イタリアンバイクブランド、クォータのエントリーロード「KOBALT」にディスクブレーキ仕様が登場。フルカーボンバイクながらフレーム価格を12万円台とし、ディスクロードがさらに身近になる1台に仕上がる。



クォータ KOBALT DISCクォータ KOBALT DISC (c)インターマックス
昨年よりプロコンチネンタルチームのコフィディスへのサポートを開始し、数年ぶりに世界トップレースへとカムバックを果たしたクォータ。カーボンバイク専業で開発を続けるブランドであり、昨今はトレンドを反映したディスクブレーキモデルの拡充も他社に負けじと進めてきた。そんなクォータから2019年モデルの新作としてエントリーディスクロードの「KOBALT DISC(コバルトディスク)」が登場している。

リムブレーキモデルのKOBALTをベースに開発され、各所ディスクブレーキに最適化させたアップデートを加える。ブレーキキャリパーのフラットマウントや12mmスルーアクスルのエンドデザインはもちろん、ディスクブレーキのストッピングパワーに対応させるため、フォーク形状や各所のカーボンレイアップも全く新しく再調整されている。

上下異径のヘッドチューブが剛性を高め安定したハンドリング性能に寄与上下異径のヘッドチューブが剛性を高め安定したハンドリング性能に寄与 (c)インターマックストップチューブからシートステーへと流れるように繋がったカーボンフレーム特有の造形トップチューブからシートステーへと流れるように繋がったカーボンフレーム特有の造形 (c)インターマックスフラットマウントを採用するフロントフォークはディスクブレーキに最適化されているフラットマウントを採用するフロントフォークはディスクブレーキに最適化されている (c)インターマックス

その上で奇をてらわないオーソドックスなフレーム形状による、クセのない扱いやすいライディングフィールがKOBALTの持ち味。ディスクブレーキ化することでより安定感を高めた走りを獲得していると言う。上下異径のヘッドチューブやシェル幅の広いBB386といった規格によって剛性を確保し、ハンドリング性能やパワー伝達性を高めている。

リムブレーキ仕様のKOBALTは完成車販売のみだったが、今回ディスクブレーキモデルはユーザーの好みに合わせて組み上げられるようフレームセットのみで販売。なるべくコストを抑えられるよう価格は128,000円(税抜)と、カーボンディスクロードのフレームながら比較的リーズナブルなプライスタグを下げる。初めてのディスクロードとしても最適な1台だ。取り扱いはインターマックス。

シェル幅の広いBB386によって高いパワー伝達性を実現シェル幅の広いBB386によって高いパワー伝達性を実現 (c)インターマックスディスクブレーキのストッピングパワーに対応したカーボンレイアップへと最適化されているディスクブレーキのストッピングパワーに対応したカーボンレイアップへと最適化されている (c)インターマックス



クォータ KOBALT DISC
フレーム:カーボンモノコック
BB:BB386
重量:フレーム1,250g、フロントフォーク530g
カラー:グレーホワイトグロッシー
サイズ:XXS(407)、XS(437)、S(469)、M(503)、L(522)
価格:128,000円(税抜)

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