BMCレーシングによるチームタイムトライアル勝利再び。マイヨジョーヌを着たヴァンアーヴェルマートや、ライバルたちからリードを奪ったポートやフルーム、リードを奪われたバルデやキンタナのコメントを紹介します。



マイヨジョーヌはグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)にマイヨジョーヌはグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)に photo:Makoto.AYANO
マイヨジョーヌを手にしたグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)

チームスカイが最大のライバルで、接戦になると予想していた。チームの連携がタイムに直結するチームタイムトライアルでとてもスムーズな走りができたと思う。終盤までメンバー8人を残していたことが勝利につながった。

ツールの第1週でマイヨジョーヌを切ることが目標だった。マイヨジョーヌを着るのは2回目だけど、やっぱりこのジャージは特別だと感じる。これはチームが成し遂げた功績であり、これで勢いをつけてリッチーの総合表彰台とさらなる目標に向かって戦いたい。

総合ライバルたちからリードを奪ったリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)

ウォームアップを行うリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)ウォームアップを行うリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング) photo:Makoto.AYANO
タフなコースだったものの、チームの走りはファンタスティックだった。大柄でパワフルなチームメイトのおかげでパーフェクトなチームTTになったよ。もちろん第1ステージで51秒を失うのは理想的な展開ではないけど、落車して地面に寝転がっていた1年前と比べると雲泥の差。今日はこのメンバーで良い走りをすることだけを考えていて、その結果として51秒の遅れを挽回することができた。

パリまでの道のりはまだまだ長いけど、チームとして勝利をつかんだことに大きな意味がある。総合首位に立ったグレッグ(ヴァンアーヴェルマート)はマイヨジョーヌに値する走りだった。グレッグには第5、6、9ステージで優勝するチャンスがあると思う。特に第5ステージは危険なポイントの多いトリッキーなステージになると思う。

BMCに敗れながらもライバルたちにタイム差をつけたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)

2位に終ったチームスカイ2位に終ったチームスカイ photo:Makoto.AYANO
全力を出し切ったし、すべてが作戦通りに進んだので満足している。今日のステージだけを見るだけでは誰が調子が良くて誰が調子が悪いのかわからない。とにかくチームスカイにとっては良い1日になった。

第1ステージで落車したことは今さらどうしようもないことで、まだまだ挽回のチャンスは残されている。リードを奪う日もあれば失う日もある。もちろんステージ優勝に手が届けば最高だったけど、山岳ステージに到着するまでにもっと大きなタイムを失う選手も出てくるはず。だから毎日を大事に走らなければならない。

総合3位につけるゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)

チームとして良い走りをできたけど、個人的には出し切れなかった。ローテーションで自分の番が回ってくるのが何故か下りばかりだったからだと思う。チームとしてまだ改善点はあったし、あと数秒を詰めることはできたと思う。メンバーの連携は取れていたし、ワウト(プールス)とルーク(ロウ)の脱落は想定済み。彼らも脱落するまでしっかりとローテーションに加わり、チームのスピードに貢献してくれていた。

総合7位に浮上したトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)

長時間先頭を引いたトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)長時間先頭を引いたトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ) photo:Kei Tsuji
技術的な面では完璧な走りだった。チームタイムトライアルで重要なのはチームが結束として一つの塊となって走ること。ローテーションをうまく組めていたし、コーナー一つ一つでタイムを稼ぐことができたと思う。チームの走りを誇りに思うし、総合争いの展開にも満足している。

ポートから1分15秒失ったロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)

ポートから1分15秒失ったロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)ポートから1分15秒失ったロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール) photo:Kei Tsuji
良い結果を出すにはメンバー8名全員の献身が欠かせない。残り10kmを切ってから特にアクセル・ドモンやシルヴァン・ディリエの牽引が目立ったし、肋骨を骨折しながら走っているトニー・ガロパンも前を引いてくれた。そしてもちろんフランス最強TTスペシャリストであるピエール・ラトゥールの存在は大きかった。これからどんどん山岳が近づいてくる。タイムトライアルだけじゃなくて全てのステージに目を向ける必要はあるし、実際にタイムを失う可能性はいたるところに散りばめられている。

ポートから53秒失ったナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)

ポートから54秒、フルームから50秒失ったナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)ポートから54秒、フルームから50秒失ったナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:Kei Tsuji
今日のチームタイムトライアルはパワーがモノを言うハイスピードコースで、クライマーが揃ったモビスター向きではなかった。だから最初からスペシャリスト揃いのスカイやBMCからどれだけタイムを失わずに済むかという話になっていた。そんな不利な状況を考慮すると、決して悪くない走りだったと思う。もちろんタイムを失うのは良いことではないけど、めちゃくちゃ悪い結果ではなかった。

石畳のステージに注目が集まりがちだけど、例えば明日のステージはラウンドアバウトや中央分離帯など危険な箇所が山のようにある。この先のステージではトラブルを避けながらアグレッシブに走りたい。

マイヨジョーヌを手放したペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)

中盤に隊列から遅れたマイヨジョーヌのペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)中盤に隊列から遅れたマイヨジョーヌのペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Luca Bettini
今日は最初から脚が回らなかった。暑い1日だったにもかかわらず、スタート後すぐ、400mも走らないうちに段差でボトルが落ちてしまった。マイヨジョーヌに敬意を込めながら、ラファル・マイカの総合成績に貢献しようといつも通り全力で走ったけど、今日は悪い日だった。明日はまた自分にチャンスが回ってくるので、しっかりとモノにしたいと思う。

text:Kei Tsuji in Cholet, France

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