クイーンステージを前にしたランカウイ3日目にトラヴィス・マケイブ(アメリカ、フロイズ・プロサイクリング)が圧勝。窪木一茂(日本ナショナルチーム)が5位に入った。
ランカウイ通算25勝目を狙うアンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニ・CSF) (c)CorVos3日目を迎えたツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)の舞台は、古都ムアルからマラッカ海峡沿いに北上し、マレーシアの行政新首都として開発中のプトラジャヤを目指す192.6km。細かいアップダウンがあるものの平坦基調で、予想としては100%集団スプリント。この日はスタート直後から3名が逃げる展開で幕明けた。
一時11分ものリードを得た3名だったが、スプリンターチームのコントロール、そして総合上位陣による追走が掛かるメイン集団が徐々に距離を詰めていく。残り10kmからランカウイで合計24勝を挙げているアンドレア・グアルディーニ(イタリア)擁するバルディアーニ・CSFが主導権を握り、ブリッジの動きを封じ込めながら逃げメンバーを吸収した。
グアルディーニのためにメイン集団をバルディアーニ・CSFがコントロール (c)www.ltdlangkawi.my
地元の子供たちの応援を受けながら走る (c)www.ltdlangkawi.my
圧倒的なスプリントで勝利したトラヴィス・マケイブ(アメリカ、フロイズ・プロサイクリング) (c)CorVos
ラスト1kmの最終コーナーではフロイド・ランディスが結成したフロイズ・プロサイクリングが主導権を握り、他チームの追随を許さず、エーススプリンターのトラヴィス・マケイブ(アメリカ)が後続を2秒突き放す圧巻のスプリントでフィニッシュ。解散したユナイテッドヘルスケアから合流した29歳が新生チームに4勝目をもたらし、同時に総合リーダーとポイント賞リーダーにも浮上している。
2位にはマッテオ・ペルッキ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク)が入り、グアルディーニは3位止まり。日本ナショナルチームは最終コーナーで連携が若干崩れたものの、前日3位の窪木一茂が5位に食い込んだ。
ステージトップスリー。トラヴィス・マケイブ(アメリカ、フロイズ・プロサイクリング)はリーダージャージも獲得した (c)CorVos
続く第4ステージは、これまで多くの総合争いが決してきたゲンティンハイランドを目指す今大会唯一の山頂フィニッシュステージ。3日間息を潜めていたクライマー勢が火花を散らす。

一時11分ものリードを得た3名だったが、スプリンターチームのコントロール、そして総合上位陣による追走が掛かるメイン集団が徐々に距離を詰めていく。残り10kmからランカウイで合計24勝を挙げているアンドレア・グアルディーニ(イタリア)擁するバルディアーニ・CSFが主導権を握り、ブリッジの動きを封じ込めながら逃げメンバーを吸収した。



ラスト1kmの最終コーナーではフロイド・ランディスが結成したフロイズ・プロサイクリングが主導権を握り、他チームの追随を許さず、エーススプリンターのトラヴィス・マケイブ(アメリカ)が後続を2秒突き放す圧巻のスプリントでフィニッシュ。解散したユナイテッドヘルスケアから合流した29歳が新生チームに4勝目をもたらし、同時に総合リーダーとポイント賞リーダーにも浮上している。
2位にはマッテオ・ペルッキ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク)が入り、グアルディーニは3位止まり。日本ナショナルチームは最終コーナーで連携が若干崩れたものの、前日3位の窪木一茂が5位に食い込んだ。

続く第4ステージは、これまで多くの総合争いが決してきたゲンティンハイランドを目指す今大会唯一の山頂フィニッシュステージ。3日間息を潜めていたクライマー勢が火花を散らす。
ツール・ド・ランカウイ2019第3ステージ結果
1位 | トラヴィス・マケイブ(アメリカ、フロイズ・プロサイクリング) | 4h49'39" |
2位 | マッテオ・ペルッキ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | +02" |
3位 | アンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニ・CSF) | |
4位 | モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム) | |
5位 | 窪木一茂(日本ナショナルチーム) |
個人総合成績
1位 | トラヴィス・マケイブ(アメリカ、フロイズ・プロサイクリング) | 14h03'28" |
2位 | マーカス・カーリー(オーストラリア、チームサプラサイクリング) | +04" |
3位 | マイケル・フレイベルグ(オーストラリア、プロレーシングサンシャインコースト) | +13" |
4位 | ドフィアンナビル・モハメド(マレーシア、マレーシアナショナルチーム) | |
5位 | ブレンドン・ダヴィッズ(南アフリカ、オリヴァーズリアルフード) |
ポイント賞
1位 | トラヴィス・マケイブ(アメリカ、フロイズ・プロサイクリング) | 29pts |
2位 | マイケル・フレイベルグ(オーストラリア、プロレーシングサンシャインコースト) | 28pts |
3位 | アンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニ・CSF) | 28pts |
山岳賞
1位 | アンガス・リヨンズ(オーストラリア、オリヴァーズリアルフード) | 26pts |
2位 | マーカス・カーリー(オーストラリア、チームサプラサイクリング) | 18pts |
3位 | クォン・ソンヨン(韓国、KSPOビアンキアジアプロサイクリング) | 15pts |
チーム総合成績
1位 | プロテック | 42h11'18" |
2位 | ヴィノ・アスタナモータース | |
3位 | バルディアーニ・CSF | +04" |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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