オーストリア・インスブルックで開催されたロード世界選手権を終え、2020年以降の開催地が続々と発表されている。2019年はイギリスのヨークシャー地方、2020年はスイスのヴォー州とヴァレー州、2021年はベルギーのフランドル地域、2022年はオーストラリアのウーロンゴン、そして2025年は初めてアフリカ大陸で開催される。


インスブルックで開催された2018年ロード世界選手権インスブルックで開催された2018年ロード世界選手権 photo:Kei Tsuji
2019年のロード世界選手権はイギリスのヨークシャー州で開催される。中心地となるのはハロゲートの街で、フィニッシュ地点はカヴェンディッシュが落車してキッテルが勝利した2014年ツール・ド・フランス第1ステージと共通となる見通し。スプリンターやパンチャーにチャンスがあるコースになる。

2014年ツール・ド・フランス第1ステージのフィニッシュを迎えたヨークシャーのハロゲート2014年ツール・ド・フランス第1ステージのフィニッシュを迎えたヨークシャーのハロゲート photo:Tim de Waeleインスブルック大会期間中に行われた第187回UCI会議で2020年大会と2021年大会の開催地が決定された。2020年大会はスイスのヴォー州とヴァレー州が舞台となり、その中心地はアルプスの山あいの町マルティニー。そして2021年大会はベルギーのフランドル地域が舞台で、ルーヴェンとブルージュが中心地となる。

そして新たにUCIは2022年大会をオーストラリアで開催することを発表した。オーストラリアでの開催は2010年のジーロング大会以来12年ぶり。シドニーの南60kmに位置しているニューサウスウェルーズ州ウーロンゴンを中心に開催される予定だ。

まだ開催地は決定していないが、6月にお伝えした通り、2023年大会はロードレース、MTB(クロスカントリー、ダウンヒル)、トラックレース、BMX、アーバンサイクリング(BMXフリースタイルパーク、トライアル、MTBエリミネーター)、パラサイクリングロード、パラサイクリングトラック、インドアサイクリング(サイクルフィギュア、サイクルボール)、グランフォンドの世界選手権を統合した大規模な世界選手権となる。また、2025年大会は史上初めてアフリカ大陸で開催される見通しだ。

text:Kei Tsuji

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