ツール・ド・フランス主催者ASOが2019年大会のワイルドカード(招待)枠のUCIプロコンチネンタルチームを発表した。すでに出場を決めていたコフィディス・ソルシオンクレディとワンティ・グループゴベールに加え、ディレクトエネルジーとアルケア・サムシックが最終枠に滑り込んだ。


サプライズ演出は無かった。2018年大会と同じ4つのUCIプロコンチネンタルチームが、2019年7月6日、ベルギー・ブリュッセルで開幕する第106回大会のスタートラインに立つことが決定。すでに出場権を射止めていたコフィディス・ソルシオンクレディ(フランス)とワンティ・グループゴベール(ベルギー)に加えて、今回ディレクトエネルジー(フランス)とアルケア・サムシック(フランス)がワイルドカードに選出された。

ニキ・テルプストラ(オランダ)やリリアン・カルメジャーヌ(フランス)、レイン・タラマエ(エストニア)、ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア)、ダミアン・ゴダン(フランス)を擁するディレクトエネルジーは2000年から20年連続の出場。ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏を根ざしたチームは、ボンジュールやブイグテレコム、ユーロップカー時代から数えてステージ通算10勝を飾っている。


20年連続の出場となるディレクトエネルジー20年連続の出場となるディレクトエネルジー photo:Kei Tsuji
アンドレ・グライペル(ドイツ)やワレン・バルギル(フランス)、アマエル・モワナール(フランス)、マキシム・ブエ(フランス)擁するアルケア・サムシックは2014年から6年連続の出場となる。ブルターニュ地域圏に根ざしたチームとして、ブルターニュ・セシェ、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト、フォルトゥネオ・オスカロと名前を変えてきた。グライペルとバルギルのステージ通算勝利数は13勝にのぼる。

その一方で、ジェローム・ピノーがGMを務め、ブライアン・コカール(フランス)やピエール・ロラン(フランス)、シリル・ゴティエ(フランス)らを擁する結成2年目のヴィタルコンセプト・B&Bホテルズは出場を逃している。

チームに加入したアンドレ・グライペル(ドイツ、アルケア・サムシック)チームに加入したアンドレ・グライペル(ドイツ、アルケア・サムシック) photo:CorVos

ツール・ド・フランス2019出場チーム
UCIワールドチーム
アージェードゥーゼール(フランス)
アスタナプロチーム(カザフスタン)
バーレーン・メリダ(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
CCCチーム(ポーランド)
ドゥクーニンク・クイックステップ(ベルギー)
EFエデュケーションファースト(アメリカ)
グルパマFDJ(フランス)
ロット・スーダル(ベルギー)
モビスター(スペイン)
ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)
ディメンションデータ(南アフリカ)
ユンボ・ヴィズマ(オランダ)
カチューシャ・アルペシン(スイス)
チームイネオス(イギリス)※チームスカイ
サンウェブ(ドイツ)
トレック・セガフレード(アメリカ)
UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)

UCIプロコンチネンタルチーム
コフィディス・ソルシオンクレディ(フランス)
ディレクトエネルジー(フランス)
アルケア・サムシック(フランス)
ワンティ・グループゴベール(ベルギー)

text:Kei Tsuji
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