IRCのロードクリンチャータイヤに新作の「ASPITE PRO RBCC」が登場。高グリップを発揮する独自のコンパウンド”RBCC”を採用し、かつ昨今トレンドのワイドサイズ26Cで展開される。24CでラインアップされるASPITE PRO WETとサイズ違いのモデルだ。



IRC ASPITE PRO RBCC 700×26CIRC ASPITE PRO RBCC 700×26C (c)IRC
モーターサイクルや自転車、車椅子などのタイヤを手がける井上ゴム工業が展開する「IRCタイヤ」。国内ブランドとして高い品質と妥協のなく突き詰めた走行性能に定評があり、日本人も多く所属するプロコンチネンタルチームのNIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ、そして全日本王者の山本元喜が所属するキナンサイクリングチームを支えるタイヤメーカーである。

斜めに溝を切った杉目のトレッドパターンを採用斜めに溝を切った杉目のトレッドパターンを採用 (c)IRCそんなIRCのハイパフォーマンスロードタイヤといえば、チューブレスタイヤの「Formula PRO」シリーズと、クリンチャータイヤの「ASPITE PRO」シリーズ。どちらも両チームが愛用するモデルで、中でも2014年にデビューしたASPITE PROは耐パンク性能と軽量化を両立したモデルとして練習からレースまで幅広く使われ、そして一般ユーザーからも広く支持を集めてきた。

ノーマルなASPITE PROに対し、よりグリップ力の高いIRC独自の”RBCC(ライス・ブラン・セラミック・コンパウンド)”を投入したモデルも「ASPITE PRO WET」としてラインアップされていることも特徴で、その高いグリップ力は欧州プロの信頼を勝ち取り、NIPPOでエースを務めるマルコ・カノラ(イタリア)は雨レースでは必ずWETを選ぶほど。昨年のジャパンカップでのクリテリウム・ロードレース完全勝利を支えたのもまた、このASPITE PRO WETであった。

従来は700×24CサイズのみであったASPITE PRO WETだが、ロードタイヤのワイド化トレンドや、プロからの要望を受けて26Cサイズを新たに開発。「ASPITE PRO RBCC」と名前を変更して発売することとなった。

その名の通りRBCCを投入したハイグリップなレーシングタイヤとして、天候問わず安心のコーナリングを実現する他、180TPIのケーシングがしなやかな乗り心地も生み出す。もちろん耐パンク性能を発揮する”クロスガード”もトレッド下に挿入され、荒れた路面や過酷なレース環境でも信頼できるはず。トレッドパターンは斜めに溝を切った杉目とし、ウェットコンディションでも排水性を高めている他、タイヤの挙動を掴みやすくコントローラブルな走りを可能とする。サイズは26Cで重量245g、6,200円(税抜)と買い求めやすい価格に据え置かれているのも嬉しい。

ツアー・オブ・ジャパンでASPITEのプロトタイプを使用したNIPPOヴィーニファンティーニツアー・オブ・ジャパンでASPITEのプロトタイプを使用したNIPPOヴィーニファンティーニ


IRC ASPITE PRO RBCC
サイズ:700×26C
重 量:245g(カタログ値)
空気圧:90~115psi(6~8気圧)
価 格:6,200円(税抜)

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