ツール・ド・とちぎの第3ステージが、那須烏山市から足利市の150kmで行われ、レイモンド・クレダー(チーム右京)がステージ優勝し、個人総合でも逆転優勝した。岡篤志(宇都宮ブリッツェン)がステージ3位に入り、個人総合4位となった。


朝から青空が広がるも、風が冷たい1日朝から青空が広がるも、風が冷たい1日 photo:Satoru Kato
那須烏山市内をパレードする集団那須烏山市内をパレードする集団 photo:Satoru Katoスタート前、陽気に写真撮影に応じるオリヴァーズ・リアル・フード・レーシングのメンバースタート前、陽気に写真撮影に応じるオリヴァーズ・リアル・フード・レーシングのメンバー photo:Satoru Kato

ツール・ド・とちぎ最終日は、宇都宮市の北東に位置する那須烏山市をスタートして西に進み、栃木県南西部の足利市にフィニッシュするラインレース。ツール・ド・とちぎ史上最長の150kmを走るステージだ。途中、序盤と終盤の2回の中間スプリントポイント賞と、3級山岳と2級山岳の山岳賞がそれぞれ1回設定される。

第2ステージを終えて、個人総合首位のオールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)から1秒以内に3人、30秒以内に54人がひしめく接戦で迎えた第3ステージ。2回の中間スプリントポイントとステージ優勝で16秒のボーナスタイムが得られる計算で、レース展開によっては下位からの逆転優勝も可能だ。

朝から青空が広がるものの、レースの進行と共に冷たい風が強まる1日。最高気温は12℃前後まで上がったものの、体感的にはそれ以下の中でのレースとなった。


リアルスタート直後から始まったアタック合戦で蛇行する集団リアルスタート直後から始まったアタック合戦で蛇行する集団 photo:Satoru Kato最初のスプリントポイントは鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)が先頭通過最初のスプリントポイントは鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)が先頭通過 photo:Satoru Kato

JR烏山駅前からパレード走行し、リアルスタートが切られるとアタック合戦が始まる。10kmを過ぎたあたりでいったん落ち着き、集団は一つのまま31km地点の最初のスプリントポイントを迎える。先頭通過は鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)。レイモンド・クレダー(チーム右京)、孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング)と続き、リーダージャージのアウラールはボーナスタイムを獲得できる3位以内に入れない。5秒差でスタートしたクレダーは個人総合で3秒差に詰める。

逃げ集団の先頭を引く西尾憲人(那須ブラーゼン)逃げ集団の先頭を引く西尾憲人(那須ブラーゼン) photo:Satoru Kato
その後40kmを過ぎたあたりで6人の逃げ集団が形成される。メンバーは山本元喜(キナンサイクリングチーム)、木村圭佑(シマノレーシング)、パク・サンフン(LXサイクリングチーム)、コナー・マルタ(オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング)、西尾憲人(那須ブラーゼン)、佐藤健(日本大学)。メイン集団はリーダーチームのマトリックスパワータグがコントロールに入り、差は1分30秒まで開く。

メイン集団をコントロールするマトリックスパワータグメイン集団をコントロールするマトリックスパワータグ photo:Satoru Kato90km過ぎからはオリヴァーズ・リアル・フード・レーシングがメイン集団をコントロール90km過ぎからはオリヴァーズ・リアル・フード・レーシングがメイン集団をコントロール photo:Satoru Kato

コース中盤、85km地点の3級山岳は佐藤、木村、マルタの順に通過。その後90kmを過ぎたあたりから、次の2級山岳に向けて山岳賞ジャージのアンガス・ライオンズを擁するオリヴァーズ・リアル・フード・レーシングがメイン集団のコントロールを開始。逃げ集団との差は徐々に縮まり、2級山岳手前1kmまでに逃げを吸収する。

2級山岳の登りで単独先行するアンガス・ライオンズ(オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング)2級山岳の登りで単独先行するアンガス・ライオンズ(オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) @3rdTdT
最大勾配18%の登りに入ると、ライオンズが単独で飛び出して先行。これを個人総合3位のベンジャミン・ダイボール(チーム・サプラ・サイクリング)が追う。頂上はライオンズ、ダイボールの順で通過。その後の下りでダイボールが単独で先行し、後続に40秒差をつけて逃げる。

沿道の声援を受けて独走するベンジャミン・ダイボール(チーム・サプラ・サイクリング)沿道の声援を受けて独走するベンジャミン・ダイボール(チーム・サプラ・サイクリング) photo:Satoru Katoベンジャミン・ダイボール(チーム・サプラ・サイクリング)を吸収して11名となった先頭集団ベンジャミン・ダイボール(チーム・サプラ・サイクリング)を吸収して11名となった先頭集団 photo:Satoru Kato

バラバラになったメイン集団から10人が追走集団を形成する。メンバーは、クレダー、ロビー・ハッカー(以上チーム右京)、アウラール、ホセ・ビセンテ・トリビオ、フランシスコ・マンセボ(以上マトリックスパワータグ)、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、パク・サンホン(LXサイクリングチーム)、アレクセイス・サラモティンス(インタープロサイクリングアカデミー)、オヌル・バルカン(サルカノ・サカリヤBBチーム)、横山航太(シマノレーシング)。

132km地点の2回目の中間スプリントポイント賞をダイボールが先頭のまま通過。その直後に追走集団が迫り、クレダー、アウラールの順に通過。3秒のボーナスタイムを獲得したダイボールがアウラールに並んでバーチャル個人総合首位、クレダーが1秒差に迫る。

スプリントポイント直後に追走集団がダイボールを捕まえてフィニッシュの足利市へ。残り10kmを切るが飛び出しを図る動きはなく、勝負は11人でのスプリントに持ち込まれた。

スプリントを制したレイモンド・クレダー(チーム右京)が優勝スプリントを制したレイモンド・クレダー(チーム右京)が優勝 photo:Satoru Kato
残り200m、最後の左コーナーを先頭で抜けたのはクレダー。オールイス、岡らが続くが、クレダーが先頭のままフィニッシュ。オールイス2位、岡が3位、ダイボールは10位となった。この結果、10秒のボーナスタイムを得たクレダーが逆転し、個人総合優勝を決めた。

個人総合 表彰式個人総合 表彰式 photo:Satoru Kato
クレダーは、「スプリンターなので今日の後半は特にきつかった。個人総合を逆転するために中間スプリントポイントを獲ることと、2回目の山岳(2級山岳)を前で登り切ることを目標にチームもサポートしてくれた。登りで遅れたけれど、チームメイトのロビー(ハッカー)ら10人で追いつくことが出来た。数日前にコースを試走してラスト200mのコーナーのことも知っていたから勝つことが出来たと思う。勝てて本当に嬉しい」とコメントした。

逆転されたものの総合2位のアウラールは「個人総合優勝を逃したのは残念だけれど、チーム総合で優勝することが出来たのは嬉しい。これも安原監督のおかげ」と表彰式で語り、観客の笑いを誘った。

第3ステージ 表彰式第3ステージ 表彰式 photo:Satoru Kato一方、ステージ3位の岡はボーナスタイム4秒を得て個人総合4位で終えた。「個人総合のジャンプアップを狙って中間スプリントポイントとステージ優勝を狙ってチームが動いてくれた。最初の中間スプリントポイントに向けて隊列を組んでもらったけれど、はぐれてしまって失敗だった。でも登りでチームが集団前方に位置取りしてくれたおかげで最後の先頭集団に入れた。でもあと一歩届かず、残念だった」と、悔しさを滲ませつつコメントした。


ツール・ド・とちぎ 第3ステージ結果(那須烏山市〜足利市・150km)
1位レイモンド・クレダー(チーム右京)3時間35分27秒
2位オールイス・アルベルド・アウラール(マトリックスパワータグ)+0秒
3位岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
4位パク・サンホン(LXサイクリングチーム)
5位アレクセイス・サラモティンス(インタープロサイクリングアカデミー)
6位オヌル・バルカン(サルカノ・サカリヤ・BBチーム)
7位横山航太(シマノレーシングチーム)
8位ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
9位フランシスコ・マンセボ・ペレス(マトリックスパワータグ)
10位ベンジャミン・ダイボール(チーム・サプラ・サイクリング)
個人総合時間順位(第3ステージ終了時)
1位レイモンド・クレダー(チーム右京)6時間17分33秒
2位オールイス・アルベルド・アウラール(マトリックスパワータグ)+2秒
3位ベンジャミン・ダイボール(チーム・サプラ・サイクリング)+7秒
4位岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)+13秒
5位アレクセイス・サラモティンス(インタープロサイクリングアカデミー)+14秒
6位フランシスコ・マンセボ・ペレス(マトリックスパワータグ)+21秒
ポイント賞(第3ステージ終了時)
1位レイモンド・クレダー(チーム右京)51p
2位オールイス・アルベルド・アウラール(マトリックスパワータグ)39p
3位マリス・ボグダノヴィッチ(インタープロサイクリングアカデミー)30p
山岳賞(第3ステージ終了時)
1位アンガス・ライオンズ(オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング)14p
2位木村圭佑(シマノレーシング)8p
3位佐藤 健(日本大学)7p
チーム総合成績(第3ステージ終了時)
1位マトリックスパワータグ18時間53分32秒
2位オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング+1分30秒
3位チーム・サプラ・サイクリング+2分10秒
text&photo:Satoru Kato
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