チームスカイが、創設10年目となる2019シーズンに向けた新しいジャージデザインを発表。来季は黒とダークブルーのグラデーションでレースを走る予定だ。



新デザインのジャージを着用したクリス・フルーム(イギリス)新デザインのジャージを着用したクリス・フルーム(イギリス) photo:Team Sky
ツール・ド・フランス覇者のゲラント・トーマス(イギリス)ツール・ド・フランス覇者のゲラント・トーマス(イギリス) photo:Team Skyジロ・デ・イタリアで総合エースを担う予定のエガン・ベルナル(コロンビア)ジロ・デ・イタリアで総合エースを担う予定のエガン・ベルナル(コロンビア) photo:Team Sky


昨年チーム創設以来初めて白を正規採用したチームスカイだが、2019年は黒にカムバック。肩から胸にかけてダークブルー、胴部分より下にブラックを配色したグラデーションデザインで来たるシーズンを走る。

ブルーは海洋生物にダメージを与える「シングル・ユーズ・プラスチック(SUP)=1回使用プラスチック」パッケージの使用を制限する「スカイオーシャンレスキューキャンペーン」への賛同を表すもので、ツール・ド・フランスで着用したシャチ柄の特別ジャージとコンセプトは同じ。すでにチームスカイはビニール袋に代表されるプラスチックパッケージを使用しないチーム運営を進めており、「レース・トゥ・2020」をモットーに掲げ、2020年までにすべてのSUPの使用を取りやめることを明言している。

また、チーム創設時から引き継がれる背中のストライプは継続。チームの活躍や勝利数を表現した「データプリント」はジャージからは姿を消すが、チームバスのデザインとして引き続き活用されるという。また、背中に記されていた各ライダーネームはサイド部分に移動している。サプライヤーはイタリアのカステリだ。

グランツールの山岳アシストとして欠かせない存在のワウト・プールス(オランダ)グランツールの山岳アシストとして欠かせない存在のワウト・プールス(オランダ) photo:Team Sky袖にアルカンシエルを巻くミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)袖にアルカンシエルを巻くミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド) photo:Team Sky


ツール覇者のゲラント・トーマス(イギリス)はプレスリリースの中で「10周年を迎えるチームを祝うのにふさわしいデザインだと思う。これまでのデザインも活かされているし、1月1日から着用するのが楽しみだよ」とコメントしている。

text:So.Isobe