国内トップチームが集まった伝統の大会「チャレンジサイクルロードレース」は、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が優勝。残り1周を逃げ切り、今季初勝利を挙げた。男子U23にあたるA-Uは山本哲央(中央大学)、女子は大堀博美(YOKOSUKA UNO RACING)が優勝した。



満開の花の中に葉が出始めた日本サイクルスポーツセンターの桜満開の花の中に葉が出始めた日本サイクルスポーツセンターの桜 photo:Satoru Kato
小学生のレースも行われた小学生のレースも行われた photo:Satoru Kato高校生らを前に自身の経験を語る三船雅彦氏高校生らを前に自身の経験を語る三船雅彦氏 photo:Satoru Kato

4月6日と7日の2日間にわたり開催された44回目のチャレンジサイクルロードレース。男子エリートにあたるA-Eクラスには、国内トップチームが多数出場した。3月半ばに同じ日本サイクルスポーツセンターでJプロツアーの開幕戦が行われたが、5kmサーキット逆回り(右回り)で行われたJプロツアーに対し、正回り(左回り)で行われるのがチャレンジサイクルロードレースの伝統。ただし、正回りではホームストレートが下りとなるため、フィニッシュはコース最高点となる秀峰亭前となる。

今回は初の試みとして、三船雅彦氏による講習会が併催された。「若手選手へ伝える自転車競技選手としての未来」と題した講習では、ベルギーやオランダでの過酷な選手経験や練習方法などの話に高校生らが聞き入った。

A-E 岡篤志が残り1周を逃げ切って優勝

東京オリンピックに向けて工事中のスタンド前をスタートするA-E東京オリンピックに向けて工事中のスタンド前をスタートするA-E photo:Satoru Kato
レース序盤 30名ほどの集団が先行レース序盤 30名ほどの集団が先行 photo:Satoru Kato序盤からメイン集団を引き続けるチームブリヂストンサイクリング序盤からメイン集団を引き続けるチームブリヂストンサイクリング photo:Satoru Kato

7日に行われた男子エリートは13周+4kmの69km。この日は最高気温が20℃を超え、春を通り越して初夏のような暑さの中でのレースとなった。

レース序盤、30名ほどの集団が先行。それを追ってチームブリヂストンサイクリングがメイン集団を牽引する。先頭集団はその後17名まで絞られるもののペースが落ちることなく、逆にメイン集団との差はじわじわと広がり、レース後半に入る頃には1分30秒以上まで開く。

レース終盤 先頭集団が二つに割れるレース終盤 先頭集団が二つに割れる photo:Satoru Kato
残り3周 4名が先行残り3周 4名が先行 photo:Satoru Kato最終周回直前から独走を始めた岡篤志(宇都宮ブリッツェン)最終周回直前から独走を始めた岡篤志(宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru Kato

残り4周、森本誠(イナーメ信濃山形)や才田直人(LEOMOベルマーレ・レーシングチーム)らのペースアップにより、先頭集団が2つに割れる。そこからさらに岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、木村圭佑(シマノレーシング)、前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、米谷隆志(LEOMOベルマーレ・レーシングチーム)の4名が先行する。バラバラになった後続集団に追走の勢いはなく、勝負は4人に絞られる。

残り2周、「下りで後ろが離れたのでそのまま行くことにした」と言う岡が単独で先行して最終周回に入る。岡はそのまま逃げ切り、秀峰亭前に姿を表すと、ペダルの上に立つフィニッシュポーズを決めた。

残り1周を逃げ切ってフィニッシュする岡篤志(宇都宮ブリッツェン)残り1周を逃げ切ってフィニッシュする岡篤志(宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru Kato
A-E 表彰式A-E 表彰式 photo:Satoru Kato「全日本選手権の出場権を得ることが目的の選手が多い中で、勝つことにこだわった」という岡。「序盤の大人数の先行集団が、全日本出場権を得るために逃げ切ることを目的としている選手が多かったので(※)、それを利用させてもらって足を温存することが出来た。最後の4人になった時も余裕があったので、スプリントになっても勝てるという自信があった」とレースを振り返る。

「今シーズンは3月の開幕から好不調の波が激しくて、今日もスタート前はあまり自信が無かった。なので今日は無理せずに走ることを考えていたので、結果として最後まで力を残せたと思う。毎年この後の時期にコンディションを崩してしまうので、今年はそうならないようにしたい」と、コメントを締めくくった。

(※ チャレンジサイクルロードレースは30位以内完走で今年の全日本選手権の出場権が得られた)
A-E 結果(69km)
1位岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)1時間51分29秒
2位木村圭佑(シマノレーシング)+30秒
3位前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)+31秒
4位米谷隆志(LEOMOベルマーレ・レーシングチーム)+34秒
5位才田直人(LEOMOベルマーレ・レーシングチーム)+1分20秒
6位森本 誠(イナーメ信濃山形)+1分34秒
A-U レース中盤から単独逃げにチャレンジした山本哲央が優勝

A-U レース後半を単独で逃げ続ける山本哲央(中央大学)A-U レース後半を単独で逃げ続ける山本哲央(中央大学) photo:Satoru Kato
男子アンダー23に相当するA-Uは、A-Eと時差スタートの64km。何度か逃げと吸収を繰り返したのち、レース中盤の残り5周のタイミングで山本哲央(中央大)が単独で抜け出す。後続とのタイム差は30秒から1分と開き、山本がそのままフィニッシュまで逃げ切り。2位以下に2分以上の大差をつけて優勝した。

A-U 表彰式A-U 表彰式 photo:Satoru Kato「ペースが上がったタイミングで行けば誰もついてこないだろうと考え、下りを利用して行きました。最初はチャレンジのつもりでしたが、差が1分開いたのでこのまま行こうと決めました。キツかったけれどチームメイトが集団の動きをチェクしてくれていたので、逃げ切ることが出来ました」と、山本はレースを振り返る。

「今年は学生選手権のチームタイムトライアルと個人タイムトライアル、全日本選手権のU23の個人タイムトライアル、あとはインカレを狙っているので、それに調子を合わせていきたい」と、目標を語った。
A-U 結果(64km)
1位山本哲央(中央大学)1時間45分30秒
2位小出 樹(京都産業大学)+2分20秒
3位奥村十夢(中央大学)+2分23秒
4位相葉健太郎(法政大学)+2分24秒
5位中村龍吉(中央大学)+2分25秒
6位伊藤皓平(京都産業大学)+2分26秒
A-F 大堀博美がチャレンジ初優勝

A-F(女子)大堀博美(YOKOSUKA UNO RACING)と榎本美帆(MIVRO)の2人が先頭で最終周回へA-F(女子)大堀博美(YOKOSUKA UNO RACING)と榎本美帆(MIVRO)の2人が先頭で最終周回へ photo:Satoru Kato
A-F(女子)表彰式A-F(女子)表彰式 photo:Satoru KatoA-Fj(女子ジュニア)は石田唯(北桑田高校)が優勝A-Fj(女子ジュニア)は石田唯(北桑田高校)が優勝 photo:Satoru Kato

女子のA-Fは24km。周回が進むごとに集団の人数を減らしていき、最後は榎本美帆(MIVRO)とのマッチレースを制した大堀が優勝。「チャレンジロードでは2位ばかりだったので、やっと勝てた」と表彰式で語り、優勝を喜んだ。



その他結果(6日開催レース)

A-J1 2018年インターハイロード優勝の川崎三織(栄北高校)が優勝A-J1 2018年インターハイロード優勝の川崎三織(栄北高校)が優勝 photo:Satoru Kato
A-J2 U17全日本チャンピオン津田悠義(三好高校)が優勝A-J2 U17全日本チャンピオン津田悠義(三好高校)が優勝 photo:Satoru Kato
A-J1・A-J2 結果
A-J1(34km)A-J2(34km)
1位川崎三織(栄北高校)55分34秒津田悠義(三好高校)56分52秒
2位山田拓海(飯田風越高校)+0秒留目夕陽(八王子桑志高校)+13秒
3位北村翔太(前橋工業高校)+2秒寺田吉騎(Vivace掛川)+1分14秒
4位仮屋和駿(日本大学)+9秒青島冬弥(飯田風越高校)
5位高橋 舜(日本大学)+39秒吉田圭吾(向陽高校)+1分16秒
6位五十嵐洸太(横浜高校)+40秒重田倫一郎(高崎工業高校)+1分17秒
※A-Y、A-Mはキャンセル

text&photo:Satoru Kato
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