。今年初めのオーストラリア選手権のロードレースで2位、ヘラルド・サンツアーでは個人総合4位の結果を残している。また、3月のツール・ド・台湾第3ステージで優勝したニコラス・ホワイトの名前も挙げられている。

マルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)の連覇は?マルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)の連覇は? photo: Yuichiro Hosoda
オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)は暴れるのか?オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)は暴れるのか? photo:Satoru Kato2020東京五輪代表ランキングトップは増田成幸(宇都宮ブリッツェン)2020東京五輪代表ランキングトップは増田成幸(宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru Kato

国内チームは、昨年マルコス・ガルシアが個人総合優勝したキナンサイクリングチーム、3月のツール・ド・とちぎで個人総合優勝したレイモンド・クレダー擁するチーム右京、現在アジアツアーランキング3位のインタープロ・サイクリング・アカデミー、愛三工業レーシングチームなど海外レースを主戦場とするチームと、直前までスペイン遠征をこなしてきたマトリックスパワータグ、国内を主戦場とするチームブリヂストンサイクリング、宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングがどのように戦うか。特にガルシアの2連覇と、マトリックスパワータグが再び暴れるのかは要注目ポイントだろう。

また、東京オリンピックのロードレース日本代表選考の上で重要なレースでもある。特に国内レースの中では最も重視されるレースであるため、来年に向けた選手の戦いにも注目だ。



全ステージをスポーツブルがライブ配信

ツアー・オブ・ジャパン全ステージの模様は「スポーツブル」が生中継。パソコンやスマートフォンで無料視聴できる。ツアー・オブ・ジャパン特設サイトが開設されており、事前告知番組がすでにアップされている。レース後はアーカイブでの配信も予定されている。詳しくは下記リンクから。

text:Satoru Kato
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