昨年、自転車業界にカムバックした老舗タイヤブランド、ピレリから、ロングライドやグラベルライドにも使用できるチューブレスレディ/クリンチャータイヤ、CINTURATO VELO(チントゥラート・ヴェロ)が登場。ラインナップの中で最も高い耐久性と耐パンク性能、ロングライフを持ったタフタイヤである。



ピレリ CINTURATO VELOピレリ CINTURATO VELO (c)カワシマサイクルサプライ
昨年自転車業界にカムバックした注目のタイヤブランドがピレリだ。140年という歴史を持ち、現在ではF1の独占タイヤサプライヤーを行うなど、モータースポーツにおいては絶大な信頼を得ているブランドだが、実はそのルーツは自転車用タイヤにある。1909年の第1回ジロ・デ・イタリアでは完走者の半数以上がピレリのロードタイヤを使用していたというピレリから、ロングライドやグラベルライドにも使えるチューブレスレディ/クリンチャータイヤ、CINTURATO VELO(チントゥラート・ヴェロ)が登場した。

CINTURATO VELOが目指したのはラインアップの中で最もタフでロングライフでありながら、乗り心地やグリップ性能に妥協を許さないハイパフォーマンスを実現すること。グランフォンドやブルベ、グラベルライドなど、ハードなライドを楽しむサイクリストでも満足できる性能を実現するべく開発されている。

トレッド面の下にアラミド繊維のARMOUR TECHプロテクションを配置することで耐パンク性を強化トレッド面の下にアラミド繊維のARMOUR TECHプロテクションを配置することで耐パンク性を強化 (c)カワシマサイクルサプライ
コンパウンドには昨年発表されたレーシングモデル、P ZERO VELOと同様の「SmartNET Silica」を採用。細長い棒状のシリカ粒子の配列をナノレベルでもコントロールするピレリ独自の技術が使用されている。このテクノロジーで転がり性能、雨天時のグリップ性能、耐パンク性、耐久性といった4要素の性能を全て両立するという。

その上、更に耐パンク性能を強化するのが、「ARMOUR TECH」プロテクションテクノロジー。アラミド繊維製の耐パンクベルトをトレッド下に配する通常の耐パンク技術に加えて、トレッド面のSmartNET Silicaコンパウンドにもアラミドファイバーを混ぜ込むことで、突き刺しパンクに対しトレッド自体が高い耐パンク性を持ち合わせている。これにより、荒れた路面やグラベルでもパンクを気にすることなく、安心して走ることができるだろう。

ラインナップの中で最も高い耐久性と耐パンク性能を持ったCINTURATO VELOラインナップの中で最も高い耐久性と耐パンク性能を持ったCINTURATO VELO (c)カワシマサイクルサプライ
また、タイヤタイプはクリンチャーに加え、チューブレスレディに対応しているのも大きなポイント。ビードの全周に渡り高密度レイヤーを張り巡らすことでサイドカットを予防すると共にチューブレスレディ化を実現。インナーチューブを使用しないため、快適性、転がり抵抗の低減、軽量化、そしてシーラントを使用することでパンクへの対応力にも優れた効果を発揮してくれる。全方位に渡って性能向上が期待できると言えるだろう。

サイズは700x26C、28C、32C、35Cとオンロードのロングライドに最適な細めのサイズから、軽いオフロードのグラベルライドなどに使用できるワイドタイヤまでをラインアップ。価格は26C、28Cが8,200円(税抜)で32C、35Cが8,700円(税抜)だ。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。

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ピレリ CINTURATO VELO
タイヤタイプ:クリンチャー/チューブレスレディ
サイズ:700x26C、28C、32C、35C
重 量:290g/26C、320g/28C、350g/32C
価 格:8,200円(税抜、26C&28C)
    8,700円(税抜、32C&35C)
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