南米アルゼンチンで開催中のブエルタ・ア・サンフアン。12kmの個人タイムトライアルで争われた第3ステージは、前日に続きジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が勝利を決め、リーダージャージにも袖を通した。
スタートしていくヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ) (c)CorVos
南米アルゼンチンで開催中のブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)の第3ステージは12kmの個人タイムトライアル。コースはポシィートという町を舞台に片道6kmの直線を往復する12kmで争われた。ほぼフラットなコースプロファイルで、純粋な地脚が問われる。また、機材はノーマルバイクにディスクホイールのみが許可。TTバーの装着も許可されないルールで行われた。
161人が出走する中、1番最初に14分を切ったタイムを出したのは141番目に出走したフェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)。13分57秒というタイムをマークし、ホットシートに座る。
中間計測トップタイムを記録したレムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ) (c)CorVos
タイムトライアル改善に取り組んだナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) (c)CorVos
ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) (c)CorVos
タイムを大きく更新してきたのは今年プロになったばかりのルーキー、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)。1月25日に誕生日を迎えたばかりの19歳が13分53秒9というタイムを記録し、トップタイムを4秒更新。プロ3レース目、初めての個人TTで暫定首位に躍り出た。
その後、総合9位のヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が13秒53秒1でフィニッシュし、エヴェネプールに対してコンマ8秒のタイム差を付けホットシートを奪取した。総合4位のペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)は好走するも14分台前半に沈んだ。
ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)がトップタイムをマークしステージ優勝 (c)CorVos
そんな中、総合2位のジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)がスタート。中間計測ではエヴェネプールに対して10秒遅れのタイムを記録するが、復路ではペースを上げていき、13分41秒のトップタイムでフィニッシュゲートを通過。平均スピード52.619km/hでコースを駆け抜けた。その後にフィニッシュしたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)はそのタイムを超えることが出来ず、アラフィリップのステージ優勝が確定。総合リーダージャージにも袖を通した。
休息日前となる第4ステージはヴィラ・サン・アグスティンにフィニッシュする185.5km。3級、1級、1級と山岳が連続するが、その後はフィニッシュまで80kmほどの下り基調となっており、逃げ切りになるかスプリントフィニッシュになるか、レース展開に注目したいところだ。
シャンパンファイトするジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) (c)CorVos

南米アルゼンチンで開催中のブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)の第3ステージは12kmの個人タイムトライアル。コースはポシィートという町を舞台に片道6kmの直線を往復する12kmで争われた。ほぼフラットなコースプロファイルで、純粋な地脚が問われる。また、機材はノーマルバイクにディスクホイールのみが許可。TTバーの装着も許可されないルールで行われた。
161人が出走する中、1番最初に14分を切ったタイムを出したのは141番目に出走したフェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)。13分57秒というタイムをマークし、ホットシートに座る。



タイムを大きく更新してきたのは今年プロになったばかりのルーキー、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ)。1月25日に誕生日を迎えたばかりの19歳が13分53秒9というタイムを記録し、トップタイムを4秒更新。プロ3レース目、初めての個人TTで暫定首位に躍り出た。
その後、総合9位のヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が13秒53秒1でフィニッシュし、エヴェネプールに対してコンマ8秒のタイム差を付けホットシートを奪取した。総合4位のペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)は好走するも14分台前半に沈んだ。

そんな中、総合2位のジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)がスタート。中間計測ではエヴェネプールに対して10秒遅れのタイムを記録するが、復路ではペースを上げていき、13分41秒のトップタイムでフィニッシュゲートを通過。平均スピード52.619km/hでコースを駆け抜けた。その後にフィニッシュしたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)はそのタイムを超えることが出来ず、アラフィリップのステージ優勝が確定。総合リーダージャージにも袖を通した。
休息日前となる第4ステージはヴィラ・サン・アグスティンにフィニッシュする185.5km。3級、1級、1級と山岳が連続するが、その後はフィニッシュまで80kmほどの下り基調となっており、逃げ切りになるかスプリントフィニッシュになるか、レース展開に注目したいところだ。

ステージ結果
1位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 13:41 |
2位 | ヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:12 |
3位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ) | |
4位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:16 |
5位 | ウィネル・アナコナ(コロンビア、モビスター チーム) | |
6位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | +0:21 |
7位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:26 |
8位 | トム・ボーリ(スイス、UAEチームエミレーツ) | +0:28 |
9位 | ラウレアーノ・ロサス(アルゼンチン、アソシアシオンシビルマルダン) | +0:30 |
10位 | オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン) | +0:31 |
個人総合成績
1位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 7:15:16 |
2位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | +0:18 |
3位 | ヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:22 |
4位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ) | |
5位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:26 |
6位 | ウィネル・アナコナ(コロンビア、モビスター チーム) | |
7位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:32 |
8位 | ラウレアーノ・ロサス(アルゼンチン、アソシアシオンシビルマルダン) | +0:40 |
9位 | オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン) | +0:41 |
10位 | シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:44 |
山岳賞
1位 | ミゲル・フロレス(コロンビア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | 9pts |
2位 | ダニエル・ザモラ(アルゼンチン、アグルパシオン・ビルヘンデファティマ) | 7pts |
3位 | ハミッシュ・シュルーズ(ニュージーランド、イスラエルサイクリングアカデミー) | 5pts |
ヤングライダー賞
1位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 7h15'38" |
2位 | ジーノ・マーダー(スイス、ディメンションデータ) | +0:35 |
3位 | アレクサンドル・カスタノ(コロンビア、ベルトラミTsa) | +1:23 |
チーム総合成績
1位 | UAEチームエミレーツ | 21h47'19" |
2位 | ボーラ・ハンスグローエ | +0:41 |
3位 | モビスター | +0:47 |
text:Kosuke.Kamata
photo:CorVos
photo:CorVos
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