湘南ベルマーレスポーツクラブが世界で勝てる選手の輩出を目標として「湘南ベルマーレサイクリングアカデミー」を設立。元全日本王者である田代恭崇さん、宮澤崇史さん、土井雪広さんの3人をコーチに迎える。以下、プレスリリースより紹介しよう。


「湘南ベルマーレ サイクリング アカデミー」誕生 世界で勝てる選手の輩出を
~自転車ロードレースの本場ヨーロッパを経験した元全日本王者3人が若手選手を指導・育成~


元全日本王者である田代恭崇さん、宮澤崇史さん、土井雪広さんをコーチに迎える湘南ベルマーレサイクリングアカデミー元全日本王者である田代恭崇さん、宮澤崇史さん、土井雪広さんをコーチに迎える湘南ベルマーレサイクリングアカデミー (c)湘南ベルマーレスポーツクラブ
この度、湘南ベルマーレスポーツクラブでは、2019年シーズン、海外での経験を若手世代に伝え、世界で勝てる選手の輩出を目標とした「湘南ベルマーレ サイクリング アカデミー」が誕生します。コーチ陣には海外でのレースを主戦場に、オリンピックやグランツールの出場経験のある元全日本王者「田代恭崇」「宮澤崇史」「土井雪広」の3人を迎えます。

<湘南ベルマーレ サイクリング アカデミー誕生の背景>
近年、日本の自転車ロードレース界では世界で活躍出来る若い選手が生まれてこないのが現状です。また、世界を経験した選手がその経験を若手選手に伝える場が少ないために、これから世界を目指す選手にとって価値ある多くの経験を知る機会がほとんど存在しません。

「湘南ベルマーレ サイクリング アカデミー」は国内で走る選手を目標とするのではなく、世界で戦い、更には勝てる選手を育成すべく3名のコーチの持つ経験、ネットワークを最大限活かした育成プログラムを目指します。

具体的には高校生までの若い世代を対象とした、走行技術やトレーニング方法、メンタル面や海外生活で必要になってくる様々な要素を指導するトレーニングキャンプの開催からのスタートを予定しています。また、レースに参加する場合にも、目的をもってスタートし場合によってはコーチ陣が一緒に走りながら実戦で必要なスキルを学んでいきます。

多くの選手に機会を提供できるようするためにも、キャンプに参加する選手の所属チームや所属団体は問いません。学びたい、成長したい、強くなりたいと心から思える参加者を日本全国から募集する予定です。

あわせて、出来るだけ多くの若き才能により良い環境を提供すべく協力していただける企業、人員を広く募集する予定です。尚、トレーニングキャンプについては第1回を4月初旬に予定しており、こちらについては確定次第別途発表させて頂きます。

<湘南地域の自転車活動の活性化>
NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブでは「湘南ベルマーレ サイクリング アカデミー」に加え、これまで通り地元湘南地域を中心としたタレント発掘/育成、競輪場でのトラック練習会、サイクルイベントの開催や協力を行なっていきます。さらに湘南ベルマーレサイクルステーション茅ヶ崎を構え、様々な活動を通して自転車の普及、安全運転の啓蒙活動にも力を入れていきます。


<コーチの略歴>
田代恭崇(たしろやすたか)
1974/6/7生まれ
田代恭崇さん(リンケージサイクリング)田代恭崇さん(リンケージサイクリング) 大学のサイクリン部がきっかけで自転車と出会い競技に打ち込むようになり、大学卒業後にプロ転向。自転車ロードレースの聖地と言えるフランスに拠点を置いて世界を目標にヨーロッパ各国のレースに参戦。

日本トップチームであるチームブリヂストンアンカーおよび日本代表としてレース経験を積む。その間日本国内では 全日本選手権を二度制覇。ヨーロッパの国際レースでも優勝を果たす。2005年にアテネ五輪日本代表。2007年に現役を引退。

現在は湘南地域を拠点に、サイクリングの魅力を多くの人たちに伝え、楽しむことを目指し「LINKAGE CYCLING(リンケージサイクリング)」の代表を務め活躍している。

所属チーム
チームブリヂストンアンカー
主な実績
2000年 ツールド東北 総合優勝
2001年 全日本選手権 ロードレース 優勝
2004年 全日本選手権 ロードレース 優勝
2004年 アテネオリンピック 完走 
2005年 ツールド沖縄 優勝


宮澤崇史(みやざわたかし)1978/2/27生まれ

中学生の頃からプロの自転車選手を目指し、高校生の時にシクロクロスの世界選手権に出場。高校卒業後はイタリアに渡り経験を積む。23歳の時、母の命を救うためアスリートには致命的と言われる生体移植で肝臓の半分を提供。そのため体力低下で成績が振るわず、戦力外通告によりチームを解雇される。

単身でフランスに渡り、アマチュアチームから再スタートしてプロに復帰。アジアチャンピオン、北京オリンピック代表を経て、32歳の時に日本チャンピオンのタイトルを獲得。 34歳で世界最高カテゴリーのプロチーム「サクソバンク」に所属。在籍中にリーダージャージ(個人総合時間賞)・ポイントジャージ(スプリントポイント賞)に日本人選手として初めて袖を通す。18年間の海外レース活動を経て、2014年に36歳で引退。現在はリオモ・ベルマーレ レーシングチームの監督を務めながら、選手育成やレース解説など幅広く活躍している。

全日本選手権ロードレース2010で勝利した宮澤崇史(当時TEAM NIPPO)全日本選手権ロードレース2010で勝利した宮澤崇史(当時TEAM NIPPO) photo:Hideaki.TAKAGI
所属チーム
2002年 ブリヂストンアンカー
2005年 ブリヂストンアンカー
2006年 Team Vang
2007年-2008年 梅丹本舗・GDR
2009年 アミーカチップス・クナウフ
2009年 EQA-梅丹本舗-グラファイトデザイン
2010年 チームNIPPO
2011年 ファルネーゼ・ヴィーニ
2012-2013年 チーム・サクソ・ティンコフ
2014年 チームNIPPO-デローザ
主な実績
2007年 アジア選手権・個人ロード 優勝
2006-2007年ツール・ド・おきなわ 優勝
2008-2009年 ツール・ド・北海道 優勝
2008年 北京オリンピック 完走
2010年 全日本選手権 ロードレース 優勝


土井雪広(どいゆきひろ)1983/9/18生まれ

幼少時代はアルペンスキー競技に取り組み、オフトレーニングの一環として自転車を始める。その後自転車競技に転向し中学・高校時代に多くの国内レースで優勝し、ジュニアカテゴリーで世界選手権大会を2度経験。完走を果たしヨーロッパへの想いを強める。

高校卒業後は大学に進学し、全日本学生のロードレースタイトルをすべて獲得した後に中退、プロ入りを目指し2004年にシマノレーシングチームに入籍。翌年2005年からオランダのチームシマノメモリーコープでプロデビュー。以後ヨーロッパに拠点を置き2011年、2012年と連続でブエルタ・ア・エスパーニャ出場。2012年全日本チャンピオンタイトル獲得。2013年からは活動の場を日本国内に移し自身の結果のみならず、国内チームや若手に多くの経験を伝える。2018年シーズンに引退を決意。今後は自身の経験を活かし、日本の自転車競技の発展に貢献する活動を行なっていく予定。

全日本選手権ロードレース2012で勝利した土井雪広(当時アルゴス・シマノ)全日本選手権ロードレース2012で勝利した土井雪広(当時アルゴス・シマノ) photo:Hideaki.TAKAGI
所属チーム
2004年 シマノ・レーシング
2005年 チームシマノメモリーコープ
2006年-2011年 スキルシマノプロフェッショナルサイクリングチーム
2012年 チームアルゴス・シマノ
2013年-2015年 チームUKYO
2016年-2018年 チームマトリックスパワータグ
主な実績
2010年 ツアー・オブ・ターキー 総合6位
2011-2012年 ブエルタ・ア・エスパーニャ 出場
2012年 全日本選手権 ロードレース 優勝